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OCN モバイル ONEのバッテリー消費が明らかに改善!プライベートIPアドレスに変更で

OCN モバイル ONEは6月6日よりプライベートIPアドレスによる接続を提供開始しました。ユーザーの間ではこれによりバッテリー消費の問題が解決するのでは?と言われていました。

当サイトでも実際にOCN モバイル ONEのSIMを使って、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスでバッテリー消費に差があるのか、確かめてみました。結論から言えば、明らかな差が確認できました。

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OCNモバイルONEのバッテリー消費問題

以前から「OCN モバイル ONEのSIMを使うとスマホのバッテリー消費が激しい」と言われていました。当サイトでもその噂を確かめるために実際に試してみたところ、他の格安SIMと比べて差があることを確認しました。

このバッテリー消費の原因が「OCNモバイルONEはグローバルIPアドレスだから」と言われていました。そこで今回の変更により、これが解決するのでは?と言われていたのです。

実際に確かめてみた

そこまで詳しい検証でもありませんが、OCN モバイル ONEのSIMでグローバルIPアドレスの状態とプライベートIPアドレスの状態でそれぞれ20時間ほど放置して、その間にどれだけバッテリーを消費するのか確認しました。

使用端末:Pixel 5
アプリ:Battery Mix、Battery Widget Reborn、Battery Log
実験方法:14時から22時までWi-Fiオン、22時から翌10時までWi-Fiオフ、合計20時間放置

結果

わかりやすく、Battery Mixのグラフをご覧ください。

左:グローバルIPアドレス 右:プライベートIPアドレス

グローバルIPアドレスだと20時間で100%→86%、プライベートIPアドレスだと100%→99%でした。Wi-Fiのオンオフは特に影響してなさそうです。

え…ここまで違うの?ていうかプライベートIPアドレスだとまったく減ってないじゃない。Pixel 5 優秀…。

ここまで明らかな差が出るとはちょっと予想外でした。しかし以前の実験でもPixel 5a (5G)でIIJmioだと100%→96%でOCNモバイルONEが100%→84%だったので似たようなものですね。

Twitterでも、同じように検証したり、体感としてバッテリー消費が減ったという声が聞こえます。

特別な理由がない限りプライベートIPアドレスの方が良さそう

これだけバッテリー消費に差があるのなら、普通の人はプライベートIPアドレスで使用したほうが良さそうです。グローバルIPアドレスには、もちろんその良さもあり、何らかの理由でそれを使う人もいます。なので(プライベートIPアドレスに統一ではなく)選択できるのは良いですね。

プライベートIPアドレスに変更する方法

現状でOCN モバイル ONEはデフォルトがグローバルIPアドレスです。スマホに元々入ってるAPN設定も、OCN モバイル ONEはグローバルIPアドレスのものです。これをぷらいべーとIPアドレスでの接続に変更するには、APN設定を変更します。

アクセスポイント(APN)設定
グローバルIPアドレス プライベートIPアドレス
名前 任意の表示名(OCNなど)
APN lte.ocn.ne.jp ocn.ne.jp
ユーザー名 mobileid@ocn
パスワード mobile
MCC
(または携帯国番号)
440
MNC
(または通信事業者コード)
10 または13
認証タイプ [CHAP]を選択(推奨)
APNプロトコル [IPv4]を選択

※「新コース以外」の場合のAPNは「lte-d.ocn.ne.jp」

APNをlte.ocn.ne.jpからocn.ne.jpに変更、つまり最初のlte.を削ればいいだけです。簡単ですね。


これでOCN モバイル ONEで大きな問題とされていたものが解決されました。OCN モバイル ONEは通信速度も他に比べ速いですし、ますますオススメできる格安SIMになりそうです。

OCN モバイル ONE
公式サイトはこちら >

参考情報

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