MMD研究所は5月11日、「スマートフォンやウェアラブルデバイスでのヘルスケアに関する調査」の結果を公開しました。
今回は予備調査では15歳~79歳の男女6,521人、本調査ではウェアラブルデバイスで健康に関する記録をしている322人を対象に2021年4月7日~4月16日の期間で調査が行われました。
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スマホで健康記録したことがあるのは38.9%
まず15歳~79歳の男女6,521人を対象に、スマートフォンを所有しているか聞いたところ、88.1%がスマートフォンを所有していました。その5,742人を対象に、現在スマートフォンで健康に関する記録をしているか聞いたところ、「現在記録をしている」が29.7%、「過去に記録をしていたが、現在は記録していない」が9.2%となり、合わせて38.9%が健康に関する記録をしたことがあるとなりました。
男女年齢別に見ると、男性は年齢別にでこぼこしていますが、女性は年齢が上がるほど記録したことがある人が減ってきました。
健康の記録の方法を聞いた設問では「アプリのみで記録」が70.1%と最も多く、次に「ウェアラブルデバイスを使って記録」が14.2%、「アプリとウェアラブルデバイス両方で記録」が13.2%となりました。
実際に記録した内容を聞くと、「運動した時間」が58.4%と最も多く、次に「身長や体重」が47.3%、「起床・就寝時間」が25.6%と続きます。
ウェアラブルデバイスで健康記録しようとしたきっかけは男女とも「健康への意識が芽生えたから」が最も多く、全体で42.2%となりました。その後の項目は微妙に男女差が出ていて興味深いです。
ウェアラブルデバイスのメリット・デメリット
ウェアラブルデバイスで健康記録を取ることのメリットを聞いたところ、「記録が簡単にできる」が62.1%と最も多く、次に「健康状態がわかる」が47.2%、「通知にすぐ気付くことができる」が46.9%となりました。
一方デメリットとしては「充電が面倒くさい」が36.6%と最も多く、次に「バッテリーの減りが早い」が34.2%、「価格が高い」が29.5%となりました。このあたりが解決されたデバイスが出てくると満足度が上がりそうですね。
調査結果について、もっと詳しくはMMD研究所の記事もご覧ください。