100円均一のダイソーに、断線予防としてLightningケーブルに装着して使うケーブルカバーが何種類も売っていますよね。どれを見ても「Lightningケーブル用」と書いてあるのですが、これはAndroidで使うケーブルでも使えるのかな?と疑問になったはず。
実際に買って試してみたのでご紹介します。
今回は、iPhoneSE(第2世代)に付属していたApple純正のUSB-C -Ligntningケーブル、USB Type-CケーブルはBaseusの充電器に付属してきた、黒いUSB PD 100W対応のもので試しました。
初めに書いておくと、iPhone付属のUSB-C to Lightningケーブルは、最も細い場所で太さ約2.5mm、USB Type-C to Cケーブルは太さ約3mmです。USB Type-C to Cケーブルのほうが、Lightningケーブルよりも一回り大きくなっています。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ケーブルの断線を防ぐケーブルカバー
USBケーブルなどを使っていると、何回も曲がることで被覆が破れ中の線が切れてしまう(断線)ことがあります。これを予防するために(最も断線の起きやすい)ケーブルの根本を補強するのが今回紹介するケーブルカバーです。
購入したLightningケーブルカバー
今回購入したのはこの2種類のケーブルカバーです。1つは丸い球状のケーブルカバー、もう1つはシナモロールのケーブルカバーです。シナモロールかわいい~
LightningケーブルのUSB-C側に取り付けてみる
球状のケーブルカバー
まずは球状のケーブルカバーから見てみましょう。今回購入したのは白色ですが、他にも色があり、確認した限りでは赤、青などがありました。こちらは110円。
中身はこれだけです。球状のパーツには幅1cm、縦5mmの穴が空いていて、ケーブルの端からグリグリと押し込むような形になります。平べったいパーツは2つで1つで、ケーブルをサンドイッチして、そこに前述の丸いパーツを入れて固定します。
実際にやるとこんな感じですね。平たいパーツはApple純正ケーブルの太さとちょうど同じ幅なので、ピッタリフィットします(当然ですが)。
LightningケーブルのUSB-C側に装着するとこのようになります。Type-C側に付けるのには結構力が必要ですね。Lightning側にはそれほど力は必要なく、スッと取り付けられます。
シナモンのプロテクトカバー
続いてシナモンのケーブルカバーです。キャラ物ですが100円で、シナモンが好きな方はグッとくるのではないでしょうか。私もかわいいなと思い購入しました。こちらはケーブルカバーではなく、プロテクトカバーと書かれていますね。
シナモンの方は、先ほどの球状のものとは装着方法が異なります。
まずこのパーツをケーブルに取り付けて、このパーツの切れている方からスライドさせて、覆うようにシナモンのパーツを付けます。
矢印で印が入っているので、これを見ればわかるはず。
LightningケーブルのUSB-C側に装着するとこのようになります。シナモンかわいい
USB Type-Cケーブルに取り付けてみる
さて、本題のUSB Type-Cケーブルに取り付けをします。Baseusの充電器に付属してきたUSB PD 100W対応のもので、太さ約3mm、Type-Cケーブルとしては標準的で特別太くも細くもない程度です、
…取り付けたのが上の画像なのですが、見ての通りケーブルが太くてかなり入れづらいです。一回り大きいくらいなので、力を入れればなんとか入りましたが…
シナモンの方を付けてみたところです。入るか心配だったのですが、ギリギリ入りました。
まとめ:そもそもUSB Type-Cケーブルに断線予防のカバーは必要ないのかも
Lightningケーブルカバーを試しましたが、Lightningケーブル用なので当然ながら、どれもサイズが小さく、USB Type-Cケーブルに装着するのは力が必要でした。
今回のものは運良く取り付けられましたが、ものによってはどうやっても不可能かもしれませんし、書いてあるとおり、基本的にLightningケーブルでのみ使えると考えるべきです。どうしても付けたいというのなら、こういったもののように太さに余裕があるものがいいでしょう。
そもそも、ケーブルのコネクタ付近が断線する話って、大半がLightningケーブルの気がします。それは、日本のiPhoneのシェアが異常に高いからというのもあるかもしれませんが、それ以上に「Apple純正のLightningケーブルが細くてしなやかだから」という理由があるのではないでしょうか。細くてしなやかだと取り回しがしやすいですが、反面折り曲げなどには弱いのだと思います。今回、Apple純正のUSB-C – LigntningケーブルのUSB-C側でも試していますが、両方のケーブルカバーが付けられました。そのため、USB Type-Cだから太くて付けられない、は当てはまりません。
USB Type-C to Cケーブルは、仕様上全てがUSB PDに対応しています。USB PDで高い電流電圧を流すため、必然的にケーブルは太くなる傾向があります。これが、結果として断線のしづらさにも繋がっていると考えられます。
これらのことから、USB Type-Cケーブルを使っている方は、特にこういった断線予防のケーブルカバーは必要ないと考えて良いと思います。キャラクターもののカバーは可愛いものも多いので、Androidユーザーにも選択肢ができてほしいものですね。