我が家の作業用スペースの照明を、Bluetoothスピーカー付きのスマート電球に変えてみました。作業中のBGMが天井から流れてきて、まるでカフェにでもいるような雰囲気です。
スマート電球なので、ライトのオンオフも音楽再生も、Alexaを通して声で操作できます。また一つ、スマートホーム化が進みました。
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我が家の事情
私は今、2階建てのテラスハウスに独り暮らしです。このサイトで生計を立てているので在宅で作業をすることがほとんどで、その仕事部屋は2階にあります。
2階、1階に比べ夏場はかなり暑いんです。エアコンはあるのですが、これが仕事部屋だけで寝室にありません。なので昨年は仕事部屋にベッドを持ち込んで24時間エアコン付けてました。まぁ、以前の1Kの部屋に住んでいたときと同じようなものなので構わないといえば構わないのですが、やっぱり作業スペースはある程度独立していたほうが集中できます。
そんなわけで、今年は1階のダイニングスペースを一時的な作業スペースとして使ってみることにしました。ダイニングとして使ってませんでしたしね。ここならエアコンもあります。元の仕事部屋は夏の間は寝室です。
今回の話は、そんな一時的に仕事スペースとなったダイニングの照明の話です。
スピーカー付きの電球の存在を知る
スピーカー付きの照明というものは以前から知っていたのですが、割と高いもので、どうせ買うなら…と候補に入れていたのはソニーのものでした。
今セール中で24,800円ですが普段は26,400円です。ちょっと高いですよねぇ…。と、悩んでいるところに、電球でもスピーカー付きのものがあるとTwitterで知りました。
Twitterでちょっとだけ話題になったので見た人もいるのではないでしょうか。これ1つだけだと明かりとしては弱いという評判でしたが、複数灯の1つとして使えばいい、というような書き込みも見ました。
よくよく考えれば新しい仕事スペースの照明も4灯タイプでした。これなら1つだけ変えればスピーカー付きにできる!と購入を決めかけました。ただやっぱりちょっと高めだなぁということで類似品で安いものを購入しました。
26,400円→3,900円→2,000円とだいぶ安くなりました。
スピーカー付き電球に変えてみる
そんなわけで届いたのがこちら。
…Amazonのちゃんとした梱包の中ですでに潰れていたので、倉庫にあったときにはすでに…というものですね。幸い中身は無事でした。
内容物は電球本体と簡素な説明書、そして安っぽいリモコンです。
一見普通の電球ですが
スピーカーが付いてる。なんだか不思議な見た目です。
しかも…
なんとUSBポートが付いてます。
実は、ここにUSBメモリなどを差し込んでその中にある音楽を再生することもできるらしいです。まぁ使わないんですけど。
実際に付けてみました。ちなみにE26/27口金に対応してます。わりと一般的なんじゃないでしょうか。
スイッチオン!
「ピポッ」
…あの、割と安めのBluetoothスピーカーの電源を入れたときと同じような起動音がします。電気のスイッチを入れるたびにです。
で、あとは普通のBluetoothスピーカーと同じです。電源が入るとペアリングモードになるのでスマホなりを操作してペアリングすればその音が天井の照明から流れます。
音質はまぁ値段なりというか良くはないのですが、あくまでBGMとして割り切ればそれで。天井から流れてくるという体験のほうが重要です。自分の前に設置したスピーカーから流れてくるよりも、より部屋の中に降り注ぐ感があってBGM向きだと思います。ボーカルがあるものよりもオルゴールや環境音などが合うんじゃないでしょうか。
Echoとペアリングして使う
作業中のBGMとして使うことにしたので、EchoとペアリングしてAmazon Musicをこのスピーカーから流すようにしてみます。
設定は簡単で、Alexaアプリでデバイスの設定からBluetoothデバイスを選び、新しいデバイスをペアリングとしてこの電球(YJ-BT003)を選べばOKです。音楽以外も、普通にAlexaの応答もこのスピーカーから流れるようになってしまいますが。
ちなみに、最初はこれを余ってたEcho Flexとペアリングしたのですが、設置場所の問題なのかどうにも音声認識の精度が良くなく、普通のEchoに変えました。多少は良くなった気がします。
なんにせよ、これで天井から流れる音楽を声でコントロールすることもできるようになりました。
リモコンで光を操作
ちなみに付属してるリモコン。これでも操作できます。
青赤紫黄色、様々な色になりますし、じどうでそれらをループさせることもできます。
…どんな場面で使うのか知らないですけど。パーティーですか?パリピ向け機能ですか?
ここまでの問題点
とりあえず「天井から音楽が流れてくる体験」としては完了したのですが、いまいち問題というか使いにくい点が残ってしまいました。
- 電気のスイッチを切ると音楽も止まる(電源落ちる)
- 午前中など明かりをつけなくてもいいときに音楽だけ流せない
- 電気のスイッチが遠いので面倒
- 付属のリモコンは4灯のうち今回買った電球1個しかコントロールできない
- 音の始まりが微妙に途切れる
まぁ、別にいいと言えばいいんですけど、微妙な面倒さが残ってしまいました。なので解決を図ります。
ほかの3灯もスマート電球に換装
というわけで、ほかの3灯についてもスマート電球にしてみました。スマート電球って1つでも簡単に2,000円や3,000円するのですが、これは見た限り一番安くて3つで3,499円でした。
機能としては、専用アプリでライトのオンオフや色の調整ができるほか、GoogleアシスタントやAlexaに対応しています。声でライトのオンオフができるんですね。(最初のスピーカー付きは声で操作はできませんでした。)
あとは以下の通り。
- SwitchBot Hub Miniでスピーカー付き電球をオンオフできるように設定
- 追加の3灯をAlexaで操作できるように設定
- Alexaで「ライトオン/オフ」で4灯すべてをオンオフできるように設定(壁スイッチは常時オン)
- Alexaの定形アクションで「アレクサ、仕事終わり」のフレーズでAlexaが「今日もお疲れさま」と言ってライトと音楽を止めるように設定
これで完璧です。声でライトのスイッチをオンオフできるのでリビングの入り口の壁にあるスイッチまで行かなくてもいいですし、そっちのメインの電源はついたままなので声でライトを消しても音楽は流れたままです。「アレクサ、仕事終わり」と言えば音楽も一緒に止まってアレクサから「お疲れさま」とねぎらってもらえます。
まとめと反省
天井からAmazon Musicの音楽をBGMとして流す、声で操作する、という目的は達せられました。作業環境としては満足しています。(若干明るさが足りない気がしないでもないですが。)
最初に電球1個買って安く済ませようとしたのに、なんだかんだ言って他3灯も買ってしまって合計5,500円程度かかってます。これくらいなら、最初からBluetooth対応、Alexa対応のシーリングライトを買っても良かったかな?と思ってしまいます。上の方で挙げたソニーの高いものでなくても、1万円以下で安いものがいくつかあります。EchoでBluetoothデバイスとして登録すれば、同じように操作できるでしょう。
まぁ夏が終わって、また仕事スペースを2階の仕事部屋に戻すときに、また考えましょうかね。ともかくこれで、我が家のスマートホーム化がまた一歩、進みました。たぶん。