Twitterのもう一つの公式であるTweetDeckが2月7日より新バージョンになりました。新しいバージョンでは複数カラム表示というこれまでの特徴は残しつつ、より通常のウェブ版と近い形になっています。
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新しくなったTweetDeck
新しいTweetDeckが有効な場合、TweetDeckにアクセスすると上図のようなログイン画面になります。なお、ここで従来のTweetDeckに移動してくださいの部分をクリックすれば、旧バージョンのTweetDeckを利用し続けられます。
2/9追記:旧版もログインできなくなったようです。旧バージョンを使っていた人がログイン画面で進まない場合はTweetDeckのCookieを削除してみてください。
新しいTweetDeckもこれまでのバージョンと同じように複数のカラムを同時に表示できます。カラムに設定できるのはホームのほかリストや検索、通知に話題の記事などです。
カラムは数秒ごとに自動更新できるので、ボーッと見てるだけでタイムラインが流れていきます。また、幅や自動/手動更新、メディアのプレビューの大きさなどは各列ごとに設定できます。
これらのカラムの設定は「デッキ」としてまとめられ、さらに別のデッキを作成することで切り替えも可能です。「仕事用デッキ」「趣味の車関係デッキ」「監視用デッキ」など分けても良さそうですね。
公式ウェブと同じように、ホームではトップツイートと最新のツイート(おすすめとフォロー中)を選択可能です。
面白いのは、それぞれカラムとして同時に表示できるところです。「おすすめ」に表示されると「フォロー中」に表示されなくなるといった噂もありますが、新バージョンのTweetDeckではどちらにも表示されているようにみえます。今のところは。
ツイート作成画面は通常のウェブ版と同じ形式です。アンケートの作成もできるようになりました。
残念なのは、複数アカウントを1つの画面に表示できないことです。デッキの設定などもアカウントごとになっており、まずアカウントを切り替えてから全てが始まります。
アカウントを切り替えて気持ちも切り替えることで誤爆は少なくなると思いますが、複数のタイムラインをザッと同時に一覧表示していたいユーザーにはかなり不便になりました。
旧バージョンにも戻せる(今はまだ)
新しいTweetDeckを試してみて、やっぱり以前のバージョンに戻したい場合は、設定から切り替えができます。
左下にあるもっと見るからアカウント→TweetDeckのバージョンと進みます。
ここで終了するまたは終了して新しいTweetDeckへの参加をやめるをクリックすれば、従来のTweetDeckにアクセスできます。
従来のTweetDeckに戻ったあと、新しいTweetDeckに行きたくなったら、一度Cookieとキャッシュを削除してからTweetDeckにアクセスしてみてください。
MarinDeckにも影響
TweetDekが新しくなったことにより、これを見やすく表示するアプリである『MarinDeck』にも影響が出ているようです。
新規にログインしようとすると強制的に新バージョンになるよう
既にMarinDeckを使っていて、問題が起きていないなら、アップデート配信までログアウトしないでください(特にiOS版)下のほうに旧バージョンにするボタンがあるんで、ここを押してからもう一度開くと旧バージョンになるはずです pic.twitter.com/fROxfIsxI2
— さぶうぇいさん (@HiSubway) February 7, 2023
現在表示できてる場合はそのままログアウトせずに使用し、もし利用できなくなってる場合は、ウェブでTweetDeckにアクセスして従来のTweetDeckに移動してくださいをクリックして従来バージョンにすれば利用できるようです。
MarinDeckと同じようにTweetDeckを利用してるアプリは同じようなことが起きるかもしれません。
カラム表示できる公式ウェブ版
今回の新しいバージョンで、TweetDeckもかなり通常のウェブ版に近くなりました。従来のTweetDeckを使っていた人は複数アカウントを一度に表示してた人も多いでしょうし、今回のアップデートは不満な方も多そうです。
個人的には、今まではまったく別物だったTweetDeckが、カラム形式は継承しつつも本当の公式で作り変えられた、という印象です。これまでのTweetDeckはもう消えるのでしょうね。
うーん…Twitter、どうなるんでしょうね…。