MMD研究所は5月18日、「2021年春商戦の通信サービス契約者実態調査」の調査結果を公開しました。これは8歳~69歳の男女40,000人を対象に2021年4月20日~4月22日の期間で実施されたものです。
毎年春は携帯電話業界にとっては最も重要な商機の1つです。また今年は大手キャリア3社からオンライン専用プランが開始され、MVNOもそれに合わせてプラン改定が行われました。
その中で新規・乗り換えではahamoを契約した人が最も多いという結果に。また、現在乗り換えを検討してる通信サービスとしては楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIがトップになりました。
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2021年3月~4月に契約した通信サービスはahamoが22.9%でトップ
18歳~69歳の男女40,000人のうち、メイン利用のスマホを契約した通信サービスを把握しており、2021年3月~4月に契約したという人は3,708人でした。
この3,708人を対象に、契約している通信サービスを聞いたところ、「ahamo」が22.9%と最も多く、次に「Rakuten UN-LIMIT VI」が18.7%、「povo」が12.6%となりました。
20代が多いpovo、40代が多い楽天モバイル
メイン利用のスマホを2021年3月~4月に契約した3,708人を対象に、契約している通信サービス別で年代をみたところ、ahamo(n=849)とpovo(n=467)とLINEMO(n=186)は「20代」が多く、Rakuten UN-LIMIT VI(n=692)は「40代」が多い結果となりました。
オンライン専用プランは3社とも若者向けを押し出して、それが反映された結果になっています。Y!mobileやUQ mobileは意外と年齢層高めの分布になってるようです。
乗り換えは同じ会社内がやはり多い
新規・乗り換えした人の、乗り換え元の通信サービスとの組み合わせを見ると、やはりドコモからahamoやauからpovoなど、同じ会社内での移動が多いようです。MVNOを契約していた人はやはりそのまま別のMVNOへ行く人が多いようですが、ほかにはドコモや楽天モバイルも多くなっています。
乗り換え検討は楽天モバイルがトップ
メイン利用のスマホを契約した通信サービスを把握している35,438人を対象に、現在利用している通信サービスから他社へ乗り換えるか聞いたところ、11.2%が乗り換えを検討しているとなり、そのうち、具体的な乗り換え先を決めているのは84.5%(3,349人)でした。
具体的な乗り換え先を決めている3,349人を対象に、最も乗り換えを検討している通信サービスを聞いたところ、「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が26.5%と最も多く、次に「Y!mobile」が14.3%、「ahamo」が13.1%となりました。
より詳しい調査結果はMMD研究所のページをご覧ください。