BaseusさんからBaseus Magnetic Wireless Quick Charging Power Bank 10000mAh 20Wを頂きました。Red dot Design Awardを受賞した、スタイリッシュで使いやすいモバイルバッテリーです。
- Red dot Design Award受賞のスタイリッシュなデザイン!
- 急速充電、ワイヤレス充電も可能!
- MagSafe対応iPhoneなら位置もピッタリ!
- 表面の加工上、キズが付きやすい
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
スペックなど
型番 | PPCXW10-X(PPCXW10) | |
---|---|---|
サイズ | 約71.3×146.4×16.9 mm | |
重さ | 約230g(実測値) | |
色 | Black | |
メーカー | Baseus | |
容量 | 10,000mAh/3.7V | |
入力(USB Type-C) | 5V/3A,9V/2A 18W | |
出力 | Type-C(単体使用時): | 5V/3A,9V/2.2A,12V/1.5A 20W |
USB Standard-A(単体使用時): | 5V/3A,9V/2A,12V/1.5A,18W | |
ワイヤレス充電(単体使用時): | 5W/7.5W/10W | |
USB Standard-A+USB Type-C: | 5V/3A |
パッケージ、内容品など
モノトーンのパッケージで、スッキリとしたデザインになっています。
側面には、AppleのMagSafe対応スマートフォンに使った場合の位置が描かれた図と、反対側面には本製品の長所がかかれています。
底面には各種認証のマークがあります。もちろんPSEマークもあります。
内容物一覧です。保証書、取扱説明書、おなじみのシール、USB Standard-A to USB Type-Cケーブル、モバイルバッテリー本体です。
モバイルバッテリー本体
Red Dot Design Awardを受賞しただけあり、他の一般的なモバイルバッテリーとは一線を画すお洒落なデザインになっています。上部の光沢感のある部分には、後述するようにディスプレイが内蔵されています。
トップ部にあるUSB Standard-AとUSB Type-Cポートです。ワイヤレス充電時には、この間にあるランプが点灯します。
ディスプレイ部のデザイン
ディスプレイの部分は、iPhone 12シリーズに最適化されていて、MagSafeで充電する際にカメラ部の出っ張りが干渉して充電の邪魔にならないように、少し凹んだ形状になっています。
干渉防止のために必要な形状を、2つの異なる素材を組み合わせて設計することで、機能性とデザイン性を両立しています。
充電中はこのディスプレイが点灯しつづけます。緑のインジケーターは急速充電が行われているときに点灯するもので、こちらもずっと点灯します。この表示も、単純な7セグディスプレイではなく、ドットでの表示になっていてどことなくお洒落です。
使える規格を確認
今回も、POWER-Z KT001(a.K.a AVHzY CT-2,Kotomi Premium by YK-Lab)を使って、使える急速充電規格と、USB Type-CポートではUSB PDのPDOも調べます。KT001のファームウェアは最新版にアップデート済みです。
USB Standard-A
USB Standard-Aポートでは、Apple 2.4A、USB BC 1.2(DCP-1.5A)、Samsung-5V-2Aがトリガーできました。
USB Type-C
USB Type-Cポートでは、Apple 2.4A、USB BC 1.2(DCP-1.5A)、Samsung-5V-2A、USB PDがトリガーできました。使用可能なUSB PDのPDOは、5V@2A,9V@2.2A,12V@1.5A,PPS 5.0-5.9V×3A,PPS 5.0-11V×2Aです。モバイルバッテリーではありますが、PPSも使用可能になっています。
USB PDは、トリガーできたときとできなかったときがありました。エラーメッセージを見ると、「A correct CC attachment is detected,but no source_cap is received in time.Contact the author for more infomation.」とあり、時間内にsource_capが受信できなかったと書いてあります。
恐らく、モバイルバッテリーは通常のAC充電器と異なり、持っている電力容量が限られているため、機器が接続されていないのに出力し続けてしまうのを防ぐため、機器が検出されなければ早めに出力を止めるのだと思います。そのため、このようにトリガーできる場合とできない場合があると推測されます。
また、TC66を使うと、Quick Charge 2.0の5/9/12V、Quick Charge 3.0、Samsung AFC、Huawei SCP 9Vも使用可能と判定されました。
TC66とKT001がそれぞれどのような方法で計測しているのかは不明ですが、KT001でもAutoEnumerateを使わず、QC2.0,3.0単体でトリガーすれば、TC66の表示通りにトリガーが可能でした。
実際に機器を充電
Redmi K40
Redmi K40をUSB Type-Cポートを使って充電すると、最大18Wほどが供給されているのが確認できました。
iPhone SE(第2世代)
Apple純正のUSB-C – Lightningケーブルを使って充電すると、最大15Wほどが供給されているのを確認できました。しっかり急速充電できています。
ワイヤレス充電
本製品は、目玉機能としてワイヤレス充電にも対応しています。iPhone 12シリーズのMagSafeに最適化されているため、それ以外の機器では磁力による位置合わせなどは使えません。ただ、ワイヤレス充電自体はその他のAndroidスマホなどでも可能で、充電対象によって出力も自動で調整されます。
ワイヤレス充電するには、まず本体右側面のボタンを押します。次に、ワイヤレス充電する機器をマークの上に置くと、充電が開始されます。
私も手持ちのiPhone SE(第2世代)でワイヤレス充電を試しました。本製品の表面から8mm以内ならワイヤレス充電が可能なので、ケースを付けていても厚さによっては充電できます。
Baseus SIMU S1 Proでワイヤレス充電してみたところです。このように、入力電力の低いデバイスも認識して充電してくれます。
ワイヤレス充電をUSB Standard-Aポート、USB Type-Cポートと組み合わせることで、最大3台同時に充電することもできます。…MagSafeを使わないとワイヤレス充電の位置がズレてしまうため、MagSafe非対応製品で行うのはあまり実用的ではありませんが…
モバイルバッテリー自体を急速充電
本製品は、モバイルバッテリーへの充電でも急速充電が可能で、5V@3A、9V@2Aの最大18W充電に対応しています。公称値約3.5時間で満充電が可能となっていて、実際に充電してみても速いです。特に容量の大きいモバイルバッテリーですから、感じられる効果は大きくなります。
モバイルバッテリーに充電しているときも、急速充電がされているときは急速充電中の緑のインジケーターが点灯します。
まとめ
一昔前は、モバイルバッテリーは急速充電に対応していないことが当たり前でしたが、今はモバイルバッテリー→スマホのみならず、モバイルバッテリーへの充電でも急速充電が可能になっており、あまりモバイルバッテリーを更新していなかった私には、隔世の感があります。
本製品は、急速充電のみならずワイヤレス充電にも対応していて、Qi規格に対応しているスマートフォンでワイヤレス充電が可能。特に、iPhone 12シリーズなどではMagSafeにより、ぴったり位置合わせができ、位置ズレの心配がありません。
機能面に限らず、Red Dot Design Awardを受賞したデザインは、他の多くのモバイルバッテリーにない特徴です。材質的にキズがつきやすく、テカりが出やすい点は難点ですが、大きな問題ではありません。
iPhoneユーザーのみならず、広く一般におすすめできるモバイルバッテリーです。