Galaxy Z Fold3 5Gの購入から1年。実は展示機以外でSペンに触れたことがありませんでしたが、ようやくSペンとFlip Cover With Penを入手したので気づきをまとめました。
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S Pen Fold Edition
Sペンを知らない人のためにザックリと説明すると、Galaxyシリーズ用のスタイラスペンです。これを使って操作したり、手書きメモを作成できます。
Fold用のものは「S Pen Fold Edition」となっており、NoteシリーズやS22 Ultraのペンと互換性がないため注意が必要です。
さて本題に入りましょう。サイズ感としては、一般的なペンと比較してちょっと小さいくらい。それでも扱いづらいことはなく、普通に使えてしまいます。
以前使用していた、Xiaomi Pad5(11インチ)は大画面でしたから、広々とスペースを気にせずに書けました。Z Fold3は画面サイズが小さいので、大画面に慣れているとうまく書けませんでしたが、1週間くらい使っていると慣れてきます。大画面タブレットとペンに慣れている方だと、使い始めはうまく書けないかもしれません。
筆圧検知にも対応しており、ペンにかける圧によって線の太さが変わります。ペンに力を入れると線が強調できて便利です。絵を描く人はフル活用できそうですが、筆者のようにメモを取るだけの使い方だと宝の持ち腐れ感がしてしまいます。
ペンを画面に近づけた状態でサイドボタンを押すと「エアコマンド」と呼ばれるショートカット一覧が表れます。ここには任意のアプリやショートカットを配置でき、サッとメモを取りたいときに便利です。
ケースの左側が出っ張っているのはそういうことか
「Flip Cover With Spen」は手帳型ケースなので、本体を覆う、パカパカしている部分がはみ出てしまいます。これでは文字入力がやりにくくて仕方ありません。Sペンを収納できたとしてもこれでは本末転倒に感じました。
最初こそはそんなことを思っていましたが、Sペンと組み合わせると真価を発揮します。というのも、通常のケースだと文字を書いている時に書いていない側の手(右利きなら左手)がつい画面に触れてしまいがちです。
ところが、カバー部分が画面からオーバーするおかげで指が画面に干渉せずに済みます。「あぁ、ケースの左側が余分にあるのはそういうことか」と思わず感心してしまいました。
そのぶん文字入力はやりにくくなりますが、Sペンをサッと取り出せるのは便利に感じました。どちらを優先するかは人によりますが、文字入力をガッツリせず、Sペンが必需品な方にとっては手放せなさそうですね。
…ただ、左利きの人にとっては、あまり意味がないかもしれません。
また、ペンの収納部分に指をかけると本体を安定して持てます。
収納部分は着脱可能で、上にスライドすると外れます。
フレキシブルモードがやや使いやすく
フレキシブルモードで使用すると下半分の画面もやや斜めに角度がつき、PCのキーボードを使う感覚でローマ字入力がやりやすくなります。慣れは必要ですが。
大きく変わったわけではないが、ペンで文字を書けるのは地味に便利
筆者の用途だとSペンが来たことによって大きく変わったことはありませんでした。でも、小さな変化は明らかにあって、人の話を聞いている時に図形などを描いてメモが取れるのが便利です。
Sペンは筆者にとって必需品ではないのですが、やれることの幅は確実に広がりました。図を書く方や、絵を描く方にとっては革命レベルの商品かもしれません。