ASUS JAPAN様から8月18日に発表された「Zenfone 8」を2週間ほどお借りし試用させていただきました。
Zenfone 8では、去年までのモデルにはなかった「おサイフケータイ機能」が、ついに搭載されました。おサイフケータイに対応しているハイエンドモデルのSIMフリー機は数が少なく、Zenfoneも例外ではなく、待望の対応といったところでしょう。
目次(見たいところからチェック!)
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手にスッポリと収まるサイズ
「Zenfone 8」の本体サイズはかなり小型で手にスッポリとおさまり、片手操作での操作もラクチンです。
手の小さい筆者にとってはフリック入力もサクサクできてストレスフリーです。
背面にはおサイフケータイ機能のロゴにカメラが搭載。お借りしたのはシルバーなのですが、シンプルでかっこいいです。シルバーが好きな筆者にとってはうれしい。
今どきのスマホでは見かけなくなったイヤホンジャックもあります。正直、ないよりかはあったほうがいいです。
SIMスロットはDSDV対応で、裏表にSIMをハメ込むタイプです。
そして特筆するのは青色の電源ボタン。後述する「スマートキー機能」を兼ね備えています。
おサイフケータイ対応
前述したように、「Zenfone 8」はおサイフケータイに対応しています。ということは、これ1台で出かけれたり、買い物できるわけですね。
120Hz対応のディスプレイは視認性がいい
「Zenfone 8」には120Hz対応のディスプレイが搭載されています。120Hz?なにそれ?となる方について軽く説明すると、120Hzは1秒間にパラパラ漫画が120回めくられるわけです。そして、めくられる回数が増えるということは、滑らかに、ゆっくりと動作します。つまり、視認性がよくなるわけですね。
実機を触れる機会があれば適当なページをスクロールするとわかりやすいと思います。さらに、自身のスマホと比較してみるとなおわかりやすいかもです。
カメラの画質をチェック!
カメラ性能をチェックしていきます。Zenfone 8は2眼仕様で、メインレンズと超広角レンズが載っています。
借用期間の都合上、ガッツリと写真を撮ったわけではないのですが、日常のスナップであればキレイに撮れます。
夜景もバッチリ。全体的にパリッとした印象です。
標準AndroidをベースにしたUI
スマートフォンの中には、独自カスタマイズがなされているものも存在し、慣れるまでが大変だったり、使い勝手の悪さが目立ちがちです。Zenfone 8ではほぼ標準的なAndroidにASUS独自のインターフェイスZenUIを搭載し、誰でも使いやすいように設計されています。
Zenfone 8の便利な機能
Zenfone 8には便利な機能がいくつかあり、それらの一部を紹介していきます。
スマートキー
Zenfoneシリーズは伝統的に「スマートキー」が搭載されています。はやいところがショートカットキーで、電源ボタンを素早く2回おすと「Googleアシスタント」や「任意のアプリ」を起動できるわけですね。
リフレッシュレートの固定
Zenfone 8は最大120Hzのリフレッシュレートに対応していますが、その設定だとバッテリー持ちが悪くなりがちです。かといえば、60Hz固定はちょっとなあ…。といった方に90Hz固定の設定が用意されています。この機能は他のスマートフォンではあまり見かない、いいポイントです。
片手モード
驚くべきことに片手モードもあります。このサイズで片手モード…?ごくごく限られた一部の層が使いそうなところです。ただ、90Hz固定しかり、細かい設定を用意するのはユーザーライクさを感じました。
ステータスバーに表示するアイコンを設定
ステータスバーに表示するアイコンを設定することもできます。これ、案外できるスマホって限られていて、ステータスバーをスッキリとさせたい派のひとにはオススメです。
アプリ複製
アプリ複製機能の「ツインアプリ」にも対応しています。アプリを複製することで、端末内に同じアプリを2つインストールできるようになるものです。ゲームのサブアカウントを作成したりするのに重宝します。ただし、これはメーカー側が認可したアプリのみ複製可能です。すべてのアプリが複製できるわけではありません。
付属品
付属品はケース、SIMピン、ACアダプタ、Type-Cケーブル、冊子類です。
本体が小型なだけあって、箱も小型になりました。というのも、先代機種の箱はおおきかったのです。ただ、8 Flipの箱は同様にデカいような気もします。
付属品のケースをつけると印象がガラリと変わります。カーボンファイバーを基調にしたケースはさわっていて心地いいです。
スペック表・ベンチマーク結果
OS | Android 11 |
---|---|
CPU | Snapdragon 888 |
RAMとストレージ | 8GB+128GB, 8GB+256GB, 16GB+256GB |
外部メモリ | microSDXC 非対応 |
ディスプレイ | 5.9インチ 2400×1080 (FHD+) |
メインカメラ | 6400万画素+1600万画素 |
フロントカメラ | 1200万画素 |
バッテリー | 4000mAh |
防水・防塵 | IP65/IP68M |
サイズ | 約148 x 68.5 x 8.9 mm |
重量 | 約169g |
ベンチマークアプリ「3D Mark」を使用して端末の性能を測ったところ、5,228点と、最新の高性能SoCを搭載しているだけあって高い数値がでました。これだけの数値が出ていれば何をするのにも困ることはほぼありません。
SIMフリー市場におけるおサイフケータイの問題、そして使用感想
SIMフリー市場において、ハイエンドモデルかつ、おサイフケータイ搭載のスマホは数が少なく、ユーザーにとっては悩みのタネでした。しかし、Zenfoneがおサイフケータイに対応したことで、選択肢が増えたのは快挙だといえます。この流れに追随し、おサイフケータイ対応でハイエンドなSIMフリースマートフォンを他社にも販売してほしいところです。
試用期間は長くはありませんでしたが、小型でおサイフケータイ対応、そしてハイエンドSoC搭載モデルは普段使っているような端末とはまた違って、なんだかワクワクしてしまいました。Zenfone 8、小型でハイエンド、そしておサイフケータイ対応なスマホを探されている方にはオススメです。