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楽天モバイル+格安SIMで月額500円以内の「かけ放題+低速使い放題」のスマホを作る

2021年4月から、楽天モバイルはデータ通信が1GBまでなら無料で利用できるようになります。これと、低額で利用できる格安SIMを使えば、楽天モバイル(Rakuten Link)で通話し放題、格安SIMで低速ネットし放題なスマホを作ることができます。

楽天モバイルだけでも1GBまでのデータ通信なら無料ですが、うっかり超えてしまうと980円になります。それを防ぐために、データ通信は別の格安SIMを使って任せよう、というものです。格安SIMなら低額でデータ容量は少ないものの低速通信を使い続けられるものがありますからね。

SIMが2枚入るDSDVスマホを使う場合と、シングルSIMでも2つのスマホを使う方法の2つを紹介します。

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1台のスマホで2枚のSIMを使う方法

1台のスマホで2つのSIMカードを使うことができるスマートフォンがあります。キャリアから販売されてるものは少ないですが、MVNOやECサイトで販売してるSIMフリースマートフォンであれば、対応してるものも多いです。

用意するのはそういったDSDV対応のスマートフォンと楽天モバイルのSIM、そしてデータ通信専用の格安SIMです。

こういったスマホではどちらでモバイルデータ通信をするのか自分で設定ができます。なので間違って楽天モバイルのSIMで1GB以上の通信をしてしまうこともありません。

モバイルデータと通話をデータ通信のみの格安SIMにして、SMSメッセージだけ楽天モバイルにします。こうすると普通のデータ通信は格安SIMで行い、SMSは楽天モバイルのSIMに届きます。通話はRakuten Linkでやるため、間違って普通の電話アプリで通話しないようにデータ通信SIMを設定しておきます。

この状態でRakuten Linkを起動し、SMS認証すると楽天モバイルのSIMで認証できます。そのままRakuten Linkで電話をかけたり、楽天モバイルの電話番号で着信できます。

一つ、注意点があります。
この状態でWi-Fiに接続して通話すると、相手には自分の電話番号が非通知となります。Wi-Fiをオフにしたら電話番号が表示されました。
試してないですけど、SIMトレイが1つでもeSIM対応で物理SIMとのDSDVができる端末であれば、楽天モバイルのeSIMと格安SIMの物理SIMでたぶん同じことができると思います。

2つのスマホを使ってSMS認証を行う方法

実はRakuten Linkは楽天モバイルのSIMが入ってない端末でも利用できます。ただしログインする際にSMS認証が必要になります。

なので、データ通信専用の格安SIMを入れたスマホAでRakuten Linkを起動し、ログインに必要なSMS認証の番号を別のスマホBで受け取り、それをスマホAで入力すれば、その後はスマホAでRakuten Linkを使って通話ができます。
ちょっとややこしいですかね。

スマホAにデータ通信専用の格安SIM、スマホBに楽天モバイルのSIMを入れる
データ通信専用の格安SIMの入ったスマホAで『Rakuten Link』を起動し、楽天アカウントでログイン
SMS認証コードを送る電話番号に、スマホBに入れた楽天モバイルの電話番号を入力する。
(デフォルトではその端末に入ってる格安SIMの電話番号が表示されてるので、タップして変更する。)
スマホBに届いた認証コードをスマホAで入力する
これであとはスマホBから楽天モバイルのSIMを抜いても、スマホAのRakuten Linkで着信・発信ができます。(スマホBに楽天モバイルのSIMが残った状態でも、着信はスマホAに来ます。)

これで、楽天モバイルのSIMは使わないのでデータ通信が1GBを超えることはありませんし、Rakuten Linkでの通話はかけ放題となります。データ通信の方は入れてる格安SIMによります。

注意点としては、Rakuten Linkはログアウトされることがある、ということです。SIMスロットを開けるとその場でログアウトされますし、そうでないときでも何かしらのタイミングでログアウトされることがあるようです。そうすると再びログイン、SMS認証しなくてはなりません。出先でそういった事態になると(楽天モバイルのSIMともう1台のスマホが手元にないと)ちょっと面倒ですね。

また、この方法は明らかに意図されたものとは違うはずです。なのでこういった方法自体が塞がれてしまう可能性もあります。とりあえず2021年2月2日時点ではできましたが、今後もずっとできるという保証はありません。

組み合わせる格安SIMを考えよう

楽天モバイルのRakuten Linkを使えば、通話料無料でかけ放題となります。データ通信については、楽天モバイル側でやってしまうとうっかり1GBを超えて月額料金がかかってしまう可能性があります。また1GB以内に抑えてモバイルデータ通信をオフにしていまうと、それ以降の通信ができなくなってしまいます。

なので、低額で使える格安SIMを組み合わせて使います。
そういった用途に向いてる格安SIMを集めた記事を以前書きました。

1年前のものなので今とはプランが変わっていたり新規受付してないものもありますが、参考になると思います。

このうち、500円以内で…となるとLinksMateとロケットモバイルが向いてるでしょう。LinksMateなら少しだけ高速通信も使えます。

月額料金(税込)
LinksMate 100MB 275円
LinksMate 200MB 330円
LinksMate 500MB 385円
ロケットモバイル神プラン 327円

少しでも高速データ通信が使えるならLinksMateがいい気もしますが、LinksMateは解約時に「SIMカード削除事務手数料」として3,300円(税込)がかかります。逆に契約するときはAmazonでエントリーコードがあるので660円ほどで手に入ります。(プラスSIMカード発行手数料で440円かかるので合計1,100円)

ロケットモバイルは解約時の手数料はありませんが、初期事務手数料は3,740円(税込)とちょっと高め。たまにセールをやっていて、そのときは2,200円(税込)程度になります。

おすすめとしてはロケットモバイルですね。

まとめ

というわけで、楽天モバイルを使って通話かけ放題、格安SIMを使って低速でデータ通信し放題となる方法でした。

通話もできて(しかもかけ放題)低速ながらネットもずっと使えるという条件なら、今回の方法が最も安いのではないでしょうか。楽天モバイルだけでも1GB以内なら0円で抑えられますが、月間1GB以内に抑えるのって、なかなか大変ですよ。(私も昔は月500MBまでのSIMを使っていたことがありますが、今はSNSでも画像や動画が多く流れてきてデータ量が増えてますからね…。)

エリア的にはまだまだ不安はありますが、プランとしては楽天モバイル、やっぱりすごいです。今ならまだ300万名まで1年無料の枠が残ってるはずなのでチャンスです。4月からは1GBまで無料に自動的に変わりますし、この新しいプランが発表されてからかなり申し込みが増えているようなので、いつ300万名終わるかわかりませんからね。

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