yeediさんから、新発売の「yeedi Floor 3+」をレビュー用に提供していただきました。3D ToFセンサーを搭載することで、物体認識の精度と速度が向上したロボット掃除機です。ステーションによる自動ゴミ収集、回転モップによる水拭きもできます。
Amazonでの価格は119,800円(3月11日時点)ですが、商品ページには40,000円オフクーポンがあるので実質79,800円です。
目次(見たいところからチェック!)
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yeedi Floor 3+の特徴とスペック
yeedi Floor 3+は5100Paの吸引力を持ち、回転モップで水拭きもできるロボット掃除機です。容量3.2Lの自動ゴミ収集ステーションとセットで、通常利用なら75日に1回程度の回収で済みます。
3D ToFにより高速マッピングが可能で、自分が通れない場所や障害物も自動で回避してくれます。さらにAlexaやGoogleアシスタントとも連携できるので声での操作も可能です。
型番 | YDTX11 |
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接続方式 | Wi-Fi(2.4GHz) |
サイズ | 約350 × 350 × 84 mm |
吸引力 | 最大5100Pa |
バッテリー容量 | 約5200mAh |
最大運転時間 | 約180分 |
水タンク容量 | 約200ml |
公称ノイズ | 約64dB(吸引)/ 約68dB(モップ) |
重量 | 約5.5g(イヤホン片側)、約43.4g(充電ケースのみ)、約54.4g(充電ケース+両イヤホン) |
搭載センサー | 3D ToFセンサー, カーペットセンサー, 落下防止センサー,エッジセンサー |
パッケージと内容物
外箱のまま送られてきました。ゴミを自動回収するステーションがあるため、結構大きいです。
内容物一覧です。ロボット(掃除機本体)、クリーニングベース、自動ゴミ収集ステーション、電源コード、洗えるモップパッド(とモップパッドプレート)、デュアルエラスティックエッジブラシ、ダストバッグ、メンテナンスツール(ブラシ)、取扱説明書、保証書、クイックスタートガイドが入っています。モップとダストバッグは、入っているときからすでに取り付け済みです。
ロボット掃除機本体とステーション
ロボット掃除機本体
ロボット本体は、真っ白のボディにブロンズのボタンが配置された、モダンなデザインです。
ロボットの側面の正面側に付いている、この黒い部分が3D ToFセンサーです。ここから赤外線を照射し、センサーに跳ね返ってくるまでの時間を測ることで、物との距離を計測します。本製品に搭載されているのは3D ToFセンサーなので、立体的に物体を認識できます。
ロボットの裏面です。画像上側が、ロボットの前になります。
ブラシの先が本体から飛び出すように(デュアル)エラスティックエッジブラシがあり、その下に吸い込み口、モップというふうに配置されています。
自動ゴミ収集ステーション
自動ゴミ収集ステーションも、本体同様に純白です。
自動ゴミ収集ステーションの名の通り、ロボットに溜まったゴミを、掃除終了後に自動でダストパックまで吸い上げてくれる機能が付いています。吸い上げ時に空気が漏れないように、この蓋にはゴムが付いています。
掃除機が入る場所には、ゴミ収集用の穴が空いています。
yeediアプリから設定
実際に掃除するには、スマホアプリを入れて設定が必要です。
yeedi-
制作:YEEDI TECHNOLOGY LIMITED価格: 無料
Android/iOS版が用意されているので、Playストアからインストールしましょう。yeediのアカウントを持っていない場合は、アカウント作成からになります。
なお、設定を済ませたあとは、本体のボタンを押すだけで掃除を開始できます。
初期設定では、まずアカウントとロボットとの紐付けを行います。ロボットの上面のカバーを取り外すとQRコードがあるので、それをアプリのカメラで読み取ります。
接続先のWi-Fiのアクセスポイントは、2.4GHz帯に対応したアクセスポイントでなければいけません。5GHz帯のみのアクセスポイントは使えないので注意が必要です。
3D ToFセンサー搭載で高速マッピング・物体回避
ペアリングが完了したら、まず部屋のマッピングが行われます。ここでは、3D ToFセンサーを使って、部屋全体をロボットが回り、部屋の形状を読み取っていきます。私の家は、ロボットには微妙に乗り越えられない段差があるので、今回は廊下だけマッピングしています。
広さにして7m²程度のエリアですが、約2分でマッピングが完了しました。複雑な形の場所ではないのも早さの一因なのだと思いますが、それでも明らかに早いと感じるスピードでマッピングができていました。
マッピングが完了したあとは、できあがったマップを使って
- モップ禁止ゾーン
- 禁止区域
- 部屋分割
を設定できます。部屋の分割はマッピングが終わると自動で行われますが、手動で区切ることもできます。
この3D ToFセンサーは、掃除する際に物体回避をするためにも使われます。3cm以上の物を3D ToFセンサーで認識することで、それを避けて掃除。高さ的にくぐれないような家具の下は、進入して立ち往生しないよう、最初から避けて掃除を行います。
最大5100Paに達する吸引力
本製品は、公称値で最大5100Paに達する吸引力も特徴です。もっと廉価な機種では、吸引力が最大3000Paだったりと、吸引力で一段劣りますが、yeedi Floor 3+ならハイエンドモデルにも匹敵する最大5100Paの吸引力で、ゴミを吸い取ってくれます。
吸引力が強いとバッテリー切れで途中までしか掃除できないのでは?と思われるかもしれませんが、それも大丈夫。自動で掃除を再開してくれる機能もついています。
ゴミを自動で収集!ゴミ捨ての手間を減らせる
本製品には、最近採用機種が増えてきた自動ゴミ収集機能を備えています。3.2Lの容量があるダストバッグにゴミを収集させるこの機能を使えば、ゴミ捨ての頻度を2ヶ月半に一回程度に減らせるということです。もちろん、アプリから自動排出をオフにすることもできますし、通常より頻繁に排出するようにも設定できます。
実際の動作の様子が上記の動画です。ゴミの収集は約10秒で完了します。動作中の音を、スマホの簡易的なノイズ計測アプリで計測してみたところ、約65.4dB程度でした。これは走行中の車内くらいの大きさなのですが、高いキーンというような音がするので、数字以上に大きい音に感じます。ちなみに、掃除機は一般的に60-70dB程度の騒音とされます。
ダストバッグは紙パック式掃除機の紙パックのようなものなので、いっぱいになると捨てる使い捨てタイプです。交換用のダストバッグについては、3月中旬ごろから販売されるとのことです。
Amazon Alexa/Google Homeと連携可能
Alexaアプリから、次の手順でyeediのAlexaスキルを有効化することで、Alexaでyeedi Floor 3+を操作できるようになります。デバイスタブから、デバイスを追加ではできません。
その他→スキル・ゲーム→「yeedi」と検索→出てくる「yeedi」というAlexaスキルを有効化→yeediアカウントでログイン
操作できるのは掃除の開始と停止のみで、細かいことはできませんが、それでも、声で操作できるのは便利ですね。今回は試せていませんが、Googleアシスタントでも連携できるようです。
使ってみた感想
ゴミ収集能力
今回は家の廊下で試してみましたが、大してゴミは無いように見えた廊下でも、実際に掃除させてみると思った以上にゴミが取れて驚きました。これまで意識していなかった汚れに気付かされるほど、しっかり掃除してくれているとは…
物体回避
上記の動画は、進路に立ちはだかってみた様子です。ロボットが物体を認識すると、スピードを落として近づき、その場で角度を変えながらゆっくりと物に当たります。その後、脇を避けていきました。
yeedi Floor 3+の前側にはバンパーのようなものが付いていて、センサーが内蔵されています。それと3D ToFセンサーを併用しながら、わざとゆっくり物に当たることで、しっかりと物の位置を把握するような仕組みになっています。
騒音レベル
各動作時の音量も簡単にチェックしてみました。
吸引力を「標準」に設定した場合は約56.4dB
「最大」が約60.4dB
「最大+」が約63.9dBでした。思ったよりも数値的には差がないかもしれませんが、標準と最大+では、音の大きさ以上に耳につく高い音の大きさが違うので、体感では結構差がありました。最大+だと、一般的なサイクロン掃除機くらいの音がする印象です。
モップ
モップは、正直最初は水ぶきだし…とさほど期待していませんでしたが、モップを付けて掃除してみると、フローリングがつるつるになって驚きました。梅雨などの時期は、カビないようにある程度の手入れが必要ですが、想像した以上にモップがけ機能があるのは良いですね。
まとめ
- 吸い取り+モップがけまで一気にできる
- 3D ToFセンサー搭載で物体認識
- 自動ゴミ収集機能で手間が省ける
- ちょっとお高い
私にとってはこれが初めてのロボット掃除機となりましたが、日常の掃除なら任せてしまえると感じました。モップも、ただ濡らしたパッドを引きずるようなものではなく、モップ自体が回転して汚れを拭き取ってくれて、床が想像以上にピカピカになりました。
割引が無ければ119,800円程度と、安いとは言い難い価格ですが、その分吸引力も強く、しっかりホコリを吸い取ってくれる優秀なロボット掃除機です。