ビッグローブが7月1日より開始した格安SIMの新ブランド「donedone」を契約してみました。donedoneの中でも一番注目のエントリープラン(最大128kbps、月額0円)です。
128kbpsって、どれくらい遅いのか、使えるのか、確かめてみました。
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donedone エントリープラン
donedoneは、音声プランとして、通信速度3Mbpsで50GBのデータ通信量を利用できる「ベーシックUプラン」と、通常時は通信速度1Mbpsで、YouTubeやInstagram、TikTokなどから選択した3つの対象アプリ利用時には速度制限がない「カスタムUプラン」、そして月額料金0円でデータ専用、通信速度の上限が128kbpsという「エントリープラン」もあります。
128kbpsとはいえ月額0円で維持でき、さらに初期費用が0円になるクーポンもあったので契約してみました。新しいスマホを手に入れたときに「とりあえず通信できるように」入れておくSIMとしてちょうどいいという魂胆です。(私は速度測定のためにSIMを20枚以上契約していますが、それらは速度測定用の端末に挿しっぱなしにしておきたいのです。)
donedone SIMが来た
donedoneのSIMは普通のauのMVNO用SIMでした。
apn設定はBIGLOBEはモバイルと同じなので、スマホにその設定が入っていればそれを選ぶだけでOKです。もしBIGLOBEモバイルのapn設定が入ってない場合は以下のとおりです。
APN | biglobe.jp |
---|---|
APNタイプ | default,supl,dun |
これでうまく通信できない場合があるようで、その場合はAPNタイプのdunを削除してdefault,suplにするといいという情報もあります。
まずはカスタムUプランをお試し
エントリープランは最初にベーシックUプランかカスタムUプランをお試しできます。(最大3GBもしくは14日間)私はカスタムUプランを選びました。
カスタムUプランは通常速度が最大1Mbpsで、動画・SNS・ゲームなど対象アプリの中から選んだ3アプリについては速度無制限になるプランですが、エントリープランのお試しの場合は対象アプリ10種類がすべて速度無制限になります。
SNS | LINE, Instagram, Facebook |
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動画 | YouTube, ABEMA, TikTok, TELASA |
音楽 | Spotify, Amazon Music |
ゲーム | モンスターストライク |
カスタムUプランの速度で使ってみた
通信速度モニターで画面上部に速度をリアルタイム表示しながら、実際にいくつかのアプリを使ってみました。
Speedtest.netでは公称通り1Mbps程度の値が出ました。グラフを見るにバースト機能のようなものはないようです。カスタムの対象であるYouTubeでは1Mbpsを超える速度が出ました。
昼時にちゃんと1Mbps出るかどうかはまだ確かめられてません…。
中には対象アプリではないのに1Mbps以上が出るアプリもありました。Playストアでのダウンロードなども一瞬だけではなくずっと1Mbps以上でした。Google系アプリが速度制限されてない?(そのうち修正されると思いますが…。)
1Mbpsの使い勝手
Twitterなどはちゃんと制限されて1Mbps程度になります。この速度だと画像などはたしかに表示が遅れます。それでもタイムライン上のサムネイルはワンテンポ遅れると感じるくらいでしょうか。動画はけっこう待ちますね。どんな人をフォローしてるタイムラインかにもよると思いますが、思ったよりも普通に使えます。
ゲームはやはりローディング画面でけっこう待ちますね。それを乗り越えれば、まぁプレイできます。常に大量のデータ通信してるゲームだと厳しいと思いますが。
そして128kbpsの世界へ
カスタムUプランのお試しは14日間もしくは3GBまでです。ゲームアプリのダウンロードなどしてたら使い切りました。
speedtest.netでも100kbpsを切り、Playストアもちゃんと128kbps制限になっているようです。
128kbpsの使い勝手
あ、これ無理、無理です。
Twitterのタイムラインを更新しようとするとけっこう待たされます。アイコンなどの画像はほとんど表示されません。かなり待てば表示されますが…。
メールを見るのも一苦労です。これは常用できません。非常用と割り切れば、まぁいいのですが、それ以外には使えませんね…。常に128kbps出てるわけではないので、radikoもけっこうキツイです…いや一度再生し始めればいけるか…?
まとめ
自分としては、新しいスマホにとりあえず入れておく用としてなので、その役割は果たせます。それ以外だと、非常用としても辛いものがありますね。
ただ今後、時間単位などいくつかのクーポンを購入して使う、povoのトッピングのようなものができるようになるようなので、それに期待したいところです。