Amazfit GTR 2eを4月下旬に購入し、じっくり使ってきました。選んだカラーはSlate Greyで、楽天市場にあるAmazfit 公式楽天市場店で購入しました。
ここまで3ヶ月ほど使ってきたレビューをお届けします。
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Amazfitとは?
Amazfitは、2015年9月に設立された中国のスマートウェアラブルブランドで、XiaomiのMi Bandも製造しています。そのためXiaomiが関わっているというイメージが強い方もいらっしゃると思いますが、Mi Band以外にも独自の多種多様なウェアラブルデバイスを開発しています。
Amazfitブランドの製品は現在、Huami Technologyから社名変更したZepp Health Corporationが製造しています。アプリ名も以前はAmazfitでしたが、今はZeppアプリに変更されています。
ちなみにMi WatchはZepp Health Corporationではなく、70maiという企業が生産しています。Amazfitブランドで、Xiaomiエコシステムからの自立をしようとするZepp Healthと、これからエコシステムを利用して成長しようとする70mai…という図が透けて見えますね。
Amazfit GTR 2eの概要
Amazfit GTR 2eは、Zepp Healthが2021年1月11日に発表したスマートウォッチです。
先にリリースされていたAmazfit (GTR/GTS) 2は上位モデルで、高機能なこともあり30,000円前後します。対してGTR 2e(GTS 2eも存在)は、3Dガラスを2.5Dガラスにしたり、機能を削ることでコストカットし、価格は20,000円前後に抑えられ、手が届きやすくなりました。
機能は削られていますが、血中酸素飽和度(SpO2)測定などの機能は残されていますし、ワークアウトの自動記録機能もあります。機能が減ればそれだけバッテリー持ちも良くなるため、それほど多くの機能が必要ない方にはピッタリの製品になっています。
Amazfit GTR 2eの主なスペック
ディスプレイ | 1.39インチ AMOLED 454×454 (326ppi) |
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センサー | BioTracker™ 2バイオ トラッキング光学センサー、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、3軸地磁気センサー、環境光センサー、気圧センサー、温度センサー |
本体仕上げなど | 2.5D 湾曲ガラス、アルミニウム合金の本体、ガラス真空コーティング |
バッテリー | 471mAh |
サイズ | 約46.5x46.5x10.8mm |
重量 | 約32g(バンド除く) |
対応OS | Android 5.0 以降、iOS 10.0 以降 |
防水 | 5ATM (50 メートル) |
バンド幅 | 22mm |
GNSS | GPS + GLONASS |
より詳細なスペックは公式サイトをご覧ください。
本体と付属品
20,000円のスマートウォッチなだけあって、箱は高級感があります。
表面にウォッチフェイスのシールが貼られています。
内容物は充電コード(磁石でひっつく)と説明書、そして製品本体のみです。説明書は日本語もある、多言語対応のものになっています。
外観
上位モデルのGTR 2とどれほどの違いがあるのかは分かりませんが、値段相応の高級感を備えていると思います。
付属品のバンドは少し安っぽく感じますが、22mmの時計バンドなら変えられるので、別途購入するのも良いかもしれません。
装着感や操作感
付属のシリコンストラップは、柔らかすぎず固すぎずで、装着感は良いと思います。
ディスプレイ
日中の日向だと、最大輝度でも少し暗めに見えますが、日陰を作ってあげれば問題ありません。
輝度は、無段階で調節可能です。
また、輝度の自動調節もできます。私は自動調節に設定しています。
スマホのような操作がGood
デフォルトの画面は文字盤(ウォッチフェイス)です。操作はスワイプで行うので、スマホでジェスチャー操作をしている方であればスッと慣れられるのではないでしょうか。
ウォッチフェイスを左にスワイプすると、まず歩数などの画面になり、もう一度左にスワイプすると心拍数測定の画面になります。
同じようにスワイプしていくと、この順で画面が切り替わっていき、最終的には一周します。
天気予報の画面や、ノルウェーの大学で生み出された健康指標であるPAI(Personal Activity Intelligence)をどれだけ貯めたか、などの画面があります。
通知
通知です。横に全角13文字ほど表示できます。スマートバンドのように幅が細くないので、一度に多くの情報を表示できて良いですね。
通知が来た瞬間はもちろん、文字盤の画面を下からスワイプすることでも表示できます。
…フォントは微妙な感じではありますが、普通の漢字であれば特に問題ありません。
スマホで通知を消せば自動的に削除されますし、通知を長押ししても削除できます。
Amazfit GTR 2eでできること
- 時刻の表示(常時表示画面(AOD)対応)
- 歩数計
- 24時間心拍数計測
- 睡眠モニタリング
- 血中酸素飽和度(SpO2)測定
- 睡眠時の呼吸の質測定(Beta)
- 90種類のワークアウトの記録
- 座りすぎ通知
- 着信やアプリの通知
- アラーム/タイマー/ストップウォッチ
- 天気予報
- 音楽再生コントロール
- ストレスレベル測定
- スマホを探す(音を鳴らす)
血中酸素レベル測定
最近採用する機種が増えてきた、血中酸素レベル(SpO2)計測に対応します。医療機器ではないため、参考値にはなりますが、新型コロナウイルス感染時にはこの値が重要になってくるそうですし、あるのは良いですね。
ただ、平らな机の上で計測しないとエラーになってしまうので、使いやすくはないです。
…まぁ、健康であればそれほど気にする値でもないとは思いますが…
管理アプリは「Zepp」
Zepp-
制作: Huami inc.価格: 無料
管理アプリはZeppというアプリを使います。
最近アプリのUIに大きな変更があり、このような画面になりました。変更前は少し暗めの色使いでしたが、現在は明るくポップな色になっています。
この画面に並ぶ情報は、データカードを編集から入れ替えたり消したりできます。
睡眠の記録画面です。グラフの上に心拍数を重ねて表示することもでき、睡眠を100点満点で評価してくれます。
心拍数などから推測しているのだと思いますが、起きた時間・寝た時間はかなり正確で驚きです。睡眠時の呼吸の質は、まだBeta版であることと、大幅に電池消費が増すと書かれているので、私は使っていません。これはおそらく、血中酸素レベル測定機能を用いて、酸素濃度を測っているのだと思います。
歩数、心拍数などの記録画面はこのようになっています。
設定画面です。アカウントを追加をタップすると2枚目の画面になり、各種アカウント(WeChat, Google Fit, Strava, Relive, Amazon Alexa)と連携が可能です。
Amazon Alexaは後述するAlexaを使うのに必須です。Google Fitと連携できるため、他のブランドの製品でも、Google Fitに対応していればデータを統合できます。これは非常に大きいのではないでしょうか。
ウォッチフェイスは50種類以上のものがあります。ただ、これだ!というようなものがなく、ちょっと微妙な感じではあります。
背景を自分の画像にできるウォッチフェイスもあります(2枚目)。
ワークアウトの記録
手動で記録を開始した、ウォーキングのワークアウト記録です。手動で記録を開始すれば、自動記録では記録されない情報(位置情報など)も記録されます。
心拍数などを見ても、十分詳細に記録されているのではないでしょうか。位置情報(GNSS)も、かなり正確に記録できている印象です。
バッテリーは長持ち!
Amazfitのホームページでは、標準的な使用でのバッテリー持続時間は24日間、ハードな使用でのバッテリー持続時間は12日間としています。この「ハードな使用」の内容は以下の通り。
スマートウォッチとして使うなら、これくらいは普通にありえるものですね。
上の使い方では、睡眠時呼吸の質のモニタリングがONですが、私はこれをOFFにしていて、それでもバッテリー持ちはこれくらい(12日くらい)です。
個人的にはスマートウォッチ・バンドは7日以上バッテリーが持てばいいと考えているので、十分すぎるバッテリー持ちだと思います。充電は公称値通り2時間半ほどで満充電できます。
OTAでAmazon Alexaにも対応!
別記事でもご紹介しましたが、OTAでAmazon Alexaの機能が追加されました。スピーカーが無いのもあり、フル機能のAlexaに比べればできることは少ないですが、これは他のスマートウォッチに差を付けられるポイントではないでしょうか。
Alexaの導入方法は以下の記事をどうぞ。
まさに2021年のメインストリームスマートウォッチ
Amazfitのフィットネスガジェットには定評のあるものが多いですが、この製品はその中でも価格と機能のバランスがよく取れたモデルだと感じました。
採用機種が増えてきた血中酸素飽和度の測定にも対応し、音声アシスタントも使えるため、最初の一本にもおすすめです。
私は楽天市場店で購入しましたが、楽天市場店だと定期的にクーポンを配布しているため20,000円で結構お釣りが来ます。最近健康が気になりだした方、どうですか?