先日MIUIの長時間露光モードで実際に撮影した記事をお届けしましたが、MIUIには写真関連でもう1つ面白い機能があります。それが「AIスカイスケイピング」。スケイプというのは、「Landscape」などで使う単語で、何かと組み合わせて〇〇の風景、というような意味です。今回の「Skyscape」では、空の風景という意味になります。
「AIスカイスケイピング」は写真の空を入れ替えてしまう機能です。ただし、空が写っていて、AIにもそう認識された静止画でのみ使えます。
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AIスカイスケイピングの使い方
まず、MIUIの純正ギャラリーアプリで編集したい画像を開き、画面下、左から2番目のメモマーク(?)📝をタップします。
次の画面で右にスクロールし、空という項目をタップします。
画面下に効果が並ぶので、あとは好きなものを選ぶだけです。
効果の強さも1~100の範囲で選べます。
「虹」と「夕焼け」で生成した画像です。
「雪空」
「満月」と「明月」
「三日月」
「フレア」と「オーロラ」
「雷」
「軌跡」と「星間」
「天の川」と「宇宙」
「銀河」です。これが個人的に一番好きですね。キレイです。
静止画だけでなく動画も生成!
この機能、なんと静止画から空のみが動く短い動画を生成することもできます。上の動画は、「曇天」の動画を生成したもので、動的の項目は全て動画が生成されます。動画には音楽(歌などはなし)も自動的に挿入され、単体で成立するものになっています。ただ解像度はかなり落ち、1080×606pxの動画になります。スマホの縦持ちで視聴するなら全く問題ではありませんが、拡大して映すと粗さが目立ちます。
こちらは「積雲」。
「雪」
「天の川」
「花火」です。これは流石にちょっと不自然な感じがしますが、効果としては面白いですね。
まとめ:画像生成は結構使えそう
動画は解像度が低いので、スマホ以上のサイズの画面で見るのは厳しいですが、機能としては面白いです。
静止画の生成のほうは、思った天候にならず、「雨が降ってしまった…」「曇っていた…」などの場合でも、後から晴れにしたり、夕暮れ時などに時間帯を変えることもできます(というか主な目的はそちらでしょう)。
AIで空を認識し、レイヤーを2つに分けて切り抜いて、空はそっくりそのまま入れ替え、空以外のレイヤーは明るさ、色味などを調整しているだけ、と言ってしまえばだけではあります。専用のソフト(Photoshopなど)があれば人力(人力?)でもできるでしょう。
しかし、普通は銀河の素材、三日月の素材なんて持っていないですし、知識もありません。どちらも持っていたとしても、ワンタップで自然に仕上げることはできませんよね。しかもこの機能がスマホに載っているというのは非常に魅力的。Xiaomiの発表会でもこの機能がアピールされていましたが、もっとこういった機能を活用しないともったいない!ですよ!
ちなみに今回は、YouTubeショート(60秒以内)と通常の動画(2分弱)で、使い方をサクッと解説した動画を作っています。よければそちらもご覧下さい。
YouTubeショート(60秒以内)の動画
長尺(2分弱)の動画