POCO F3をBanggood様から提供していただきました。POCOはXiaomiのインド向けに展開されているサブブランドで、一部のパーツを削減、グレードを下げることでハイスペックながら格安な価格を実現しています。
今回提供していただいたものはSnapdragon 870搭載、メモリ8GBにストレージ容量が256GBで44,000円ほどです。そんなPOCO F3をレビューしていきます。
- Snapdragon 870 & 120Hzディスプレイ搭載でハイコスパ
- パンチホールが小さい
- 電源ボタンと指紋認証センサーが統一
- 夜景に弱い
- 女性には大きすぎるかも…
- 気にする人は気にする背面デザイン
目次(見たいところからチェック!)
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直線を使った背面のデザインがカッコいい!
POCO F3の特徴は直線で区切られた背面デザインです。グラデーションカラーとはまた違ったカッコよさがあって好き。
ディスプレイ部には極小パンチホールカメラ。ノッチレスかと錯覚してしまうくらいパンチホール部が小さくて没入感が高まるのはいい点です。
ちなみに、POCO F3は有機EL(AMOLED)でリフレッシュレート120Hzのディスプレイが搭載されています。視認性がかなりいいだけでなく、フラットディスプレイを採用しているため、湾曲画面を受け付けない方にもうってつけです。
左側面は何も搭載されていません。右側面には電源ボタンと音量調節ボタンが搭載されています。
下部にはType-CポートとSIMスロット、スピーカーを搭載。上部にもスピーカーがあり、デュアルスピーカーです。
6.67インチながら軽量
POCO F3は6.67インチながら196gと軽量で扱いやすいです。このスペック、サイズでケースをつけても216gと軽い部類に入ります。
大画面のスマホは重くなりがちですが、「POCO F3」は軽くてかなり扱いやすいのが利点です。デカくて重い!は通例でしたが、デカくて軽い!しかもハイスペック!は数が少なかっただけにうれしい。
カメラ性能
POCO F3のカメラ性能をカメラ性能をチェックしてみましょう。POCO F3はメインカメラ、超広角、マクロレンズからなる3眼構成です。
これまでに撮ったサンプル写真をいくつか載せていきます。
夜景は白とびが激しいですが、日常的なスナップショットであれば十分なキレイに写ってくれます。AI補正をオンにしても過度な味付けをしない、あっさりとした味付けをしてくれるのはいいですよね。
今回掲載した写真はすべてGoogleフォトにまとめてあります。大きな写真を見たい場合はこちらも併せてどうぞ。
MIUIはiOSライクで扱いやすい
XiaomiのスマホにはAndroidを独自にカスタマイズした「MIUI」が搭載されています。MIUIはiOSライクな見た目や操作感をしているので、iPhoneからの移行してきてもすんなり使うことができます。
MIUIにはいくつかの便利な機能が搭載されています。それらを紹介していきます。
アプリ複製機能・第2のホーム画面を作成する機能つき
アプリを複製することができる「デュアルアプリ」がとても便利です。この機能を使うことで、ゲームのサブアカウントを作成したり、LINEをプライベート用と連絡用で分けることができます。いいですよね。
セカンドスペースと呼ばれる機能は、スマホ内部にもう1つのユーザーを作成することができるというもの。PCの複数ユーザーに近い機能です。もっと平たくいうと、裏になにもないホーム画面をもう1つ作成することを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。(厳密には違います)
この機能、公私を分けたい時だったり、他人には見せられない画像を保存しておくときに重宝します。
アプリ一括終了機能
アプリ一覧を開く画面はアプリがタイル状に並びます。慣れや好みも関係してきますが、かなり操作しやすいです。また、下の方にあるバッテンを押すことで、アプリを一括終了することができます。
ゲームスペース
ゲーミングスマホのような機能も標準搭載されています。ゲームターボを有効にすることでゲームパフォーマンスを向上させたり、ゲーム時の通知を無効化できたりと、よりよいゲーミング体験をもたらしてくれる機能がつまっています。
生体認証
POCO F3には指紋認証と顔認証システムが搭載されています。指紋認証は電源ボタンと統一されており、触れるだけでロックを解除することができるのは使いやすくて便利です。
指紋も顔も、どちらもロック解除速度は爆速で不満を感じることはありません。ただし、顔認証は3D認証ではないため、セキュリティ面がちょっと心配なところ。指紋認証だけで使った方がいいかもしれません。
ベンチマークスコアとスペック
各種ベンチマークソフトでスコアを測定してみました。測定に使用したソフトは『Antutu Benchmark』『GeekBench』『3D Mark』です。
結果は『Antutu Benchmark』が671,206点『GeekBench』のシングルが924点、マルチが2960点、『3D Mark』が1117点でした。
「Snapdragon 865」の『Antutu Benchmark』が56〜60万点ですから、順当な進化を遂げているといえますし、この性能が4万円ほどで手に入るのは驚きです。
スペック表はこんな感じです。
OS | MIUI 12, Android 11 |
---|---|
CPU | Snapdragon 870 |
RAM | 6GB / 8GB |
ストレージ | 128GB / 256GB |
ディスプレイ | 6.67インチ 2400×1080 (FHD+) AMOLED |
メインカメラ | 40MP広角+8MP超広角(FOV 123°)+5MPマクロ |
フロントカメラ | 20MP |
バッテリー | 4520mAh |
サイズ | 約163.7 × 76.4 × 7.8 mm |
重量 | 約196g |
対応バンド | 5G: n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n41, n77, n78, 4G: FDD-LTE Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 20, 28, 66 TDD-LTE Band 38, 40, 41, 423G: WCDMA Band 1,2,4,5,8 2G: GSM 850 900 1800 1900 MHz |
総評:POCO F3は大きな不満のない、お手頃ハイスペックスマホ
POCO F3は大きな不満もなく、普通に使うことができて、お手頃な価格で買うことができるハイスペックスマホでした。不満点をあげるとすればカメラ性能くらいですが、カメラ性能をさほど重視しない方であれば気になることはないでしょう。
120Hzディスプレイ、Snapdragon 870搭載で4万円ほど。しかも大画面で軽量なのはかなり扱いやすくて「サクサク動いて使えるスマホがほしい!」といった方にはうってつけなのではないでしょうか。コスパ良好ですよ。
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2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。