Blackviewの安価なタフネススマホ「Blackview BV7200」をレビュー用に提供していただきました。
防水・防塵・耐衝撃性能が高いタフネススマホで、背面中央に通知ランプがあるユニークなスマートフォンです。
AliExpressでは11月13日まで11.11セールを開催しており、BV7200もセール対象となっています。日本円でだいたい24,000円程度となります。
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概要と外観
Blackview BV7200はアウトドアなどに強いタフネススマホです。防水防塵はもちろん、耐衝撃性能も高く、1.8mの高さから落としても大丈夫なのだとか。
基本性能としては、6.1インチのディスプレイにMediaTek Helio G85、6GBのRAMと128GBのストレージを搭載します。エントリークラスかその少し上といったところですね。
全面の画面周りに緑のラインが引かれています。光ったりはしません。このカラーはグリーンの他にオレンジとブラックがあります。
ラインは背面にも。全体的にタフネススマホらしいデザインで良いですね。
側面はアルミニウム合金製のフレームで覆われ、それを留めるビスがカッコいいです。右側面には音量ボタンと電源ボタン。
左側面にはSIMスロットとサイドキー(PTTボタン)があります。
上川には特に何もなく、下側にフタ付きのUSBポートとスピーカーがあります。
背面の下の方にはストラップを付けられます。
USBポートはフタ付きです。アウトドアでたっぷり使うためには、あると安心です。
SIMスロットは爪でも開けられますが、一応取り出しツール(ピンではない)も付属します。nanoSIM×2で、片方はmicroSDカードと兼用です。
重量はスペック上で288g、実測で292gと、なかなか重量級です。
スペックとパフォーマンス
Blackview BV7200のスペックは以下の通り。
OS | Doke-OS 3.0 ( Based on Android 12) |
---|---|
CPU | MediaTek Helio G85(MT6769Z) |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
外部メモリ | microSDXC (最大1TBまで) |
ディスプレイ | 6.1インチ 720×1560 (HD+) 19:9 IPS |
メインカメラ | 50MP + 8MP Ultra-wide with Macro f1.8 |
フロントカメラ | 8MP f2.2 |
バッテリー | 5180mAh |
サイズ | 約165.3 × 81.6 × 16 mm |
重量 | 約288g |
生体認証 | 指紋、顔 |
防水防塵 | MIL-STD-810H & IP68 & IP69K |
SIM | nanoSIM ×2 |
対応バンド | 2G 2/3/5/8 3G WCDMA: B1/B8 4G TDD: B40 FDD: B1/B3/B7/B8/B20 |
ベンチマーク
AnTuTu Benchmark(v9.4.4)での結果は3回の平均で254,450点。3回連続でテストしてもポイントは大きくは下がリませんでした。25万点というのは、Snapdragon 480を搭載したAQUOS wishやXperia Ace IIIよりも少し下、といったところです。
ほか、Geekbench 5がシングルで344点、マルチで1,300点、3DmarkはWild Lifeで727点、PCMarkのWork 3.0 performanceは6,959点でした。
似た点数のほかのスマホと比べると以下の通り。
SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | PCMark | ||
---|---|---|---|---|---|---|
RAM | Single | Multi | ||||
Blackview BL8800 | Dimensity 700 8GB |
363340 | 530 | 1605 | 1098 | 8224 |
AQUOS wish | SD 480 4GB |
285207 | 502 | 1466 | 978 | 6578 |
Blackview BV7200 | Helio G85 6GB |
256183 | 344 | 1300 | 727 | 6959 |
Blackview Tab 13 | Helio G85 6GB |
255334 | 344 | 1239 | 762 | 6553 |
Unihertz Jelly 2 | Helio P60 6GB |
192071 | 299 | 1450 | 647 | 7094 |
- GeekbenchはCPUの性能を、3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
そのほか、当サイトでレビューしてきた端末のベンチマーク結果は以下のページにまとめています。こちらも参考にどうぞ。
実際に使ってみると、ベンチマークのスコアの割にはしっかり動いてくれます。明らかな引っかかり等はなく、大きな不満はないくらいに動作します。
さすがに重いゲームをプレイするには適しませんが、サブスマホとしてアウトドアなどの限られた時間で利用するには十分です。まぁ、ソフト的な重さよりもハード的な重さのほうがネックになると思います…。
背面ランプ
Blackview BV7200の背面には水・埃・衝撃のような3つのアイコンのランプが搭載されています。防水・防塵・耐衝撃に関連した通知なのかな?と思いがちですが、違います。
ここは充電中や着信があったときに光るという、ただの通知ランプです。アイコンは飾りで、すべて一緒に光ります。一応設定で、光る条件を変更できます。The Sound moves with meというのは、音楽再生中に様々な色に移り変わって光る機能です。
背面に通知ランプがあるというのは面白いですが、あまり活かしきれてないかな、というのが正直なところ。
サイドキー
Blackview BV7200の左側面に搭載されているサイドキーには、アプリの起動のほか、7つの機能を割り当てられます。1クリック、ダブルクリック。長押しにそれぞれ割り当てられるので、合計6つの機能を持たせられます。
- 音声録音開始
- フラッシュライト
- スクリーンショット
- 水中カメラ起動
- PTT起動(Push To Talk、トランシーバーのようなもの)
- SOS発信
- ゲームモード起動
また、水中カメラ起動時はこのサイドキーがシャッターボタンとなります。
カメラ
Blackview BV7200の背面カメラはメインの50MPカメラのほか、8MP/117°の超広角カメラを搭載します。
いくつか実際に撮影した写真を掲載します。
印象よりもちょっと色が淡くなってるような。川に落ちた葉が、もう少し紅かったと思います。
同じ場所から超広角で。
晴れた空の下ではくっきりと。
夜は、まぁ得意とはいえないですね。一応は明るくなりますが、最近の他のスマホの夜間カメラに比べると…。ただ雰囲気は出ます。
夜に超広角を使うとけっこう色が変わります。
ノイズも含めて、雰囲気はあります。
バッテリー
Blackview BV7200のバッテリー容量は5180mAhです。画面の輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで13時間24分でした。これは他のスマホと比べても良い方で、Pixel 6aなどと似たようなものです。
充電は9V/2Aで最大18W充電が可能です。最近のスマホとしてめちゃくちゃ早いわけではありませんが、十分に急速充電です。なお、ケーブルを繋げばほかの端末をBV7200で充電することもできます。
Blackview BV7200の良かったところイマイチなところ
Blackview BV7200をしばらく使ってみての良かったところ、イマイチだったところをまとめます。
- 防水・防塵・耐衝撃
- タフネススマホらしいデザイン
- 思ったよりも使える性能
- バッテリー持ちが良い
- 安価に買えるタフネススマホ
- デカくて重い
- 背面ランプの意味
- 夜のカメラ性能
さすがにメインで使うには性能不足で重さもあるので難しいです。ただ「タフネススマホ」というコンセプトはハッキリしているので、アウトドア活動時にサブとして使いたい(メイン端末はザックの中で、野外ではBL7200を使う)のなら、十分に役割を果たしてくれそうです。
また、バッテリー持ちが良いのもGoodなポイントです。これだけ持つのなら、1日の山遊びには十分ですし、ケーブルで繋げば他のスマホを充電もできます。
背面ランプについては、アイコンが逆に誤解を生みそうなのもありますし、もう少しアイデアがあると良かったな、と思います。
まとめ
Blackview BV7200は比較的安価に購入できるタフネススマホです。アウトドアで使うようにサブスマホが欲しいけど、そこまで性能は必要ない、なるべく安く済ませたい、という人にはちょうどいいスマホです。
アウトドアで自分に必要な機能はなんなのか、よく考えて選びたいですね。十分に選択肢に入ると思いますよ。
AliExpressでは11月13日まで11.11セールを開催しており、BV7200もセール対象となっています。日本円でだいたい24,000円程度となります。この機会にどうぞ!