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Black Shark 4 Pro日本版レビュー:マグネティックトリガーでゲームも快適!迫力のサウンドがゲームを盛り上げるゲーミングスマホ!

Black Shark 4 Proの日本版を、株式会社ビーラボさんからレビュー用に貸していただきました。先日お届けした開封の儀とファーストインプレッションに続き、今回は「本丸」のレビューです。長いので、お忙しい方は目次から飛んでください。

海外に比べ遅れての投入となったBlack Shark 4 Proですが、その実力やいかに。

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Black Shark 4 Pro(日本版)のスペック

OS JOYUI 12.8(Android 11)
SoC Qualcomm Snapdragon 888
RAM 12GB(LPDDR5)
ストレージ 256GB(UFS3.1)
ディスプレイ 6.67インチ, 2400×1080, 144Hz, Samsung E4 AMOLED(FHD+,394ppi)
メインカメラ 6400万画素広角+800万画素超広角+500万画素マクロ
フロントカメラ 2000万画素
バッテリー 4500mAh(120W有線急速充電対応)
サイズ 約76.3 × 163.8 × 10.3mm
重量 約220g
カラー Xシャドウブラック、無地コスモスブラック
その他 IPX2防水
モバイルネットワーク 5G:n1/n3/n8/n28/n41/n77/n78/n79
4G:FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28
4G:TDD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41(2496-2690 194MHz)/B42
3G:WCDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2✕CA、3✕CA、4✕CA、5✕CA; EN-DC
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6E)
2×2MIMO、MU-MIMO、WiFiディスプレイ、WiFiダイレクト、Wi-Fiホットスポットをサポート
SIM SIM1:5G NR SA&NSA/TDD LTE/FDD LTE/WCDMA/CDMA/GSM
SIM2:5G NR SA&NSA/TDD LTE/FDD LTE/WCDMA/CDMA/GSM
3G回線による同時待ち受けはできません。また、5G回線を利用する場合は、現時点ではシングルSIMの場合のみ利用できます。(※Glimpseのページにはこうありますが、自己責任になりますが私の環境ではデュアルSIMでも5Gの利用ができました。)

各種ベンチマークスコア

今回は、Antutu Benchmark V9.3.7、GeekBench 5、3DMark、PCMark for Android Benchmarkでベンチマークを行いました。テストは全てクーラーなど無しの端末単体で行っています。また、後述するSHARK SPACE 4.0で、GeekBench 5をリストに入れ、パフォーマンス最優先に設定し、テスト結果に差があるかどうか確かめてみましたが、特に誤差以上の変化は見られませんでした。

Antutu Benchmark V9.3.7



Antutu Benchmarkでは、テストを3回連続で実行しました。

最初のテストでは822,108点、2回目810,909点、3回目806,556点でした。最大52.1℃に達している3回目のテストでも、以前レビューしたXiaomi MIX 4よりも点数が出ています。

テスト中は、1回目からかなり発熱していて、3回目となると熱くて持てないレベルでした。Black Shark 4 Proのフレームは金属製なので、背面以上にフレームが熱く感じられます。

GeekBench 5



Geekbench 5.4.4では、Single-Core Scoreが1,113、Multi-Core Scoreが3,561、Conpute APIをVulkanに設定したCONPUTE BENCHMARKはScoreが4,951でした。

3DMark

3DMark v2.2.4805(4805)では、Wild Life、Wild Life Extreme、Wild Life Stress Test、Sling Shot、Sling Shot Extremeを実行しました。


Sling ShotとSling Shot Extremeは本機には負荷が軽すぎてMaxed Out!になりました。Wild Lifeでは、Overall Scoreが5,779、Average Framerateは34.60FPSでした。


Wild Life Extremeでは、総合スコア1,503、平均フレームレートは9.00FPSでした。



Wild Life Stress Testでは、最初のLoopのスコアが5,754、最後のLoop 20のスコアが5,169、Stabilityが90.3%でした。バッテリーは100%から85%まで減り、最高温度は56℃でした。

PCMark for Android Benchmark

PCMark for Android Benchmark v3.0.4061では、Work 3.0 TestとStorage 2.0 Test、Work 3.0 Battery Testを実行しました。


Work 3.0では、スコア16,056でした。


Storage 2.0ではシーケンシャルリード1731.22MB/s、シーケンシャルライト747.07MB/sでスコア32,952を記録しました。Xiaomi MIX 4よりもシーケンシャルリードで452MB/sほど速くなっています。

パッケージ、内容品など

既に開封の儀をお届けしているので、本記事では簡単にパッケージなどをご紹介します。

パッケージは紺色。


クイックスタートガイド、ハードウェア保証書、Black Shark 4 Pro日本モデルの安全のしおり、ハードケース、SIMピン、ロゴ・サメのシールが入っています。紙類には日本語表記もあります。(記事冒頭の写真にあるイヤホンは付属しません。)

120W対応の急速充電器、6A対応のUSB Standard-A to USB Type-Cケーブル、Black Shark 4 Pro本体、半透明のケースも入っています。

充電器は120Wでの充電に対応。

Black Shark 4 Pro本体

Black Shark 4 Pro本体です。お貸りしたのは無地コスモブラックで、背面はなかなか高級感のあるガラスで覆われています。

本体右側にマグネット式ポップアップトリガーが2つと電源ボタンがあり、本体左側に音量ボタンとSIMトレースロットがあります。

SIMカードスロットは裏表で2枚挿せます。SIMはちょっと嵌めにくかったです。ゴムパッキンなどは無く、防水性能はIPX2相当です。


底面にはUSB Type-Cレセプタクルと3.5mmイヤホンジャックがあります。有線イヤホンが変換ケーブル無しで使えるので、リズムゲームを快適にプレイできます。

トップ部分にはスピーカーのグリルのみで、Xiaomi機で多いIR Blasterはありません。

ディスプレイ

ディスプレイは6.67インチのSamsung製E4 AMOLEDを採用。Samsung製なので配列はDiamond Pixelです。解像度は2400×1080のFHD+(394ppi)で、リフレッシュレートが最大144Hz、タッチサンプリングレートが最大720Hzと、しっかりゲーミング仕様となっています。



ディスプレイの設定はMIUIそのままという感じですが、Xiaomi MIX 4には無かった機能として、リフレッシュレートがナチュラル、スムーズ、スタンダードの3つから選べるようになっています(MIX 4は2つ)。選択画面にリフレッシュレートが書かれていませんが、Glimpseのページによれば上から120Hz、90Hz、60Hzだそうです。

144Hzは?と疑問に思われたかもしれませんが、144Hzは後述するSHARK SPACE 4.0で設定することで、そのアプリ内でのみ有効になります。そのため、一般的なアプリでは最大120Hzとなります。

記事執筆時点で最新のJOYUI 12.8は、MIUI 12.5をベースとしています。このため、Andorid 12をベースにしたMIUI 13では削除されている強制ダークモードが使えます。新規にインストールされたアプリではデフォルトで有効化されているので、不要な場合はディスプレイの設定からオフにする必要があります。

ゲーミングスマホなのにパンチホール?と思う方もいるかもしれませんが、直径2.76mmと小さいので、通常プレイの邪魔になることはまずありません。少しも被ってほしくなければ、設定からパンチホールを隠すように設定することもできます。



Widevine Security LevelはL1で、NetflixやAmazon Prime Videoなどの各種動画配信サービスで高解像度での再生が可能です。MEMC(フレーム補間機能)は設定項目が無く、デフォルトで有効ということなのですが、いまいち効果は感じられませんでした。

オーディオ関連:(元)世界1位のスピーカー

Black Shark 4 Proは、DxOMARKで過去1位だった(現在は2位タイ、1位はBlack Shark 5 Pro)デュアル対称リニアステレオスピーカーを装備しています。

DTSとCirrusLogic Technologyとのパートナーシップにより、25の音階すべてがきれいに聴こえるBlack Shark専用の調音で、高音質を実現しています。DTS: X Ultraに対応しており、かなり音の広がりが良く、臨場感が段違いでした。Xiaomi MIX 4も一応harman/kardonチューニングのスピーカーを装備していましたが、それと比べても明らかに違い、(過去)1位はだてじゃないと感じます。

開発者オプションで確認できるBluetoothの対応コーデックでは、SBC,AAC,aptX,aptX HD,aptX TWS+,aptX Adaptive,LDAC,LHDC V1,LHDC V2,LHDC V3が確認できました。なお、開発者オプションで記載されているコーデックには、実際には対応していないものも含まれていることがあります。私の環境では、EDIFIER NeoBuds Proで、AAC,LDAC,LHDCの動作を実際に確認しました。

生体認証

生体認証は右側面の電源ボタンを兼ねた指紋認証センサーと、2Dの顔認証に対応しています。既に枯れた技術なだけあり、十分に高速です。押し込んだ時か、タッチした時どちらで認証させるかを選べます。

バッテリー

Black Shark 4 Proのバッテリーは、4,500mAhで最大120Wの急速充電に対応しています。対応する充電器とケーブルは付属しているので、別途買い揃える必要はありません。



実際に1%から100%まで充電してみたところ、インテリジェント充電機能(端末の温度によってスピードを制御する機能)オフ時で約23分、



オン時で約40分で満充電することができました。充電中は、インテリジェント充電オフで最高約46℃と、相応の発熱はありますが、熱くて持てないといった異常なほどの発熱はありません。イメージとしては、中高程度の負荷の3Dゲームをしている最中くらいの発熱です。

120W対応の付属充電器はUSB Standard-Aポートを装備しますが、対応するケーブル(付属のもの)で充電すれば、120Wで充電できます。Xiaomiオリジナル仕様なので、対応機器以外では120Wの充電は有効になりません。

この充電器は日本の100Vでも120Wの充電が可能です。PSEマークの出願は黒鯊科技日本株式会社が行っているようで、型番はMDY-13-EG-1です。

充電中にShark Chan(後述)を画面に表示できます。


PCMarkのWork 3.0 Battery Life Testを明るさ90%,音声ボリューム13,リフレッシュレートはナチュラルで実行すると、4時間49分という結果になりました。

実際に使ってみて、バッテリー持ちは、予想したより良い印象です。重いゲームをするとどうしてもみるみる減っていきますが、それ以外ではXiaomi MIX 4より持ちが良い印象でした。

モバイルデータ通信


Black Shark 4 ProはSub-6の5Gに対応しています。私はauで試してみましたが、Sub-6でも十分に高速で、下り最大550Mbpsほどスピードが出ました。プラチナバンドにも対応しているので、カバレッジも心配いりません。

Rakuten UN-LIMIT VIで発信した場合


VoLTEは、MIUIでお馴染みのおまじない(*#*#86583#*#*)をするとVoLTE設定が出てきました。しかしおまじないをせずとも、Rakuten UN-LIMIT VIではGoogle の電話アプリで通話すると、HDの表示が出ました。デフォルトでVoLTEが有効化されているようです。

APN設定は、主なものは最初から入っていましたが、povo2.0は無く、手動で設定する必要がありました。Rakuten UN-LIMIT VIとau本回線はSIMを入れただけでAPN設定まで自動で行われました。povo2.0も、アンテナピクトにVoLTEと表示され、Googleの電話アプリでHDと表示されました。

64MP+8MP+5MPの3眼カメラ

Black Shark 4 Proのカメラは、64MPの広角カメラ(メイン)、800万画素超広角カメラ、500万画素マクロカメラの3眼構成となっています。メインカメラは4-in-1ピクセルビニングで16MPとして出力されるのがデフォルトです。

カメラの出っ張りはあまりなく、SIMカード0.8枚分ほどです。カメラの配置も横一列なので、机に置いてもガタツキは発生しません。

カメラのUIはMIUIそのままです。ちなみに長時間露光モードなどの機能はなく、ベーシックな物のみとなっています。

64MPメイン広角

以下、画像は全てAIオン、HDRオートで撮影し、掲載用に長辺1200pxにリサイズしています。

ツツジをパシャり。このツツジは目で見てもかなりビビッドな色をしているのですが、AIオンだと潰れてしまうような色味の写真になります。露出上げすぎなのでしょうか?

天ぷらそばを撮影。

ウミガメたちを撮影。

夜景モード

夜景モードは、広角カメラでのみ使用できます。超広角カメラやマクロカメラでは使えません。

夜景モードで緑にライトアップされた観覧車を撮影。それなりに見栄えのする画像に撮れています。

スタバを撮影。

橋をパシャリ。

8MP超広角カメラ

超広角カメラ(左)と、メインの広角カメラ(右)で撮影してみました。MIX 4などの超広角カメラと異なり、超広角カメラの倍率を変更したりすることはできず、固定されています。

撮影してみると、全体的に色が薄めに写りました。こんな感じで超広角と広角で色味が変わるのはよくあることですが、空の色に関しては超広角カメラのほうが濃くなっています。

8MPなので、解像度的には常用できるギリギリという感じです。

5MPマクロカメラ

マクロカメラで以前紹介したBlack Sharkの冷却ファンのヒートシンクに寄って撮ってみました。5MPだと流石にちょっと解像度的に厳しいですね。拡大前の画像でも、明らかに粗さが目立ちます。

夜、1080p@60Hzで動画撮影してみました。OISが無いので、どうしても振動が入ってしまっています。

Shark Space 4.0:充実のゲーミング関連機能

ようやくBlack Shark 4 Proレビュー記事の本題です。Black Shark 4 Proには、充実のゲーム関連機能が備わっています。ソフト的な物から、ハードが組み合わさったものまで実に多彩。全てを紹介するのは記事の長さから難しいですが、特に優れた機能を中心に紹介します。

まず、ライト以外のゲーミング関連機能は、基本的にShark Space 4.0というゲームモードのようなアプリの中で有効化できるようになっています。トリガーに関しては、ゲーム以外でも様々な操作を割り当てることができますが、それは後述します。


初めて起動すると、軽く説明があります。右上から斜め下にスワイプして各種機能などのゲームアシスタントの画面を出せます。

Shark Spaceからゲームを起動すると、メモリの開放や着信拒否、シールド通知(通知拒否の誤訳?)、ダイブモード(オブザーバーモードという表記ゆれもあり)の有効・無効のアニメーションが表示できます。これはオフにもできます。

最近のタスクの画面で、アプリを長押しすると出てくるカギマークをタップすることで、メモリ解放の対象から外せます。

Shark Spaceにアプリを追加するには、「ゲームリスト」からアプリを追加します。その気になればゲーム以外のアプリも追加できます。

Magnetic Pop-up Trigger


Black Shark 4 Proの最も特徴的な機能が、このマグネット式ポップアップトリガーでしょう。Black Shark 4 Proの右側面にあり、スライドスイッチをズラすと磁力によってトリガーボタンが浮かび上がります。押下圧は160gで、使用寿命は約100万回です。

使わないときは収納しておけます。また、トリガーを出す時としまうときは音が鳴ります。

落下させてしまうとトリガーが壊れてしまう可能性があるため、使わないときは基本的に収納することが推奨されています(トリガーを出していると常駐通知が出ますが、設定から通知を出さないようにもできます)。



基本的には、ドラッグでAとBのボタンをゲームの操作ボタンの位置に動かすことで、その位置のボタンを押したことになります。長押しすれば、長押ししたことになります。どうやら普通のプッシュ以外にも設定できるようなのですが、日本語訳が不自然でいまいちよく分からず…

設定した上でCall of Duty: MobileやPUBG:NEW STATEなどをプレイしてみました。普通のスマホだと、エイムと発射を同じ指で行います。しかしポップアップトリガーを使えばエイムと発射を別の指で行えるため、エイムに専念でき、明らかにやりやすくなりました。

ゲーム以外でも使える!


また、トリガーはShark Space以外でも使えます。スクリーンショットなどのあらかじめ用意された操作か、インストールされたアプリの起動を設定できます。デフォルトでは「すべてのアプリケーションに適用」にチェックが入っていないため、設定したアプリでのみ適用されます。「ヌル」を設定すれば、押しても何も動作しません。

標準のカメラアプリでは、シャッターに割り当てられていて、まるでコンデジのように操作できます。ただ、半押しでフォーカスはできないので、ピントは別途合わせる必要があります。

感圧タッチ機能「MagicPress」


iPhoneの3D TouchやHaptic Touchに似た機能として、感圧タッチ機能の「MagicPress」という機能があります。ポップアップトリガーのようにマッピングしておけば、力を込めてディスプレイを押し込むことでそのアクションを発動できます。iPhoneと違うのは、アプリ側での対応が必要無いことです。アプリ側から見れば普通に操作しているようにしか見えず、自分の好きな操作を割り当てられます。

実際に設定してゲームをプレイしてみたのですが、主な操作はトリガーで事足りているので、トリガーほどは便利ではありませんでした。とはいえ、最近のゲームはボタンも多いので、2つのトリガーでは足りないゲームなどで便利に使えるはずです。


MagicPressも普通のアプリでも使用でき、上までスクロールや1つ前まで操作していたアプリに戻る、3ボタン操作の戻る、などが設定できます。

Motion Sensing


モーションセンシングは、その名の通りBlack Shark 4 Proを動かすことでマッピングした動作を実行できます。

Shark Time


常に録画するのではなく、良いシーンがあったときなどに画面上のアイコンをタップすることで遡って録画する機能です。デフォルトでは15秒ですが、最長60秒まで15秒間隔で設定できます。

Shark Timeを60秒に設定し、実際に撮ってみた映像です。

Game Macro:マクロ設定

マクロをプログラムすることで、操作を自動化できます。なお、マクロが規約で禁止されているゲームもあるため、やる前に確認が必要です。

SHARK SPACEの設定

パフォーマンス設定

ゲームごとにSoCの動作モードを「バランス」、「Solarcore(ソーラーコア)」、「Ludicrous(極限)」の3つから設定できます。Ludicrousはパフォーマンスを最優先し、重いゲームでも可能な限りスムーズに実行できるようにします。

ディスプレイ設定


ディスプレイ設定では、リフレッシュレート、色の強調、グラフィックの強化などが設定できます。リフレッシュレートに関しては、ゲーム側で対応していないと意味が無く、144Hzにしても全てのゲームで144Hzになるわけではありません。

タッチ設定


タッチスクリーンの感度調整、 720Hzのタッチサンプリングレートの有効化、エッジのミスタッチ防止機能が設定できます。

オーディオ設定

オーディオ設定では、有線接続時のDTS:X Ultraの無効化、サラウンド効果の変更、ボイスチェンジャーの変更などが行えます。

ネットワーク設定


ネットワーク設定では、バックグラウンドのトラフィック制限、ゲームデータの優先、モバイルデータとWi-Fiの切り替え時間の短縮などが設定できます。

その他

裏側にあるのでプレイ中は基本的に見えませんが、ライトをゲームのサウンドでダイナミックに変化させることができます。

弾幕通知

ゲームごとの設定ではなく、Shark Spaceの設定で設定できる機能に、通知の文字を右から左に流すことで、まるでニコニコ動画のコメントのように、「弾幕」として確認できる機能もあります。これなら、プレイの邪魔をすることなく、通知が確認できます。

実際にはこのように見えます。

アシスタント:Shark Chan


スマートアシスタントという名目で、Shark Chanというキャラクターもいます。独立したアプリで存在し、天才という設定なのだとか。アップデートで日本語ボイスも追加され、日本語で話してくれます。



ホーム画面に表示させたり、充電中の画面にも表示できます。ホーム画面では話してもくれます。

Shark Eye



アプリドロワーにあるアプリか、OSの設定アプリの「特別な機能」内にある項目から行けるLight Effectでは、本体背面にある逆三角形のライト「Shark Eye」の設定が行えます。通知の際に光らせることで通知LEDのように使ったり、音楽に合わせて光らせることができ、色や光り方などをかなり細かく設定可能。裏側のため直接見えることは頻繁にはありませんが、綺麗に光って気分を盛り上げてくれます。

Performance Manager



設定から行ける項目に、Performance Managerという機能があります。ここではプロセス管理(メモリ使用量の確認など)や、電波強度・遅延の確認、


省電力化のワンタップ設定などができます。

実際に使ってみて――ゲームプレイなど


Black Shark 4 Proでしばらく実際にゲームをプレイしてみました。後継モデルに1位の座は譲りましたが、音の良さは健在です。しかし、トリガーを使おうとすると、私の癖もありどうしてもスピーカーグリルに被ってしまいました。ここを塞いでしまうと、音の広がりが失われてしまうため、どこから聞こえているのか分かりづらくなってしまいます。


また、イヤホンを挿しても、これまた指と干渉する位置にイヤホンジャックが存在するため、操作しづらい。ゲーミングスマホならば、イヤホンジャックだけでも、実際にプレイして干渉しづらい位置に配置してほしかったところです。

PUBG:NEW STATEをクーラー付き90fps設定で実行、MIUI標準のフレームレートメーターでfpsを計測。

PUBG:NEW STATEでは、最大90fpsに対応しているため、本機の性能をフルに使えます。ただ、現状60fps以上のフレームレートに対応したゲームは限られていて、

原神をクーラー付きで最高設定で実行、MIUI標準のフレームレートメーターでfpsを計測。

原神では、最高設定だと静止した状態でも60fpsの維持もできません。

ゲームを問わず、発熱は結構あるのでクーラーはほぼ必須です。クーラーを使っても、負荷が高いと40℃前半くらいの温度になります。

まとめ

Black Shark 4 Proは、MIUIをベースにしたJOYUIを搭載することで、ゲーミングスマホでは弱くなりがちなカメラまでそつなくまとめられています。

国内でゲーミングスマホというと、現在であればREDMAGIC 7(Snapdragon 8 Gen 1)やROG Phone 5s(Snapdragon 888+)などが対抗馬になると思いますが、Black Shark 4 ProはSnapdragon 888のため、処理性能ではどうしても勝てません。半導体不足などはあったにせよ、正直もう少し早めに投入して欲しかったところです。

ただ、REDMAGIC 7やROG Phone 5sにも似たトリガー機能があるものの、物理ボタンではなくタッチセンサーとなっています。押した感覚がある物理的なボタンのほうが操作しやすく、ここは大きなアドバンテージと言えます。またDxOMarkに裏打ちされたトップクラスのサウンドもBlack Sharkだけ。処理性能では1番ではないとはいえ、今でもゲーミングスマホとして有力なスマホです。

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