1MORE INTERNATIONAL LIMITED様から「ComfoBuds Mini」をレビュー用に提供していただきました。この製品は「寝ながらでも快適に使える」ことを想定されている超小型イヤホンで、いわゆる「寝ホン」と呼ばれるものです。
実際にしばらく使って、得られた体験をシェアする「体験レビュー」をお届けします。
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小型で邪魔にならない、つけ心地も快適
卵よりもやや小さいケースはカバンのなかに入れても邪魔になりません。
初回起動時は自動的にペアリングモードに切り替わるため、これといった操作は必要なく、スマホ側の「Bluetooth」から設定「ComfoBuds Mini」を選択すれば接続完了です。
イヤホン本体は無くすのではないかと不安になってしまうほど小型です。ワイヤレスイヤホンは「着けている感覚」がどこかありますが、「ComfoBuds Mini」だとその感覚をあまり感じません。本体サイズが小さいからでしょうか。
実際に着けてみるとかなりコンパクトであまり存在感がありません。とはいっても、筆者が使用しているレッドカラーは主張が強いので目立ちますけどね。
ノイズキャンセリング・外音取り込みなど、各操作をイヤホンから
ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの各操作をイヤホンから行えます。
たとえば、外にいる時に「周りの音がちょっとうるさいな…」と思うかもしれません。そんなときには「イヤホンを3秒ほど長押し」するだけでノイズキャンセリングが有効になり、周りの音を抑えてくれます。ただ、そこまで強力ではないかな?といった印象です。
周りの音を抑えるだけではなく、取り込むこともできます。イヤホンは外したくないけど、外の音を聞かなければいけないシーンもありますよね。そんなときには、ノイキャン有効状態で「3秒間ほど長押し」すると、外音取り込み機能が有効になります。
筆者としてはノイズキャンセリングよりも外音取り込み機能の方が好きでよく使っています。外の音を取り込むと開放感があっていいんですよね。逆に、ノイズキャンセリングは窮屈な感じでちょっと苦手です。とかいいつつ、どちらも使っています。
専用アプリからは様々な調整が可能
専用アプリからは「バッテリー残量」「ノイズキャンセリングと外音取り込み機能の調整」「好みの音に調整」などができます。バッテリー残量ではケース、イヤホン本体のバッテリー残量をみることができ、充電のタイミングを逃しません。
ノイズキャンセリングの強さを調整できます。場面に応じて切り替えられるのは便利です。
イヤホンをタップして再生を停止するといった、本体の操作設定も変更できます。筆者はデフォルトで使用していますが、3回タップでノイズキャンセリングを有効にする配置に変えてもよさそうです。
Sound IDで好みの音に
アプリ内のSound IDをつかえば「自分が好きな音」に調整できます。ひらたくいえばイコライザーをより直感的にした機能で、音源を聴きながら「どちらのほうが好みですか?」という提案をされて、より好みの音(AかB)を選択していくことで「自分の好きな音」に仕上げるといったもの。
イヤホンなどの音響機器は「メーカーのチューニング」に依存しがちです。もしも音を変えたいのならば、イコライザーから音を調整する必要がありました。イコライザーからの調整はやや知識を必要とし、誰でも気軽に行えるものではありません。しかし、「Sound ID」を使えば「誰でも簡単に」調整できます。
目が冴えない!落ち着く音質!
寝ホンなだけあって、全体的に落ち着く音質をしています。ドンドンシャリシャリといった派手な音作りではなく、ロックを聴いても激しさを感じません。低音なども軽めです。
アプリからリラックスできる音を聴ける
専用のアプリからリラックスできる音源をダウンロードして聴けます。たくさんの種類があり、6つまで保存可能です。
筆者は「小鳥のさえずりや虫の音」が聴こえる「Field」が好みです。夕方?の静けさといいますか、それが落ち着きます。
着けたままゴロゴロとしてみた
2時間くらい着けたままゴロゴロとしてみました。物によっては、横向きになると耳にあたって痛くなってくるんですよね。ところが「ComfoBuds Mini」は小型だからか横向きで寝ても「耳を強く圧迫」しない限りは痛みを感じません。
イヤホンを着けた状態で横になっていると圧迫されて痛みを感じがちですが、痛みを感じないのは小型ならではの利点です。
また、装着感も良好で耳から外れにくく快適です。実際にイヤホンを着けたまま寝てみたところ、起きたときまで外れていませんでした。
筆者は音楽を聴いても眠くなることがほぼ無いので「眠くなるような音」かは正直わかりません。ただ、全体的にまったりとしているため、人によっては「リラックスできる」ように感じました。
それはさておき、筆者的にはバラエティ番組のような「シーンの描写が濃くない」動画を寝ながら見る時に合います。細部にこだわらず、全体をみるような映像コンテンツ(アニメだと日常系)とは相性がいいように感じました。そういったコンテンツで音が良すぎると、生々しさが増してなんか違うんですよね。リアリティを求めていないというか。毛色が違うというか。
音質の「良さ」や機能面ではなくて、リラックスの体験に特化したおもしろさ
しばらく使ってみて、「音質のよさ、女性ボーカルと合う、低音が出る」のような方向で勝負せず「睡眠/リラックス」といった体験に特化しているのは面白いと感じました。
似たようなコンセプトの有線イヤホンは何回か見かけましたが、有線だと電池切れを気にしない反面、取り回しが悪いんですよね。
でも、技術が進んだことで、小型でもバッテリー持ちが改善され、ノイズキャンセリングや外音取りこみ機能なども搭載できるようになりました。正直、オーディオにこだわっている筆者が言えたことではないのですが、寝る前はこの音がいい!などのこだわりがない限りは「ComfoBuds Mini」で満足できるように感じました。もちろん、普段使いにも向いていますよ。