ここ1〜2年で勢いを増している折りたたみスマホ市場、ガジェット好きにはあえて「フォルダブル端末」と呼ぶべきでしょうか。筆者もガジェット好きで「Galaxy Z Fold3」を愛用しているのですが、専用ケースがあまりにも少ないです。
それだけではなく、折りたたみスマホは「ヒンジと呼ばれる角度を調整する部分が稼働」するため、ケースも角度に応じて動かなければいけません。ところが、大半のケースがヒンジを覆わず、覆ったとしても本体の角度とは連動せず、あくまでヒンジの上から被せるものばかりです。
しかし、今回紹介するSpigenの『スリム・アーマー Pro』はヒンジと連携して稼働し、仮に落としたとしても、ヒンジへのダメージを最小限に抑えてくれます。
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スリム・アーマー Proは堅牢で高級感がある
スリム・アーマーProはTPU+PCの二重構造でなおかつ、米軍MIL規格を取得しています。流石Spigenのケースといったところ。かなり堅牢性があり、タフそうです。
一応、Spigenを知らない方に説明すると「丈夫なケース」を主に作っています。実際に筆者もこれまでに何個か装着していましたが、強い衝撃を与えても本体とケースに傷がなかったりで「頑丈なケースを作るメーカー」の印象です。
また、聞いた話によればSpigenのケースは他のケースよりも劣化しにくいとか。筆者は半年や数ヶ月でスマホを買い替えてしまう重度のガジェット好きなので長い年月をかけて検証したことはないのですが…。たしかに、ケースの質感を見る限りでは、黒なこともあり、深い傷をつけない限りは劣化が目立つことはなさそうな気もします。
ケースを装着しても高級感を損ないません。というか、国内盤にせよ海外版にせよ、ロゴが本体下部に配置されているのは顔みたいでなんかかっこ悪い。むしろシンプルなケースを着用することでより高級感が増します。
Spigenのケースはゴツいものもあるのですが、タフネス感が強すぎないのはGOODです。とはいっても、これでもゴツさはありますけどね。
ヒンジ部から見ると(写真ではわかりにくいかもしれませんが)かなりゴツいです。Spigenのロゴが手裏剣で、どこか巻物っぽく感じますね。
開くとヒンジを保護する部分が盛り上がります。わずかに違和感があるものの、キレイに纏まっていて開いたときのデザインも良好です。
ケースによってはタフさを求めるあまりワイヤレス充電が使えなくなるものもありますが、しっかりと使えます。機能面を損なわないのはいいところです。
開いたときの片手操作をアシスト
この使い方を意図して設計されたのかはわかりませんが、ヒンジの出っ張りに指を引っ掛け、スマホリングやMoftのように使えます。
日本ではフリック入力が主流なので、こういった使い方ができるのは本当にありがたいです。Moftやリングの装着もアリですが、筆者としてはケース1つで完結させたくて。
短所あり、カバーディスプレイ左端の反応が悪くなる
短所として、カバーディスプレイ左側の反応が悪くなります。左から右(→)へのスワイプは受け付けず、またQWERTY(PC配列)での入力時「Q」や「A」の反応が悪く指先でうまく操作しなければいけません。少々不満な点ではありますが、ケースの機能性を考えれば割り切れますし「One Hand Operation+」をPlayストアからインストールすれば普段の操作感で使えるようになります。
堅牢性、使いやすさ、デザイン、どれをとっても不満なし
Z Fold3ユーザーが堅牢さを重視したケースを検討中ならば、入手性を加味してもこのケース1択ではないでしょうか。ただし、Sペンの収納には対応していないことから、Sペンユーザーにとっては物足りないかもしれません。
筆者はこのケースで大満足しており、しばらくはこれでいいかなぁといったところです。高級感もあるし、ヒンジまで保護してくれるのはまともにありませんからね。
ただ、価格はAmazonで8,990円(執筆時点)ではかなり高め。プライムデーやタイムセールの時を狙うと安く買えるので気長に待ってみるといいかもしれませんね。