Xiaomi POCO F2 Proを購入しました。この端末はRedmi K30 Proをインド市場向けにリネームしたモデルで、Snapdragon 865を搭載しながらも4万円台とコスパに優れた1台になっています。
- ポップアップカメラ搭載のフルディスプレイ
- Snapdragon865搭載機の中では格安
- イヤホンジャック搭載
- Band18非対応
- 60Hz液晶
- 本体サイズが大きい
OS | Android 10 |
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CPU | Qualcomm Snapdragon865 |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
外部メモリ | – |
ディスプレイ | 6.67インチ 1080×2400 |
メインカメラ | 64MP+13MP+5MP+2MP |
フロントカメラ | 20MP(ポップアップ式) |
バッテリー | 4700mAh |
サイズ | 約163.3 x 75.4 x 8.9 mm |
重量 | 約219g |
防水/防塵 | 非対応 |
NFC/Felica(おサイフケータイ) | 非対応 |
指紋認証/顔認証 | どちらも対応 |
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外観・付属品
画面部はインカメラを排除したフルディスプレイとなっています。湾曲ディスプレイではないのがちょっと残念なポイントです。
背面は中央にカメラが配置されてるデザインです。これ、よくみるとカメラ部が「X」なんですよね。
カメラユニットはそこまで出っ張ってません。
右側面には電源ボタン、音量調整ボタンが搭載されています。電源ボタンが赤なのは個人的に好みです。
下部にはTypeC端子、スピーカー穴、SIMスロットが付いています。最近はSIMスロットが下部に配置されてる機種が増えてきましたよね。
上部にはイヤホンジャックとポップアップカメラが搭載されています。有線至上主義者にとってはありがたい仕様です。
付属品は専用ケース、TYPECケーブル、ACアダプタ、SIMピン、冊子類でした。
化粧箱には「with easy access to the Google apps you use most(誰でも簡単にGoogleアプリを使えるぜ!)」との記載が。恐らく、競争関係にあるHuaweiに対する挑発を示唆しているものだと思われます。
カメラ性能をチェック
POCO F2 Proにはメイン、2倍ズーム、超広角、マクロからなる4つのレンズをリアカメラとして搭載しています。
それぞれのレンズでサンプルを撮影してみました。
メインカメラ
メインカメラで撮影したものです。やや曇っていますが全体的にきれいに撮影できています。
2倍ズーム
2倍ズームです。潰れることなく写ってますね。
超広角
最近のトレンドとも言える超広角レンズで撮影したものです。通常のレンズよりも迫力がありますよね。
マクロ
こちらはマクロレンズにて撮影。ボールペンのロゴだったり、フィギュアを鮮明に撮影することが可能です。
夜景
夜景も撮影してみました。ちょっと明るさの補正が強いような気もしますが、悪くはないです。
その他
食べ物やポートレートなどを撮影したサンプルをまとめました。参考までに。
OSはMIUIを搭載
POCO F2 Proには「MIUI」が搭載されています。全体的にiOSをパク…、意識したUIとなっているのが特徴です。普段からPixelなどに搭載されてるAOSPを日常的に使ってる人は慣れないかもしれません。
デュアルアプリ・セカンドスペース
独自OSによく見られる機能「デュアルアプリ」「セカンドスペース」に対応しています。前者はアプリを複製、後者は端末内にもう一つ端末を複製するイメージです。WindowsやMacの「複数ユーザー」を連想するとわかりやすいかもしれません。
クリーナー搭載・アプリの一括終了がラク
クリーナーアプリがシステム単位で組み込まれているため、Androidの大敵とも言えるキャッシュの蓄積で頭を抱える心配がありません。
また、タスク管理画面からアプリを一括で終了することもできます。独自カスタマイズOSはこういうところが便利ですよね。
テーマを導入することも可能・ロングスクリーンショットも撮れる!
標準搭載されているテーマアプリから様々なテーマを導入することが可能になっています。このテーマストアを見てると「著作権的にアウトだろうだけど芸術的には文句なし」みたいな物があって面白いです。ただし、配布テーマのスクショは大人の都合で見せることができないため、自分の目で確かめてください。
また、AOSPなら外部アプリに頼る必要があるロングスクリーンショットも標準で撮影できます。
指紋認証・顔認証
POCO F2 Proには画面内指紋認証と顔認証が搭載されています。
画面内部指紋認証はワンテンポおいてから解除されました。爆速、ではありませんが困らないレベルです。
顔認証はホップアップカメラの出てくるスピードを考慮するとやや遅いと感じるかもしれません。
電池持ち
バッテリー持ちを「PC Mark」で測定してみました。結果は20時間54分でした。とはいっても、ダークテーマ適応時&SIMを挿してない状態なので、一概に長いとは言えませんが、数値を見る限りは他の865機よりはバッテリー持ちがよさそうですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークを測定してみました。測定に使用したアプリは「Antutu Benchmark」、「Geekbench」、「3D Mark」の3種です。
結果はAntutuが567,772点、GeeKbenchのSingleが925点、Multiが3,365点、3DMarkが7,193点でした。
これだけの数値が出ていれば3Dゲームを遊ぶのにも困りませんし、普段遣いであればオーバースペック気味です。
POCO F2 Proをまとめると
インカメラレスなフルディスプレイ
POCO F2 Proの長所はなんといってもホップアップカメラを採用したフルディスプレイ仕様であることでしょう。
アニメを見るときなんかも、上部にインカメラがないのでより没頭することができます。また、映像作品だけでなく、小説のような活字を読むときにも重宝します。
イヤホンジャック搭載
POCO F2 Proにはイヤホンジャックが搭載されています。最近発売されてる端末はイヤホンジャック非搭載のものが多いですからね。そんな中、搭載してくれてるのは有線派の私からするとありがたいです。
Snapdragon865搭載
安価でありながらもハイエンドチップセットを搭載しています。このチップセットを搭載していれば、日常用途、遊び用途の両者において困ることはないでしょう。私もSnapdragon 865搭載のAQUOS R5Gを愛用していますが、なにをするにも快適そのものです。
最後に
POCO F2 Proはハイエンドでありながらも4万円台と、他社の追随を許さない高コスパな機種でした。しかしながら、フラグシップモデルと比較して廉価向けのパーツが使われています。
元がRedmiシリーズ(Xiaomiの廉価モデル)なこともあって、妥協点はややありますが、一部のマニアでもない限りは気になるポイントではないと思いますよ。私は結構気に入ってます。