Googleは3月8日、Android 14のデベロッパープレビュー2をリリースしました。先月リリースされたDP1から、プライバシー、セキュリティ、パフォーマンス、開発者の生産性、ユーザーのカスタマイズがさらに強化されています。
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Android 14 Developer Preview 2
デベロッパープレビューは次期Androidの開発者向けに公開されるプレビュー版です。ここから開発者の意見を聞きつつ改善されていき、また新機能や変更を確認できます。
今回のデベロッパープレビュー2ではいくつかの新しい仕様などが確認できます。
DP1：フォントを200%まで拡大可能に
Android 14ではテキストの表示サイズを200%まで拡大できるようになります。今でも拡大表示は可能ですが、Pixelの場合は130%まででした。
また、Android 14 以降では非線形のフォント スケーリング カーブが自動的に適用されます。これにより、すでに十分な大きさのテキストが小さいテキストと同じ割合で増加することはありません。
DP2：選択した写真へのアクセスと許可
アプリ内でユーザーが画像を選択する際は基本的にOS標準の画像ピッカーを使用することになりますが、何らかの理由でそれを使用できない場合にはアプリがアクセス許可を求めるようになり、ユーザーは選択した写真とビデオのみへのアクセスをアプリに許可できるようになりました。
- すべての写真へのアクセスを許可 : デバイス上のすべての写真とビデオの完全なライブラリが利用可能です
- 写真の選択 : ユーザーが選択した写真とビデオのみが MediaStore 経由で一時的に利用可能になります
- 許可しない : すべての写真とビデオへのアクセスが拒否されます
DP2：バックグラウンドの最適化
Android 14では、アプリの連携方法を最適化し、システムの状態とバッテリー寿命を改善し、エンドユーザー エクスペリエンスを向上させるための努力を続けています。DP2には、Androidのメモリ管理システムの最適化が含まれており、アプリケーションがバックグラウンドで実行されている間のリソースの使用を改善します。
DP2：パーソナライゼーション
システム設定の中の地域設定により、温度の単位や週の最初の曜日などを設定できます。温度の設定は摂氏と華氏のことで、週の始まりも月曜日が良い人もいれば日曜日だという人もいます。
これまでは各アプリ内でこういった設定がありましたが、システムとしてそれらを保存できるようになります。また、この設定はバックアップと復元を通じても維持されます。
このほかにもいくつもの変更点等あります。詳しくはGoogleのページをご覧ください。
Android 14のDeveloper PreviewはPixel 7 Pro、Pixel 7、Pixel 6a、Pixel 6 Pro、Pixel 6、Pixel 5a 5G、Pixel 5、または Pixel 4a (5G) にシステムデータをフラッシュして利用できます。今後のリリーススケジュールは以下の通り。
基本的に開発者向けですが、ベータ版以降はベータプログラムで一般でも試せるようになります。普通の人は少なくともそれまでは待っておいたほうがいいでしょう。