速度測定用のスマホを統一しようかと考えていたときに、面白そうなガジェットを教えてもらいました。なんと1つのスマホに12枚のSIMをセットして、使うSIMをスイッチで簡単に切り替えられるというものです。
これがあれば、スマホを20台買わなくても簡単に測定するSIMを切り替えられるんじゃ?と思いつつ、実際に買ってみました。
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購入はAliExpressで
格安SIMの速度測定で使う端末を揃えるか迷ってた記事を公開したあと、Twitterでこんなものもあると教えてもらいました。
実際に速度測定で使うにはちょっと難がありそうだな、と思いつつもモノ自体は面白そうだったので実際に自分でも注文してみました。売ってたのはAliExpressです。
送料無料でだいたい2,000円くらいでした。(いくつかバリエーションがあり、私の購入したAndroid用のnano SIMが12枚入るタイプは品切れのようです。)
3月20日に注文して4月5日に届いたのでだいたい半月くらいですね。
SIMスイッチャー
送られてきたのは本体とペラペラな追加ケーブルのようなものだけ。なんの説明もありません。
出っ張ってる部分の裏側にはなにやら端子が。これをスマホのSIMスロットに挿せばいいのですね。
メインの部分はnano SIMを入れるスロットが12個。それにボタンスイッチが付いてます。
ケーブルを使っての接続もできます。というかこれを使わないとうまく認識させることができなかった(位置がうまくあわない)ので、これを繋いだほうが無難です。
ケーブルの先がSIMカードの形になっているので、スマホのSIMスロットにはめ込んでスマホに装着します。
見た目がアレなので、外で使うのはオススメしません。
SIMをボタンで切り替えてみる
というわけで、実際に使ってみました。テスト的に3枚だけSIMを挿してみました。
これが何もボタンが押されてない状態です。
ドコモ系SIMを入れた1のボタンを押してオンにします。ランプが付いて、すぐに認識されます。
これで普通に1に挿したSIMでデータ通信できました。上の画像はKWGTでネットワーク事業者名を表示させたものです。
次に、2のSIMに切り替えてみます。
まずは1のボタンをもう1回押してオフにします。スマホからSIMが抜けたと認識されるまでに数秒かかります。
認識が外れたのを確認したら2のボタンをオンにします。
2のSIMに切り替わって事業者名もKDDIになりました。ボタンによるSIM変更が成功しました!
同様に一度オフにして3を押せば3のSIMが認識されます。オフにするときに数秒かかってしまいますが、SIMを抜き差しするよりは遥かに早いですね。面白いです。
ちなみに、オフにするとSIMを抜いたときと同じような動作になるので、スマホによってはそこで再起動になったりします。SIMスロットを開けても電源が切れないスマホで使うのがベターです。
速度測定に使えるか?
これがあれば1つのスマホで12枚のSIMを切り替えることができます。同じスマホを20台も買わなくても、2台のスマホとこれ2台、余裕を持って3台のスマホとこれ3台でもはるかに安く済みます。
…なんですが、私の今の速度測定のやり方(Speedtest.netの場合)は「全部のSIMを1回ずつ測定してそれを3周」なので、これを使うとなると1回測定するごとにスイッチをオン・オフして切り替えなくてはなりません。また、スマホに残る測定結果も、どのデータがどのSIMなのかわかりにくくなります。
そんなわけで、私の速度測定にはちょっと使えないかなぁ…という結論です。まぁ、モノとしては面白いですよね。興味ある方はAliExpressで探してみてください。