楽天モバイルは6月26日、同社の販売する「Rakuten Mini」の一部において、対応周波数帯の変更に伴う認証の取得および正しい番号の表記ができていなかった件について、今後のアップデートで正しい認証番号が表示されるようにすると発表しました。それまでの間は正しい認証番号を端末にダウンロードの上、保存するようにとのことです。
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Rakuten Miniは製造番号によって対応周波数帯が違う3種類が存在
この問題は6月上旬にユーザーからのブログやSNSで「ウェブに記載された対応周波数と一致しない（Band 1非対応の）Rakuten Mini端末がある」という報告によって発覚しました。
その後、楽天モバイルが正式に製造番号によって対応周波数帯が違う3種類が存在することが発表されました。すると今度は対応周波数帯の変更に伴う認証の取得および正しい番号の表記ができていないという問題が出てきたというわけです。
今回の発表によると現時点で必要な認証はすべて取得しているということで、正しい暗号の表記についても今後のソフトウェア更新で表示される予定だということです。また、対象となる「Rakuten Mini」を所有するユーザーに対しては楽天モバイルよりメールが送付され、そのリンクから正しい認証番号をダウンロードし端末に保存するように書かれています。
ただし、おそらくこのメールは楽天モバイル側で把握してるRakuten Mini購入者のみなので、中古等で購入した人には届いておらず、そういた場合の対処は言及されていません。
製造番号による対応周波数
Rakuten Miniは製造番号（IMEI）により3つの対応周波数が存在します。IMEI情報は、端末の設定→端末情報→IMEIから確認できます。
（1）製造番号（IMEI）351676110356708以前の製品
正しい表記ができていません。ソフトウェアアップデートと、それまでは認証番号の画像をダウンロードする必要があります。
- FDD-LTE
- Band 1 (2.1GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT)
- TD-LTE
- Band 41 (2.5GHz)
- WCDMA
- Band I (2.1GHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz)
- GSM
- 非対応
（2）製造番号（IMEI）351676110356716～351676110680487の製品
正しい認証番号が表示されています。
- FDD-LTE
- Band 1 (2.1GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 5 (800MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT)
- TD-LTE
- Band 38 (2.6GHz) / Band 41 (2.5GHz)
- WCDMA
- Band I (2.1GHz) / Band V (800MHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz)
- GSM
- 非対応
製造番号（IMEI）351676110682491以降の製品
正しい表記ができていません。ソフトウェアアップデートと、それまでは認証番号の画像をダウンロードする必要があります。
- FDD-LTE
- Band 3 (1.8GHz) / Band 4 (1.7GHz) / Band 5 (800MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT)
- TD-LTE
- Band 38 (2.6GHz) / Band 41 (2.5GHz)
- WCDMA
- Band IV (1.7GHz) / Band V (800MHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz)
- GSM
- 非対応
交換希望の場合
上記の（1）または（3）の端末を持っていて、別のRakuten Miniへ交換を希望する場合は2020年9月末までに楽天モバイルのコミュニケーションセンターへ連絡するようにと案内されています。