Shokz OpenRun Pro:ランニングのお供に最適!低音も出るようになった骨伝導イヤホンのハイエンドモデル

Shokzの骨伝導イヤホン、そのハイエンドモデルとなるOpenRun Proをレビュー用に提供していただきました。

今年のはじめに同じShokzのエントリーモデル「OpenMove」を購入して、主に散歩やランニング時に使っていました。OpenRun Proはハイエンドモデルということで、骨伝導イヤホンの「良さ」はそのままに音質や装着感などパワーアップを感じます。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

OpenRun Proの概要

OpenRun Proは「骨伝導イヤホン」です。通常の空気を通して音の振動を伝達するイヤホンと異なり、頬骨を通して振動を送り鼓膜を迂回して内耳に直接音を伝えます。

通常のイヤホンと比べての骨伝導イヤホンには、耳をふさがない(周囲の音がしっかり聞こえる)、耳の中に入れないので痛くならないで長時間使えるといった特徴があります。

OpenRun ProはShokzのハイエンドモデルで、以下のような特徴があります。

  • IP55の防水防塵
  • 5分の充電で1.5時間の音楽再生可能な急速充電
  • 10時間再生できるバッテリー
  • 低音がより強化

OpenRun Proの名前の通り、ランニング時に使うイヤホンとしては最適といえる機能があります。ただハイエンドモデルだけあって価格も23,880円と、それなりにします。

OpenRun Proの外観をチェック

左耳側にマルチファンクションボタン。これを使って音楽再生などコントロールできます。

右耳側に音量ボタン。音量ボタン+長押しで電源オンオフになります。

専用のマグネット充電ケーブルで充電します。専用品なので失くしたりする心配がありますが、一応ケーブル単体でも販売されています。

エントリーモデルのOpenMoveと比べると耳の形にうまく沿うようなデザインになっています。全体的なサイズも少しだけ小さくなっています。

重量は約29gです。付け心地としては非常に軽いので、重さを意識することはありません。

実際に装着したイメージです。やはりうまく耳に沿っているので見た目的にもバランスが良いですね。

周りの音を妨げずに音楽をプラスする感覚

骨伝導イヤホンは耳を塞ぎません。なので周りの音も普通に聞こえます。そこに音楽を上乗せするような、自分の周りでBGMが鳴っているような、そんな感覚です。なかなか新しいですよ。

部屋の中で使っているとわかりにくいですが、外に出るとハッキリと実感できます。

ランニング中に使うイヤホンとして、周りの音がちゃんと聞こえるというのは一番の魅力です。むしろ必須レベルでしょう。

音質は良くなってる

Shokzの骨伝導イヤホンはいくつかあり、そのなかでもOpenRun Proは低音が良くなったと言います。実際に聞いてみると、エントリーモデルのOpenMoveに比べるとたしかに良くなっています。

ただ、音質に拘って、音に集中したいのであれば骨伝導イヤホンではなく普通のイヤホンを選んだほうがいいでしょう。

ランニングなど運動中の使用を想定すると、はたして音質というのがそこまで重要か?という疑問はあります。そこまで拘らないならもっと安いモデルで良いと思いますし、少しでもこだわりたいならOpenRun Proなのかな?といった印象です。

軽い装着感

OpenRun Proは耳に入れないイヤホンなので、長時間装着していても耳が痛くなることはありません。わりと耳が痛くなりやすい自分にはありがたいです。

実際、これを装着して1時間以上のランニングや散歩でも問題ありませんでしたし、仕事中に装着していてもそう気になりません。

ただ、耳の前辺りにずっとピタッと付いてるので、長時間装着したままだとなんだかムズムズしてくることはあります。

IP55の防水

OpenRun ProはIP55の防水性能があるので、ランニングでの汗や軽い雨も問題ありません。

ちなみに、Proの付かないOpenRunはIP67でなのでProなのに劣ってるように見えます。ただ、IPX5は水が降りかかるような状況に対する防水性能を示すものであり、IPX7は水に沈めたときの防水性能を示します。そのため、単純に比べることはできません。「IPX5/IPX8」というように防水性能を2つ併記する場合もあります。

まぁ、OpenRun Proは水没はダメですが、普通にランニング時の汗や雨程度ならIPX5で十分でしょう。

バッテリーと充電

OpenRun Proのバッテリー駆動時間は約10時間です。もちろん音量など使用状況によって変わってきますが、これだけあればフルマラソンも余裕です。

充電は専用のマグネットケーブルによって急速充電できます。商品説明的には「5分間の充電で最大1.5時間の使用が可能」とされています。個人的には急速充電よりも、普通のUSBケーブルで充電できるほうが嬉しいので残念ポイントでもあります。

OpenRun Proの良かったところ・イマイチだったところ

OpenRun Proを実際に1週間ほど使ってみて、私が感じた良かったところイマイチなところをまとめます。

OpenRun Proの良いところ
  • 周りの音も聞こえる・防水・装着感でランニングに最適
  • 低音含めよくなった音質
  • コンパクトでやわらかくなった
  • 10時間のバッテリー駆動時間
OpenRun Proのイマイチなところ
  • ハイエンドだけあって高い
  • 若干の音漏れ
  • 専用充電ケーブル

OpenRun Proの名前の通り、ランニングや運動時に最適なイヤホンです。周りの音が聞こえるので危険回避になり、防水で汗や雨に強い、激しく動いても外れないのに苦しくない装着感、まさにランニング用です。

以前使っていたOpenMoveに比べると、少しだけ小さくなったので首の後ろに回る部分が気にならなくなったことや、付け心地がより柔らかくなったことが気に入ってます。また耳に沿う形状なのもいいですね。

マイナス点としてはやはり専用の充電ケーブルです。これだけのためにUSBポートを1つ占領させたくないし、毎回付け替えるのも面倒。急速充電よりも汎用接続のほうが良かったです。

あとは価格です。OpenRun(16,880円)とOpenRun Pro(23,880円)の価格差が約7,000円です。たしかに音質や充電、バッテリーなどで差があるようですが、それと価格差がどう響くのか。普通にランニング等に使いたいならOpenRun、より良いものを求めるならOpenRun Pro、といったところでしょうか。

まとめ

やはりランニングと骨伝導イヤホンの相性は良いですね。OpenRun ProはエントリーモデルのOpneMoveと比べて、音質や付け心地など全体的にパワーアップしているのがわかります。運動中に音楽を聞きたいという人には全力でオススメできます。

OpenMoveよりは確実に良いのですが、価格と性能のバランスで考えると私により合っているのはProのつかないOpenRunだったかな、と思います。なかなか難しいですね。

ちなみに、私は最近、ランニングや散歩中に『ドラクエウォーク』を起動しながら走ったり歩いたりしています。ドラクエのBGMが流れてる中を走ったり歩いたりすると冒険気分で楽しいです。それも、普通のイヤホンよりも、周りの音も聞こえる骨伝導イヤホンのほうが雰囲気あるように思えます。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧