厚生労働省は2月3日、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のAndroid版にて、陽性登録を行ったアプリ利用者との接触があっても接触として検知・通知を行っていないことが判明したと発表しました。
現在はアプリの改修を進めており、2月中旬の解消を予定しています。
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9月28日のバージョンアップから発生
COCOAでは本来、陽性登録を行ったアプリ利用者と「1メートル以内15分以上」という条件に該当する接触があった場合に通知が来るようになっています。ところが、陽性者と接触しているはずなのにアプリで通知がこなかったという報告があり検証したところ、接触が正しく通知されないことが判明しました。
これは9月28日のバージョンアップから発生していたとのことで、実に4ヶ月以上もこの状態だったということです。
厚生労働省はアプリ開発・保守運用事業者に対し、品質管理の徹底を指示するとともに、厚生労働省側としても専門家の増員を図る予定としています。
この不具合に対するアプリの改修は9月中旬を予定しています。それまでは接触があったとしても通知が来ませんが、他の端末との接触に関する情報を端末内に記録することはできます。障害の解消後には、この記録に基づいて14日前までに陽性者との接触があった場合には通知を受けることが可能になるとのことです。なので現在Android版でアプリを利用している方も、そのままインストールしておくようにしましょう。
なお、iOS版については本障害の影響はないとのことです。