2020年11月20日に発売したOPPO A73を、BIGLOBE経由でOPPOよりレビュー用としてお借りしています。
6.44インチの有機ELディスプレイに薄型軽量ボディとレザーのような背面、超広角レンズ搭載4眼カメラなど、見どころがたくさんありながら価格もかなりお手頃なスマートフォンです。私も発表時から、とくにこの特徴的な背面に注目していました。
試用期間が短く、じっくり触ってというよりはファーストインプレッションに近いですが、実際使ってみてのレビューをお届けします。
- 持ってみてわかる薄さと軽さ
- 久々の板感
- パフォーマンス的には価格相応
OPPO A73は今回お世話になったBIGLOBEモバイルでも取り扱い予定となっています。
目次(見たいところからチェック!)
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OPPO A73の主なスペック
OPPO A73は6.44インチの有機ELディスプレイにSoCはSnapdragon 662を搭載し、4GBのRAMと64GBのストレージを搭載したスマートフォンです。バッテリーは4000mAhでQuickCharge 3.0に対応。ディスプレイ指紋認証、そしてOPPOが日本で展開するスマホとしては初となるeSIMにも対応しています。
OS | ColorOS 7.2(based on Android 10) |
---|---|
CPU | Snapdragon 662 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
外部メモリ | microSDXC 最大256GB |
ディスプレイ | 6.44インチ / 2,400 × 1,080 / AMOLED |
メインカメラ | 約1,600万画素 (メイン) + 約800万画素 (超広角) + 約200万画素 (モノクロ) + 約200万画素 (ポートレート) |
フロントカメラ | 約1,600万画素 |
バッテリー | 4,000mAh 急速充電:QuickCharge 3.0(9V/2A) |
サイズ | 約159.8 × 72.9 × 7.45 mm |
重量 | 約162g |
防水 / 防塵 | 非対応 |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証、顔認証 |
SIMカード | nanoSIM、eSIM |
対応バンド | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE: Bands 38/41 |
端末デザイン
正面から。あとでまた書きますけど、持った感触が軽くて薄いのが印象的です。側面も角ばってて最近あまりなかった感触。無駄にこうして持ち上げてみたくなります。そして意外とベゼルが細いんだなぁ…と眺めてしまいました。
なお、今回お借りしたのはデモモードとなっており、ステータスバーにもDemo Phoneと表示されていました。そのため製品版とはもしかしたら仕様が違うところもあるかもしれません。
背面はOPPO A73の最も特徴的な部分と言ってもいい「レザーの質感を目指した」というデザインです。実際はレザーではなく普通に樹脂(プラスチック)なのですが、見た目はかなりそれっぽいです。
ただ、目を近づけてみればやはり違うな、と思いますし触った感触が硬いので樹脂だとちゃんとわかります。机の上に置いてあるのを見る程度ならレザーっぽさはあるので、なんとなく背面を上側にしておきたくなりますね。
背面カメラは4眼です。さすがにこの部分は少し盛り上がってますが、おとなしめ。SIMカード1枚分レベルです。
個人的に良いと思ったのは側面フレームです。丸まっておらず、側面部分だけ独立して出ているので、持っていると存在感があります。これがスマホの「板感」を増していて良いと感じます。
全体的に、価格なりの質感ではあるのですが見た目としては私好みで良いです。やっぱり背面がいいですね。変にギラギラして下品な高級感出そうとしないのが良いです。指紋も付きませんし。
パフォーマンス
OPPO S73はSnapdragon 662を搭載した、ミドルレンジのスマートフォンです。3万円台のスマホとして、若干キツイ場面もあることはありますが、大抵のことは問題なく操作できます。
各種ベンチマーク結果
ベンチマークテストの結果は上図の通り。AnTuTuの結果は172,016点、Geekbench5の結果はシングルで313点、マルチで1,302点、3DmarkはSling Shot Extreamで1,143点、Wild Lifeで370点でした。
似た点数のほかのスマホと比べると以下の通り。
Antutu | Geekbench | 3DMark | ||
---|---|---|---|---|
Single | Multi | |||
OPPO Reno3 A | 180624 | 310 | 1359 | 1114 |
Unihertz Titan | 173070 | 284 | 1270 | 1173 |
OPPO A73 | 172016 | 313 | 1302 | 1143 |
UMIDIGI X | 167331 | 300 | 1460 | 1188 |
moto g8 | 165323 | 309 | 1217 | 1085 |
そのほか、当サイトでレビューしてきた端末のベンチマーク結果は以下のページにまとめています。こちらも参考にどうぞ。
実際に使ってみると、ゲームをしたりDiscoverやTwitterでズズーっとスクロールすると若干のもたつきを感じます。ハイエンドやミドルハイを扱い慣れてる人には違和感があるかもしれません。とはいえ操作に支障をきたすほどではないので、ゲームや重たい作業をやらなければ大丈夫でしょう。
カメラ
OPPO R73の背面カメラは4眼です。構成は約1,600万画素 (メイン) + 約800万画素 (超広角) + 約200万画素 (モノクロ) + 約200万画素 (ポートレート)となっています。あまり時間がなかったので多くは撮れてないのですが、いくつかサンプルを掲載します。
よく行く公園の展望台から。
超広角で。歪みはあまり気にならないですかね。
AIダズルカラーをオンにすると…なんだか黄色くなってしまった感があります。
これもAIダズルカラーをオンにしたもの。色がかなり派手になってます。うーん…これを使うときにはオンにしたものとしないものと、両方で撮影したほうがいいかもしれません。
ポートレートモード。ボケ具合はある程度調整できるようです。
生体認証
指紋認証は、まぁディスプレイ内なのでそこまで速度は早くありません。顔認証と併用できるので、マスクをしている外では指紋、家の中では顔認証が良さそうです。「持ち上げると画面オン」もあるので、顔認証は早いですよ。
ColorOS 7.2
OPPO A73はAndroid 10ベースのColorOS 7.2を搭載しています。通常のAndroid端末とはUIがかなりカスタマイズされているので、最初は戸惑うかもしれません。
ホーム画面は、アプリが全部表示されるタイプとアプリドロワーに収納されるタイプをどちらも選べます。
通知とクイック設定パネル。
設定画面。全体的にスッキリしてます。ダークモードもあります。
Pixelなど素のAndroidに近いものとはかなり違うので、それ系を使ってる人は最初は戸惑うかもしれません。
OPPO A73というよりはColorOS 7.2の機能ですが、アイコンプルダウンジェスチャーというものがあります。これはホーム画面で左右の端を上にスワイプすると、その画面にあるアプリアイコンが下の方に集まってくるというものです。そのまま指をアイコンに滑らせ、指を離したところのアプリが起動します。
動きが軽快なので何度も試したくなるジェスチャーです。
eSIM対応
今回は時間がないので試せてないのですが、OPPO A73はeSIMに対応しています。今回お世話になったBIGLOBEモバイルでは取り扱っていませんが、IIJmioや楽天モバイルのeSIMと普通の物理SIM(nanoSIM)を組み合わせて使うことができます。
まとめ
2,3日しか試せていませんが、OPPO A73の良いところ、イマイチなところをまとめてみます。
- 薄くて軽いボディ
- 見た目がカッコいいレザー風の背面
- 顔認証が思ったよりも早い
- 超広角もある4眼カメラ
- eSIMにも対応
- スペックや動作は価格相応
- カメラのAIダズルカラーはちょっと過剰気味
言ってしまえば値段相応といったところです。ミドルレンジの中から下といったところでしょうか。大きく悪いところはないので、薄さに軽さ、背面のレザー風の見た目が気に入れば十分ありだと思います。
複数のMVNOから発売されているので、比較的手に入りやすいですしね。エントリーモデルからの買い替えにちょうどいいのではないでしょうか。
今回お世話になったBIGLOBEモバイルでも(11月20日現在では端末ページがありませんが)ちゃんと取り扱い予定となっています。