Zepp Healthさんから、Amazfit GTR Miniをレビュー用に提供していただきました。Miniシリーズで初めてのZepp OS 2.0を搭載したAmazfitブランドのスマートウォッチで、Zepp OSに更に磨きがかかっています。
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どうぞご利用ください。
目次(見たいところからチェック!)
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Amazfit GTR Miniのスペック
カラー | ミッドナイトブラック、ミスティピンク、オーシャンブルー |
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ボディ素材 | ステンレス、プラスチック |
バンド素材 | シリコン |
バンド幅 | 20mm |
タッチスクリーン | 2.5D強化ガラス、指紋付着防止コーティング |
ディスプレイ | 1.28インチ HD AMOLED(326ppi、416×416) |
センサー | BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー(2PD+1LED)、加速度センサー、3軸地磁気センサー、環境光センサー |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 BLE |
バッテリー | 280mAh(リチウムイオンポリマーバッテリー、標準値) |
サイズ | 約42.83 × 42.83 × 9.25 mm |
重量 | 約36.2g(バンド含む) |
対応OS | Android 7.0以降、iOS 12.0以降 |
防水 | 5ATM(50メートル) |
GNSS | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS |
より詳細なスペックは公式サイトをご覧ください。
パッケージ、内容品など
パッケージです。白をベースとした色づかいです。
内容品一覧です。Amazfit GTR Mini本体、説明マニュアル、マグネット式充電器が入っています。
ちなみに、マグネット式充電器はAmazfit GTS 4 Miniと同じものです。
本体、外観など
本体です。Amazfit GTR Miniは薄型軽量・スタイリッシュなのが特徴の1つで、色は3色がラインナップ。ベーシックなミッドナイトブラックに加えて、オーシャンブルー、ミスティピンクという明るいパステルカラーも用意されています。今回提供していただいたのはオーシャンブルーで、ネイビーに近い色をしています。
遊革(留め具)は無く、代わりにバンドに穴が開いています。
本体右上側に1つボタンがあります。ボタンの面にはAmazfitのカメレオンの模様があり、ちょっとおしゃれなデザインになっています。
背面のセンサーはBioTracker™ 3.0 PPG生体工学センサーです。Amazfit GTR 3やT-Rex 2のものと名前が同じですが、全く同じ仕様というわけではなく、フォトダイオード数などが減っています。
Amazfit GTS 4 Miniとの比較
色が明るい方(上の画像では上側)が、過去にレビューしたGTS 4 Miniです。
GTS 4 Miniは側面がアルミですが、GTR Miniはスチールです。また、その表面の仕上げがGTS 4 Miniはつや消し、GTR Miniはつやありとなっています。
ディスプレイ
ディスプレイは、1.28インチ(316×316)のHD AMOLEDディスプレイを採用していて、明るく見やすいです。輝度の無段階調節や自動調節に対応しています。
インチ数がスクエア型ディスプレイを搭載するAmazfit GTS 4 Miniなどに比べて小さいですが、インチが対角線の長さで表されるため小さく思えるだけで、実際の大きさはそこまで大きく変わりません。
晴れの日の昼12時半ごろの直射日光下で見るとこのように見えます(肉眼で見えるように調整済み)。シチュエーションによっては見づらいと感じることもありますが、晴れた日の屋外でも文字盤が見えるくらい明るいディスプレイです。
ディスプレイの周りのベゼルは、薄くは無いが太くもないというくらいです。ハイエンド機種に比べれば見劣りするものの、価格帯を考えれば十分です。
画面配置、操作
操作はタッチで行います。
画面レイアウト
画面配置は、Amazfit GTR 3/GTR 4/GTS 4 Miniなどと同一です。ウォッチフェイスが表示されている状態でボタンを押すと、アプリ一覧画面になります。
ウォッチフェイスを左右にスワイプするとクイックアクセスアプリが表示され、
ウォッチフェイスで下にスワイプすると、コントロールセンターの画面になります。配置などはZepp OS 2.0でほぼ共通なので、詳しく知りたい方はGTR 4の記事も合わせてご覧下さい。
通知
文字盤を下から上にスワイプすると、通知を確認できます。一部アプリ(GmailやTwitterは確認)で、どのアプリからの通知かがアイコンで分かるようになっています。通知は横に全角10文字程度表示でき、一部絵文字にも対応しています。フォントは割と自然ですが、漢字はいわゆる中華フォントです。
スマホ側で通知を確認して消去すると、GTR Mini側の通知も自動的に削除されます。
Amazfit GTR Miniでできること
- 時刻の表示(常時表示画面(AOD)対応)
- 歩数計
- 24時間心拍数計測
- 睡眠モニタリング
- 血中酸素飽和度(SpO2)測定
- 睡眠時の呼吸の質測定(Beta)
- 120種類を超えるスポーツモード
- 座りすぎ通知
- 着信やアプリの通知
- 低血中酸素アラート
- ストレス緩和促進アラート
- アラーム/タイマー/ストップウォッチ
- 天気予報
- 音楽再生コントロール
- ストレスレベル測定
- 心拍数、血中酸素濃度、ストレスレベル、呼吸数をワンタップで測定
- スマホを探す(音を鳴らす)
管理アプリ「Zepp」
他のZepp製品と同様、スマートフォン側のアプリにはZeppアプリを使います。Amazfit GTR 3の記事でもご紹介していますし、かぶる部分も多いので、GTR 3の記事も合わせてご覧ください。
Zepp(formerly Amazfit)-
制作: Huami inc.価格: 無料
ワークアウト記録
自転車で3.5kmほど走って、それを記録してみました。特許技術の円偏波アンテナを採用したGNSS(位置情報測位)は正確で、他の数値も細かく計測できています。
バッテリー持ち
バッテリーは、標準的な使用だと公称値で約14日間の持続をうたいます。
心拍数モニタリング:有効(10分ごとの測定)、血中酸素レベル測定:5回/日、睡眠モニタリング:有効、メッセージ通知:150件/日、着信通知:3回/日、手首を上げて画面点灯:100回/日、画面操作:5分/日、GPSランニング:90分間/週
Amazfit GTR Mini*オンライン限定 –
実際に、
- アシスタントによる睡眠モニタリング/睡眠時呼吸の質モニタリング(Beta)をON
- 10分に1度脈拍測定
- アクティブ心拍数モニタリングON
- 自動ストレスモニタリングON
- 血中酸素自動モニタリングON
- 腕上げで画面点灯(10秒)
- 画面輝度自動調整
に設定し、
入浴時以外着用常時着用、GPSを使用したアクティビティ計測を約120分行って、バッテリー10%以上を10日間以上持続しました。
家にいてアクティビティを計測しなければ、ギリギリ2週間は持続するかしないか、レベルだと思います。薄型軽量を実現するためにバッテリー容量が少なめになっているので、GTR 4などほどは長持ちしませんが、それでも十分長い部類に入るでしょう。
使ってみた感想
Zepp OSを採用しているので、ミニアプリもインストールできます。使用可能なストレージの領域は、いくつかのミニアプリと文字盤をインストールした状態で、約73MBでした。上位機種に比べれば見劣りするものの、正直電卓以外でよく使うミニアプリは現状あまりなく、ウォッチフェイスも大きくて1つ数MBなので、普通に使っていれば足りなくなる心配は無いと思います。
Zepp OS 2.0はなかなか快適で、性能不足を実感するような場面はまずありません(発売すぐなので当然ではありますが)。ただ、チップセットの性能の問題なのか、60fps対応のZepp OS 2.0を搭載しているものの、スクロールなどの滑らかさが低い気がします。特に、「ドージ・マイン」などのなぞって操作するアプリでは、追従性が低く、時々イラッとすることもありました。まぁ、こんな小さい画面でゲームすること自体が間違っているのでしょうけど…
ウォッチフェイスは、スクエア型のディスプレイを搭載したモデルに比べて良いと思えるウォッチフェイスが多く感じました。特にこの文字盤はエレガントで、製品本体のカラーともマッチしていておしゃれです。スマートウォッチで一番目にする画面は、当たり前ですが文字盤なので、こういう基本的な部分が磨かれていると使うのが楽しくなります。
薄型軽量が大きなアピールポイントで、実測値で36.8gとバンド込みのGTR 4よりも約23g軽くなっています。成人男性の私からすると、GTR 3などとの違いを実感することは少なかったです。しかし、もっと筋肉量が少ない方などであれば、睡眠時などより軽さが重要なシチュエーションで違いを感じられるかもしれません。
まとめ
GTR 4を、うまく”ミニ化”させたようなAmazfit GTR Mini。似たコンセプトのGTS 4 Miniと迷うところですが、スタイリッシュさを重視する方はGTR Mini、スクエアで広い画面領域を重視する方はGTS 4 Miniと選べば良さそう。手の届きやすい価格で、スマートウォッチ入門にもおすすめできるモデルです。
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