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Innocn 4K OLEDのモバイルモニター レビュー:4K/OLED/DCI-P3でタッチ操作対応のモバイルモニター!5000mAhのバッテリー搭載で写真の編集などに最適

InnoCN様より4K/OLEDのモバイルモニターをレビュー用に提供していただきました。ありがとうございます。

このモバイルモニターは4K/OLEDなだけではなく、最大10点のタッチやDCI-P3まで対応。応答速度は1msと超高速で5000mAhのバッテリーを搭載しています。「モバイル」モニターということで、室内運用だけでなく、旅行先でも使ってみました。モニターとしての美しさ、そして「モバイル」としての利便性はどうなのか?レビューします。

良いところ
  • 4K/OLED/タッチ操作/DCI-P3対応
  • 5000mAhのバッテリー搭載
  • 15.6インチの大画面
イマイチなところ
  • mini HDMI採用
  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

第1印象:息を飲んでしまうほどに鮮やか

真っ先に感じたのは画面が「鮮やか」だということ。「あぁ、キレイだなー」ではなく、「これはヤバい!美しすぎる!」と思わず口に出てしまうほど。正直、4K/OLEDとはいえ、こんなもんだろうなというのを予想していたのですが、期待を裏切られました。

背面はシルバーのみ。シンプルでかっこいい。

このモニターにはスタンド件ケースが付属しており、なんと横・縦の両方で自立できます。あまり見かけないタイプですが縦画面表示を使うゲームやブラウジング、SNSなどをするのに便利そうです。

画面は光沢でかなり反射します。気にする人は要注意です。

搭載端子はType-C×2、mini HDMI×1。普通のHDMIを採用してほしいところでしたが、モバイルモニターなのでminiのほうがいいのかもしれません。

mini-HDMI to HDMIが標準で付属しており、ケーブルを別途用意しなくてもいいのは良心的。その他はデータ転送用と給電用のC to CケーブルにACアダプター、上記のケースと冊子類が付属。(冊子類とケースは写真にはありません)

モバイルモニターだが気軽に持ち運ぶのはややハードルが高い

さて、モバイルなだけあって、出先に持ち運んで使ってみました。実測したわけではありませんが、カタログスペックによると本体重量は950gと1キロ近くあります。ここにノートPCを足したら2kg~3kgでしょうか。単体で持ち運ぶとしても、ちょっと気軽には持ち運べません。

Galaxy Z Fold3と接続して使ってみる

モバイルモニターの使い方は幅広くありますが、Galaxy Z Fold3と接続しSamsung DeXモードにて使用してみました。この機能はスマホを外部ディスプレイに接続することでPCのように使えるというもので、タッチ操作にも対応します。

解像度が上がるということは、当然ながら文字サイズも小さくなります。使えなくはないのですが、拡大したほうが使いやすそうですね。とはいっても、表示領域が広いので情報量が増えるのはいいところ。

もちろん、DeXモードではなく、普通にスマホの画面も出力できます。Galaxy以外のスマホとも接続可能ですが、対応端末は少なめです。(Amazonの商品ページを参照してください。)ノートPCのサブディスプレイとしてや、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機と接続することも可能です。

ブルーライトカット機能や各種調整にも対応。…アレ?よくみるとWQHDで出力されています。どうやらSamsung DeXがWQHDまでの出力しかサポートしていないようです。あー…。環境が…。

Xbox Cloud Gamingで遊んでみる

大画面でゲームも楽しめます。この日、筆者は新幹線で移動したのですが、移動時間にやることがなく暇だったので「Xbox Cloud Gaming」で遊んでいました。

Xboxも含め、スマホのゲームだと高解像度に非対応?それともDeXの互換性の問題?なのか解像度が荒くなりがちで、プレイに支障はなくてもモヤモヤしてしまいます。

大は小を兼ねるといった意味でゲーム「も」遊ぶ方ならいいと思いますが、最初からゲーム目的で購入する方にオススメはできません。もちろん、外出先で4Kのハイクオリティで遊べる環境があるのなら話は別です。

ただ、相性の問題を抜きにすれば大画面OLEDでのプレイは非常に快適です。モバイルモニターはLCDの物が多い印象でしたが、OLEDだと鮮やかさが断然に違います。特に、絵の色調にこだわったようなゲームとの相性がよさそうです。

4K動画の試聴

4K動画の視聴はどうだ?と試してみましたが、これもかなりいい。前述したように鮮明で息を飲んでしまいます。ただ、実際のところは4Kで出力されていないので、あくまでも雰囲気とOLEDの発色を楽しむということで…。ちなみに画面に映っている猫はmocha池袋西口店にいる花ちゃんです。

ちなみに、4K動画は筆者の契約している動画配信サービスにはあまりなく、普通に動画を視聴するのに使っています。OLEDの時点で普通にキレイですからね。

意外にも画像編集が快適

4K/OLED/タッチパネルのハイエンドなモニターとはいえ、やってることは下位のモデルでも問題ないことばかり。高解像度が売りではありながらも、このモニターの力を発揮できているようには感じません。提供してもらったのだし、もうちょっと「らしい」使い方をしたいところ。

ふとひらめいたのが写真の編集です。4K/OLED/タッチパネルの時点でもう最適レベル。Snapseedにて編集してみたのですが、大画面だし鮮明、なによりもタッチパネル直感的に操作できてよかったです。

価格的にもニッチ向けなアイテム

正直、用途が明確でないと宝の持ち腐れになるでしょう。もちろん、8万5990円は気軽に手を出せるものではありませんよね。諸々考慮するとニッチな製品であることは否めません。万人に勧められるか?と言われたら正直いって無理です。だけども、用途が明確で「こんな製品を探していた!」という方にとっては、この上なく宝になること間違いないでしょう。

実際に筆者は旅先で使用し、写真などの創作物を惜しみなく作るのに役立ちました。創作物を日常的に制作している方には、もしかすると最適かもしれません。

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