Nothing Phone (1)発表!Snapdragon 778G+搭載、Nothing OSと独特なデザインが特徴的なスマートフォン!日本では8月発売予定

イギリスのNothing Technologyは、日本時間7月13日0時から新製品発表会を開催し、予告していたスマートフォン「Nothing Phone (1)」を発表しました。Snapdragon 778G+を搭載したミドルレンジクラスのスマートフォンで、現地価格は399ポンドからです。日本では、8+256GBモデルが69,800円となっていて、少し遅れて8月に発売される予定です。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

Nothing Phone (1)の概要

Glyph Interface

Nothing Phone (1)を一目見て、まず目を引くのが背面のLEDです。これはスクリーンタイムを最小限に抑えるための新しいコミュニケーションツールである「Glyph Interface」で、900個のLEDで構成されています。光のパターンは様々な種類があり、着信先やアプリの通知、充電状況などを知らせてくれます。着信音に個別の連絡先をペアリングするだけで、それぞれユニークなGlyphパターンで設定ができるため、通知を見逃すことがない、と謳います。

Flip to Glyphという機能もあり、背面のGlyph Interfaceを上にしてNothing Phone (1)を置くと、通知音がオフになり、照明だけで通知されるようになります。

Glyph Interface以外の背面デザイン

Glyph Interface以外にも、Nothing Phone (1)は、ユニークなデザインの透明な背面が特徴です。100%リサイクルアルミニウムで作られたフレームと、プラスチック部品の50%以上にバイオベースまたはポストコンシューマーリサイクル材料が使用されていて、これは業界トップクラスの割合だとしています。

両面にConing Gorilla Glass 5が使用されていて、堅牢性もバッチリです。

Android 12ベースのNothing OS


Androidのベストのみを提供するというNothing OSには、ブロートウェア(使わないのにストレージを専有しているソフトウェアの通称)は無いとアピールされています。純粋にスピーディーでスムーズなユーザーエクスペリエンスを提供すことを謳い、ハードウェアとソフトウェアは、ウィジェット、フォント、サウンド、壁紙など、すべて自社でデザインされ、統一されたビジュアル言語を使用しているとのことです。

オープンであることも特徴で、追加アプリなどが無くても、AndroidなのにAirPodsのバッテリー残量が分かるのだとか。この他、テスラの車の解錠などもできるということです。その他のサードパーティブランドの統合は、近日中に発表の予定です。

NFT Gallery(ウィジェット)で、NFTコレクションを表示すると、Nothing Phone (1) のホーム画面から直接フロアプライスを追跡できるとします。

カメラ


カメラは最近のAndroidスマートフォンでは少数な2眼構成。まぁ、ミドルレンジクラスのスマートフォンであれば、実用的でない解像度のカメラが余分に付いていることも多いですし、発表会でもCarl Pei氏がその点を指摘していました。

メインの広角カメラが50MPのSONY IMX 766、114°の超広角カメラが同じく50MPのSamsung JN1となっています。IMX 766はOPPOの過去のハイエンドモデルFind X3 Proでも使われたものですし、ハードウェア的な懸念点は少ないと言えそうです。

暗い場所では、先述のGlyph Interfaceをフルに点灯させることで、リングライト代わりにもなります。

SoC

SoCにはミドルレンジ(ミドルハイ)のQualcomm Snapdragon 778G+を採用。消費電力とパフォーマンスのバランスが最も良いのが理由だそうです。その他、メモリはLPDDR5、ストレージはUFS 3.1でしっかりハイエンド並の性能を確保しています。

価格

価格は、現地価格が8+128GBモデルで399ポンド、8+256GBモデルが449ポンド、12+256GBモデルが499ポンドとなっています。日本での価格は、8+256GBモデルが69,800円と発表されています(※7月13日時点)。12+256GBモデルは、晩夏発売となっています。

その他の価格や詳細な発売日、販売方法は後日発表されるとのことです。続報を待ちましょう。

ちなみに、アップデート保証として、3年間のAndroidアップデートと、4年間2か月に1回のセキュリティパッチが提供されます。地味に嬉しいポイントです。

Nothing Phone (1)のスペック

OS Nothing OS(Android 12ベース)
SoC Snapdragon 778G+
RAM 8/12GB(LPDDR5)
ストレージ 128/256GB(UFS 3.1)
ディスプレイ 6.55インチ AMOLED, 2400×1080, 60〜120Hz対応, HDR10+
メインカメラ 5,000万画素広角(IMX766,OIS,EIS)+5,000万画素超広角(Samsung JN1)
フロントカメラ 1,600万画素
バッテリー 4,500mAh
充電仕様 33W PD3.0有線充電+15W Qiワイヤレス充電+5Wリバースワイヤレス充電
サイズ 約159.2 × 75.8 × 8.3 mm
重量 約193.5g
生体認証 画面内指紋認証、顔
防水防塵 IP53
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax、デュアルバンド、Wi-Fi Direct、ホットスポット
Bluetooth Bluetooth 5.2
対応バンド 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78
4G:FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
4G:TDD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B66
3G:UMTS(WCDMA):B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G:GSM:850/900/1800/1900
4×4 MIMO、5Gデュアルモード(SA,NSA)
その他 NFC対応(FeliCa不可)、3年間Android アップデート保証、4年間2か月に1回のセキュリティパッチ保証

参考情報

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
でじぃ
病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
⇨でじぃの記事一覧