HiFiGo様から「IKKO OH2」をレビュー用に提供していただきましたのでレビューします。
「IKKO OH2」は1DDのイヤホンで、フラットな音が売りのイヤホンです。さて、結論から入りますがOH2は「価格以上の音質」でフラットな万能機といったところでしょうか。間違いなく万人に勧めれるイヤホンです。
- フラットで万能
- しかもウォーミーでリスニングより
- カラーバリエーションも豊富
- 寒色が好きな人には合わないかも
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パッケージや本体のデザイン・装着感
「IKKO OH2」はHiFiGoで注文すると特別仕様のパッケージで届きます。
通常のパッケージはこんな感じです。
筆者が提供していただいたのはグリーンカラーです。イヤホンの内部が透けて見えるのがカッコいい。
グリーンカラーのほかにも、パープル、グレー、シルバー、ゴールドの4色があります。
付属品はMMCXケーブルとイヤーピース、冊子類にケース、ピンバッジがついてきます。他のメーカーでは見かけない、ちょっと個性的な付属品ですね。
装着感も良好で、本体サイズが小型なのもあって「落ちてくる」こともなく快適です。
音質:バランス良好、優秀
音質の評価は3つの楽曲を聴き、それぞれの感想を書いて行います。長文になるので、ザックリとした音質を知りたい方は「総評」まで飛んでください。
視聴環境:iPhone 6 / Amazon Music
eufonius – Apocypha
まずは女性ボーカルから。ボーカルは近いわけでもなく、遠くもない印象です。また、分離感もよく全体的にバランスが取れています。ただ、ピアノや楽器の「金属音・残響感」は控えめで、丸みを帯びている印象です。かといって、透明感がないわけでもなく、しっかりと透き通っています。
Laur – Frail
続いてピアノソロです。ピアノということは中高音域が試されますが、問題なく綺麗に聴けます。しかし、前述したように、金属音の鋭さや残響感が控えめで、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。弾ける感じはあまりなく、伸びずにスッと抜けていく感じです。
コブクロ – ここにしか咲かない花
最後に男性ボーカルです。正直驚きなのですが、各曲の色彩に染まります。この曲はアコースティックギターが入っているのですが、OH2はウォームなこともあって相性がいいです。
総評:フラットでリスニング、それでいながらウォーミーで各ジャンルの色彩に染まる
総合的な評価はフラットなリスニングサウンド、いわゆる寒色系ではなくて、薄っすらと暖色系でウォーミーな感じです。評価で聴いた曲以外にも色々と聴いたのですが、どんなジャンルにも合います。
この手のイヤホンは「乾いている音」が多い傾向にあり、無機質で物足りないことが多いです。ところが、OH2は適度に暖色系で心地よく聴けます。
また、カラーバリエーションも豊富で、「ちょっといイヤホンが欲しいんだけど、何かない?」と訊かれたら、とりあえずこれを勧められる、そんな1本です。これは太鼓判!