Twitterは現地時間1月19日、開発者利用規約(Developer Agreement)を改定しました。この変更により、Twitterアプリの代替または類似のサービス・製品を作成の禁止が追加されました。
つまり、Twitterアプリの代わりになるようなサードパーティー製アプリが正式に禁止になったということです。
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これまでの経緯
2023年1月13日、複数のサードパーティー製Twitterアプリが利用不可の状態になりました。これは世界中で起きており、その原因や理由はTwitter側からは正式に発表されることがありませんでした。
そして18日になると、ようやく@TwitterDevが「Twitter は、長年の API ルールを施行しています。その結果、一部のアプリが動作しなくなる可能性があります」とコメントを出しました。
しかしこのルールのどこに抵触しているのか、どのアプリが対象なのかは具体的には明かされませんでした。
そして日本時間の1月20日になって開発者利用規約の改定で、Twitterアプリの代替アプリが禁止されました。ルールの改定と措置の時系列がおかしくないか?とは思うのですが、このとおりです。
改定された開発者利用規約
上記のページに開発者利用規約が公開されており、更新日は2023年1月19日です。この中で以下の項目が問題となっています。(一部略)
II. Restrictions on Use of Licensed Materials
A. Reverse Engineering and other Restrictions. You will not or attempt to (and will not allow others to) (略) c) use or access the Licensed Materials to create or attempt to create a substitute or similar service or product to the Twitter Applications;
Developer Agreement – Twitter Developers | Twitter Developer Platform
これはライセンス対象物の使用制限についての制限について書かれた部分で、c)の部分をDeepLで翻訳すると以下のようになります。
c) ライセンス対象物を使用して、Twitterアプリケーションの代替または類似のサービスまたは製品を作成すること、または作成を試みること。
Twitterアプリケーションの代替となる製品というのは、つまりTwitterのようにタイムラインを表示できてツイートを投稿できるサードパーティー製アプリです。API自体がなくなるわけではないので、代替となるようなアプリでなければ問題ないようですが…。
なお、この新しい規約は日本語版では(記事執筆時点では)まだ反映されていません。
署名を募集中
今回のサードパーティー製アプリ締め出しに対して、署名運動が始まってます。
今回の規約改定より前からのものですが、気になる方はチェックしてみてください。