MMD研究所は11月13日、「2020年11月MVNOの満足度調査」の調査結果を公開しました。この調査は先日の「2020年11月通信サービスの利用動向調査」においてMVNOを利用している15歳~69歳の男女1,050人を対象に2020年10月16日~10月18日の期間で実施されたものです。
調査対象サービス:
楽天モバイル(n=150)、mineo(n=150)、OCN モバイル ONE(n=150)、LINEモバイル(n=150)、BIGLOBEモバイル(n=150)、IIJmio(n=150)、イオンモバイル(n=150)
先日のキャリアブランドの満足度調査、サブブランドの満足度調査と合わせて読むと面白いと思います。
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総合満足度トップはイオンモバイル
楽天 モバイル |
mineo | OCN モバイルONE |
LINE モバイル |
BIGLOBE モバイル |
IIJmio | イオン モバイル |
|
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総合満足度 | 7位 (707) |
2位 (751) |
4位 (728) |
3位 (739) |
6位 (708) |
5位 (722) |
1位 (759) |
料金部門 | 7位 (1110) |
2位 (1184) |
4位 (1136) |
3位 (1163) |
6位 (1112) |
5位 (1127) |
1位 (1193) |
サービス部門 | 6位 (981) |
1位 (1021) |
3位 (991) |
2位 (1001) |
7位 (959) |
5位 (985) |
4位 (988) |
通信品質部門 | 7位 (953) |
5位 (987) |
2位 (1038) |
4位 (1011) |
6位 (981) |
3位 (1013) |
1位 (1068) |
顧客サポート部門 | 6位 (975) |
1位 (1071) |
5位 (991) |
3位 (1011) |
7位 (962) |
5位 (1010) |
2位 (1054) |
※点数はウエイトをかけており総合満足度は1000点満点、4部門は1500満点となっています。
「料金部門」…月額料金の安さ、料金プランの分かりやすさ、オプションプランのお得さ
「サービス部門」…提供端末の豊富さ、料金プランの豊富さ、オプションプランの豊富さ
「通信品質部門」…データ通信速度、データ通信の繋がりやすさ、通信時のセキュリティの信頼性
「顧客サポート部門」…サービスに関する情報の豊富さ、契約・解約の手続きのしやすさ、カスタマーサポート対応の良さ
4部門においてイオンモバイルとmineoで1位を2つずつ分け合っており、総合満足度ではイオンモバイルがトップとなりました。前回、2020年3月ではイオンモバイルは5位にも入ってなかったのですが、この半年でだいぶ伸びましたね。
2017年3月からの1位から3位までは以下の通り。
2017年3月 | 2017年9月 | 2018年3月 | 2018年9月 | 2019年3月 | 2019年9月 | 2020年3月 | 2020年11月 | |
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mineo | UQ mobile | mineo | mineo | UQ mobile | mineo | mineo | イオンモバイル | |
OCN モバイル ONE | mineo | IIJmio | UQ mobile | OCN モバイル ONE | IIJmio | UQ mobile | mineo | |
BIC SIM | IIJmio LINEモバイル |
OCN モバイル ONE | BIGLOBEモバイル | mineo | OCN モバイル ONE | BIGLOBEモバイル | LINEモバイル |
最重視点はやっぱり「月額料金の安さ」
利用している通信サービスの最も重視している点を聞いた設問では、「月額料金の安さ」が76.4%と最も多く、次に「料金プランの分かりやすさ」が4.4%、「料金プランの豊富さ」が3.4%でした。格安SIMなので当たり前ではありますが、「月額料金の安さ」はキャリアやサブブランドよりも更に多くなっています。
サービス別に見たときの上位5位までは以下の通り。
オススメしたい度もイオンモバイルとmineo
自分が利用しているMVNOを家族や友人にオススメしたいかどうか10点満点の点数を付けてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を出したところ、9点から10点をつけた推奨者は15.3%、7点から8点をつけた中立者は47.7%、0点から6点をつけた批判者は37.0%となりました。推奨者から批判者を引いたNPSは-21.7です。
前回の2020年3月は、9点から10点をつけた推奨者は24.5%、7点から8点をつけた中立者は48.6%、0点から6点をつけた批判者は26.9%で、推奨者から批判者を引いたNPSは-2.4でした。それに比べると随分と批判寄りになってしまいました。前回まではY!mobileとUQ mobileが入っての調査だったのですが、それが抜けた影響でしょうか。
MMD研究所の調査ではここに掲載した以外の結果も掲載されています。興味ある方はそちらもチェックしてください。
また、キャリア・サブブランドの調査も別に公開されてるので、そちらとも比べてみると面白いです。