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Xiaomi CC9 Pro (Mi Note 10) レビュー:それっぽい写真が撮れてしまう魔法のスマホ

Xiaomi Mi Note 10の中国向けモデルとなるXiaomi CC9 Proが、安価ながらカメラ性能が非常に優れていて、バッテリー持ちもかなりイイ端末というので、サブ機に適任だと思い購入しました。中国向けの「CC9 Pro」ですが、中身はMi Note 10とほぼ同じものです。

また、今回はサブ機として利用した数週間の感想と端末のレビューをあわせて書いていきます。

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Xiaomi CC9 Pro (Mi Note 10)の概要とスペック

前述したように、今回購入したCC9 Proは中国国内向けのモデルであり、初期状態だと中国版のOSがインストールされています。ですが、国際版のOSが公式サイトで配布されているため、そちらに入れ替えて運用しています。

OS Android 9 MIUI 11(2020/5/31時点)
SoC Qualcom Snapdragon 730G
RAM 8GB
内部ストレージ 128GB
ディスプレイ 6.47インチ 1080 x 2340 19.5:9(AMOLED)
本体サイズ 157.8 x 74.2 x 9.7mm
カメラ 背面:108MP+12MP+8MP+20MP+2MP
前面:32MP
バッテリー容量 5260mAh
対応周波数 B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 (4G)
HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100 (3G)
重量 208g
防水/防塵 非対応
NFC/Felica(おサイフケータイ) 非対応
指紋認証/顔認証 対応

付属品・外観

外箱には「CC」の文字がカラフルに記載されています。

付属品は USB TYPE Cケーブル・ACアダプタ・TPUケース・SIMピン・各種マニュアル類 です。付属のACアダプタが地味にQuickChange(急速充電)対応なのは嬉しいポイントです。

外観は白をベースとしており、下部に行くにつれて空色っぽくなっていきます。
また、丸っぽいフォントで「Xiaomi」と記載されています。丸っぽいのにやんわりとしていないのが不思議です。

カメラ周りには1億800万画像を意味する「108MP」の文字と光学5倍ズームを強調する「5X」の文字が書かれています。他にも2つのライトが搭載されていて、カメラ周りに注力している端末ということがよくわかります。

ディスプレイはAMOLEDに水滴ノッチ仕様です。また、ディスプレイの側面が湾曲状になっています。この点は好き嫌いがハッキリ別れそうですが、私は好きです。野外でも視認しやすいのはいいですね。

右側面には電源ボタン・音量調整ボタン・SIMカードスロットが付いています。

左側面には何もありません。加工が美しいです。

上部にはマイクと赤外線ブラスターが搭載されています。

下部にはスピーカー・マイク・USB TYPE C・イヤホンジャックが搭載されています。音質面にこだわる者として、イヤホンジャックが搭載されてるのは助かります。リズムゲームをプレイする際にも遅延を気にせずに済みますからね。

OS・ソフトウェア

OSはXiaomiが独自にカスタムした「MIUI」が使われています。結構コテコテにカスタマイズされているので、AOSPに慣れている人からすると慣れないかもしれません。

カメラ性能

Xiaomi CC9 Proには5つのレンズが搭載されており、上から順に500万画素の望遠カメラ、1200万画素のポートレートカメラ、1億800万画素の超高解像度カメラ、2000万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラとなってます。
今回はそれぞれのレンズで撮影したサンプルに+αで日常的に撮影されそうなシーンをいくつか掲載します。

本命の108MP(1億800万画素)レンズで撮影してみました。かなりキレイに写ってくれます。これはすごい。

ちなみに、常時1億800万画素で撮影されるわけではなく、「108MP」と呼ばれる専用モードに切り替える必要があります。通常モードで撮影すると4800万画素と、よくあるハイエンドの画素数になります。

続いて超広角レンズで撮影。パッと見の写りが比較的よく、これには驚きました。

そして光学5倍・2倍ズーム。5倍ズームでも漫画の細かな文字が普通に読めます。2倍ズームはかなり鮮明に写ってくれます。利用シーンは限られてきそうですけどね。

マクロレンズで撮影してみた物ですが、これは結構よかったです。私みたいに細かな物を撮影するのが多い人には重宝するのではないでしょうか。

食べ物の写真。

夜景も撮影してみました。完全に暗くなっていないので、夜景は少し明るいですが…

うまく使えば、こんな写真も撮影できるようになります。これはめちゃくちゃいい。

撮影した写真をGoogleフォトにアップしてあるので、大きな画像で確認したい方はこちらをどうぞ。

生体認証

生体認証はディスプレイ内部埋め込み型の指紋認証と顔認証が搭載されています。

指紋認証の速度はわりと早く、ちょっと意外でした。と、いうのも、画面内指紋認証にはあまりいい思い出がないので…。

顔認証は顔を本体に向けると一瞬でロックが解除されます。
初期状態だと、ロックを解除したからと言ってホーム画面が開くわけではなく、解除後にスワイプする必要があるため、フェイスアンロックの設定項目にある「ロック解除後もロック画面に留まる」を無効化しておくと便利かもしれません。

バッテリー持ち

Xiaomi CC9 Proには5260mAhと、モンスター級の大容量バッテリーが搭載されています。

バッテリーの持ち具合は、常用せずにぼちぼち使用するレベルであれば2日は充電が必要ありません。

また、急速充電のQuickCharge3.0に対応しているため、1時間もあれば充電が終わります。
1時間の充電で2日ほど充電が不必要なのはかなり強く、非常時にも活躍してくれそうです。

各種ベンチマーク

いつも通り、「Antutu Benchmark」「Geekbench 5」「3DMark」の三種類でベンチマークを測定しました。

結果はAntutuが25万点・Geekbenchのシングルが512点・マルチが1480点・3DMark OpenGLが2218点・Vulkanが2218点でした。

使ってみて思ったこと

サブ機として運用してみて思ったことは主に3つです。

まず感じた事として、湾曲ディスプレイが非常に使いやすいです。

このように、スクロールバーがほぼ独立した形で表示されるところが非常に重宝します。

また、カメラは画質面に関してはこれ以上があるのかってくらい非の打ち所がありません。そう、画質面に関しては。

この写真を見ていただければわかると思いますが、接写のボケがどうしても不自然になることが多いです。

これが現状の限界点のように私は感じましたが、この価格帯でこれだけのものを提供しているのだから頑張っている方だと思います。うまく調整すれば問題ありませんからね。

最後に思ったのはやはりバッテリー持ちがいいところ。

前述したように常用しなければ2日間は余裕で持ちます。これは他社製のフラグシップよりも一歩抜きん出てるポイントにではないでしょうか。

最後に

先日、国内でXiaomi Mi Note 10 Liteが発売されて、Note 10の存在が少し薄くなった気もしますが、カメラ性能にこだわりたいけどハイエンドはちょっと…という方にこの端末をオススメします。Note 10のカメラはちょっと難しい子ですが、扱いに慣れてくればとてもいい写真を撮影できますよ。

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