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超小型スマホJelly 2はFeliCa搭載!?クラファン開始直前にスペック等をチェック!【追記あり】

Unihertzの超小型スマートフォン「Jelly 2」のクラウドファンディング開始が迫っています。開始に先駆けてプロジェクトページがプレビューとしてURLがニュースレターで掲載されました。その中身を見ると、なんと日本のバッカー向けにはFeliCaを搭載するとの記述があります。

Jelly 2のクラウドファンディングは2020年7月21日22時に開始予定です。

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日本のバッカー向けにはFeliCa搭載

プレビューページでは、改めてスペックやJelly 2の詳細について書かれていますが、その中に「For Japanese Backers Only」としてFeliCa搭載についての記述があります。

Jelly 2のプレビューページより

Jelly 2 also improves the NFC by adding a new FeliCa wallet function. FeliCa enables you to use services such as Google Pay to digitize your whole wallet and offers reliable and efficient payment functions to all Japanese users.

*Due to the additional cost of the FeliCa function, every Japanese Edition will be charged an additional $15 through the Shipping Fee.

これによるとJelly 2はNFCにFeliCa機能も追加し、Google Payなどを通しておサイフを電子化できるとしています。またFeliCa搭載は日本版のみで、その費用のために15ドルを送料として追加請求するとあります。

これまでもJellyやAtomといった超小型端末でおサイフケータイの対応は要望の多かったもので、実現すればかなりの朗報です。ただ、これが日本で本当におサイフケータイとして使えるのかどうか、Suicaに対応するのかは油断ならないところです。

(最新の情報に知識がアップデートされてるわけではないのでちょっと不安ですが)FeliCa(NFC-F)に対応しているからといって、それがSuica対応とイコールになるわけではなく、また別の壁があるはずで、さらに以前には「おサイフケータイに対応するには価格が1万円プラスされる」なんていう本当かどうかわからない話もありました。15ドル(1600円程度)で可能かどうかは疑わしいところです。

プレビューページの文言からすると日本のバッカーはみんなこの日本版となり15ドル追加されるようです。これでちゃんとおサイフケータイ使えると良いのですが、そうでなかった場合にまたひと悶着ありそうなのが怖いですね。

追記:

これは…大丈夫…なんですかね?本当におサイフケータイ対応してしまうのか…。
なお、記事公開時は15ドルだった「配送料」は12時現在は20ドルにアップしていました。

パワーアップした超小型端末

Jelly 2は2017年にUnihertzが世界最小(当時)のLTE対応スマートフォンとして発売した「Jelly / Jelly Pro」の正統なる後継機です。クレジットカードサイズの大きさはそのままに、SoCにHelio P60、6GBのRAMと128GBのストレージ、OSはAndroid 10とかなりのパワーアップを果たしています。

ディスプレイサイズは3インチで解像度は480×854ピクセル。大きさは95×49.4×16.5mmでJellyよりも若干大きく厚くAtomより若干薄くなっています。

超小型端末で心配されるのはバッテリーですが、Jelly 2は2000mAhを搭載。Atomと同じ容量ですね。Rakuten Miniが1250mAhなので、それに比べるとかなり持ちはいいでしょう。

このサイズのものにあまり期待するものではないと思いますが、カメラは背面に16MP、前面に8MPを搭載します。これまでのUnihertzのカメラを見ても最低限以上の写りはしてくれるでしょう。

スペックを確認

FeliCaはともかく、そのほかの部分について改めてスペックを確認してみましょう。過去の超小型スマホJelly ProおよびAtomとも比較してみます。

Jelly 2 Atom Jelly Pro
OS Android 10 Android 8.1 Android 7.0
CPU Helio P60 Helio P23 MediaTek MT6735
RAM 6GB 4GB 2GB
ストレージ 128GB 64GB 16GB
Micro SD 対応 非対応 対応
ディスプレイ 3インチ
(480×854)
2.45インチ
(240×432)
2.45インチ
(240×432)
カメラ 背面:1600万画素
前面:800万画素
背面:1600万画素
前面:800万画素
背面:800万画素
前面:200万画素
バッテリー 2000mAh 2000mAh 950mAh
サイズ 約95 x 49.4 x 16.5 mm 約96 x 45 x 18 mm 約92.3 x 43 x 13.3 mm
重量 約110g 約108g 約60.4g

SoCのHelio P60は最近のUnihertzのスマートフォンTitanやAtom Lでも採用しているもので、AnTuTuベンチマークでは16-17万点ほどです。OPPO Reno3 AやBlackBerry KEY2に一歩及ばず、moto g8と同じくらい…といったところでしょうか。RAMを6GB、ストレージが128GBあるので、そういったスペックを見れば日常生活でも十分使えます。

ディスプレイサイズは2.45インチ(240×432)から3インチ(480×854)へと大型化しています。それでも縦幅はAtomとほぼ同じです。横幅は4.4mm増えてますね。Atomを少し潰したイメージでしょうか。

最近の超小型端末として、Rakuten Miniとも比べてみましょう。

Jelly 2 Rakuten Mini
OS Android 10 Android 9
CPU Helio P60 Snapdragon 439
RAM 6GB 3GB
ストレージ 128GB 32GB
Micro SD 対応 非対応
ディスプレイ 3インチ
(480×854)
3.6インチ
(720×1280)
カメラ 背面:1600万画素
前面:800万画素
背面:1600万画素
前面:500万画素
バッテリー 2000mAh 1250mAh
サイズ 約95 x 49.4 x 16.5 mm 約106 x 53.4 x 8.6 mm
重量 約110g 約79g

性能という面ではJelly 2の方がかなり「使える」ようになっています。バッテリーもJelly 2の方が大きいです。ディスプレイはRakuten Miniの方が大きく解像度も高いですね。ただ、端末の大きさ・厚さ・重量はかなり違います。単純にサイズというよりも、平べったいRakuten Miniと厚さがあって丸っこいJelly 2は、同じ超小型端末と言ってもだいぶ印象が違うと思います。

クラウドファンディングが7月21日22時開始

Jelly 2のクラウドファンディングは7月21日午前9時(EDT)開始となっています。EDTはアメリカ東部夏時間のことで、日本時間にすると7月21日22時になります。

プレッジ(支援)のメニューは複数あり、リワード(報酬)はそれぞれ以下のようになります。

Super Early Bird Jelly 2 *1 $129 100個
Early Bird Jelly 2 *1 $139 300個
Kickstarter Special VIP Jelly 2 *1 $149 500個
Kickstarter Special Jelly 2 *1 $159 無制限
Kickstarter Special Jelly 2 *2 $290 500個
Kickstarter Special Jelly 2 *3 $430 500個
Kickstarter Special Jelly 2 *5 $710 500個
Kickstarter Special Jelly 2 *10 $1420 500個

日本の場合はFeliCa搭載により上記価格に1台あたり15ドル20ドルの配送料が必要になります。Super Early Birdは毎回1分かそこらで埋まってしまうので、狙ってる方はしっかりと備えましょう。
なお、これまでと同じくクラウドファンディング後に一般販売もあるようで、その価格は199ドルとなるようです。

参考情報

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