サブ回線として使える格安SIMとau/UQ mobile/ソフトバンクの副回線サービス
通信障害が発生したとき、スマホでの通信ができなくなると困りますよね。そんなときに備えて、サブ回線を持っておくことが大切です。
今回は、KDDIとソフトバンクが発表した副回線サービスと、同じくらい安価に維持できる格安SIMを比較・紹介します。
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サブ回線として使えそうなSIM
初期費用 | 月額料金 | データ容量 | 通信速度 | 回線 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
au/UQ mobile | 副回線サービス | – | 429円 | 500MB | 300kbps | ソフトバンク |
ソフトバンク | 副回線サービス | – | 429円 | 500MB | 300kbps | au |
日本通信SIM | 合理的シンプル290プラン | 3,300円 | 290円 | 1GB | ドコモ | |
mineo | マイそくスーパーライト | 3,740円 | 250円 | – | 32kbps | ドコモ・au・ソフトバンク |
OCN モバイル ONE | 500MB/月コース | 3,733円 | 550円 | 500MB | ドコモ | |
エキサイトモバイル | Fitプラン | 3,733円 | 495円 | – | 200kbps | ドコモ・au |
ロケットモバイル | 神プラン | 3,740円 | 445円 | – | 200kbps | ドコモ |
LinksMate | 100MB | 3,300円 | 517円 | 100MB | ドコモ |
月額500円程度で音声SIMを利用できる格安SIMはこれくらいでしょうか。それぞれについて軽くコメントを付けていきます。
au/UQ mobile/ソフトバンクの副回線サービス
KDDIとソフトバンクがそれぞれ発表した副回線サービスです。どちらもまだ始まってないのでわからないこともありますが、基本的にau/UQ mobileまたはソフトバンクの契約者向けのオプションとなっています。
月額429円でau/UQ mobileならソフトバンク回線の、ソフトバンクならau回線の利用できるSIMを追加できます。通信速度は300kbpsで500MBしか使えませんが、緊急時用と考えれば、まぁこれでも十分でしょうか。
普段使ってる通信サービスのオプションとして契約できるというのが一番のメリットでしょう。また、オプションなので別途初期費用などが必要にならないのもポイントです。
日本通信SIM 合理的シンプル290プラン
日本通信の「合理的シンプル290プラン」は1GB/290円から始まる段階制プランです。いざという時のサブ回線なので、普段は使わなければ290円で済みます。
ドコモ回線しかないので、メイン回線がドコモの場合はサブとして使えないのは注意です。
mineo マイそくスーパーライト
月額250円で通信速度は32kbpsという、かなり割り切ったプランです。32kbpsだとほぼ使いものにならないので音声通話専用で利用するか、サブ回線として普段は寝かせておく利用になります。
通信速度の制限がなくなる「24時間データ使い放題」オプションが198円/回で利用できます。普段は月額250円で維持、いざという時に24時間データ使い放題を198円で使う、という運用になります。
ドコモ、au、ソフトバンクの回線に対応しているので、メイン回線がどこでも大丈夫です。ただしmineoの他のプランと違ってエントリーパッケージなどが利用できないので初期費用が満額かかってしまいます。
OCN モバイル ONE 500MB/月コース
OCN モバイル ONEの500MB/月コースは月額550円で500MB、さらに月最大10分相当の無料通話つきです。ドコモ回線のみ。
格安SIMですがお昼でもそれなりの速度は出ます。ただ通信障害があったときに使うとなると「普段」ではないのでどうなるかわかりません。
エキサイトモバイル Fitプラン
エキサイトモバイルのFitプランは段階制のプランです。高速通信を使わない低速通信の場合は200kbpsで月額495円です。au回線とドコモ回線を選べます。
ロケットモバイル 神プラン
ロケットモバイルの200kbpsで使い放題の神プランは月額445円です。ただしこれはドコモ回線の料金で、会う回線とソフトバンク回線の神プランは1,000円弱します。
LinksMate 100MB
LinksMateは100MBのプランがあり、それが音声SIMで月額517円です。物理SIMの場合は初期費用に送料(沖縄を含む離島2,200円、それ以外は1,100円)がプラスされ、eSIMの場合はeSIM新規発行手数料550円がプラスされます。なかなか初期費用の壁が高いです。
サブ回線として使えそうなのは?
KDDI/ソフトバンクの副回線サービスが月額429円/500MB/300kbpsです。それなら格安SIMのほうが安く済むのでは?と思ったのですがそれほど選択肢はなかったようです。
上に挙げた格安SIMだと、日本通信SIM 合理的シンプル290プランとmineoのマイそくスーパーライト(+24時間データ使い放題)がサブ回線としては良さそうです。どちらも普段使わない間はKDDI/ソフトバンクの副回線サービスよりも安く済みます。サブ回線としてドコモ回線を使いたいひとにもぴったりです。
ただし、これらは新しく契約しようとすると初期費用が3,000円以上かかります。この負担を考えるとauやソフトバンクを契約中の方は副回線サービスを使うほうが契約の面倒もなくていいかなぁ、という気にもなってきます。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。