Googleが日本では2019年11月末に発売したルーター「Google Nest Wifi」を購入しました。必要に迫られて購入したわけではないのですが、実際に届いてセットアップしてみるとなかなか気に入ってしまいました。簡単に紹介しますね。
- インテリアに馴染むデザイン
- 最大100台のデバイスを接続可能
- Google Homeアプリで管理
- 優先デバイスやゲスト設定
- 有線LANポートが1つしかない
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
メッシュネットワーク対応無線LANルーター
Nest Wifiはメッシュネットワーク対応の無線LANルーターです。単体でも最大約120m2をカバーし、別売りの拡張ポイントを1台追加すると 最大約 210m2、2台なら最大約300m2をカバーします。
拡張ポイントはGoogleアシスタント搭載スピーカーとしての機能もあるので、スマートホーム化した家にはぴったりです。
ただ、価格は単体で19,800円、拡張ポイントとのセットが31,900円(拡張ポイント単体は18,150円)とそれなりのお値段がします。そういう事もあって特に買う予定はなかったのですが、昨年のPixel 4購入特典の16,000円分クーポンが締切近づいていたので、それを使って購入しました。
白く小さくてインテリアに馴染む
Nest Wifiは片手で持てるくらいに小さくてかわいい見た目をしています。箱から想像したよりも小さかったです。
箱や内容物はほかのGoogle製品と同じようにシンプル。この箱、なんとなく取っておいちゃうんですよね…。
天面にGマーク。
各種ケーブルの差込口は底面にあります。背面下部が切り抜かれてるのでそこから出します。このレイアウトのおかげでコードが目立たないのはグッドなポイントです。
ただ、LANポートが1つしかないので、ここから複数の機器を有線でつなぎたい場合は別途ハブを用意する必要があります。
リビングに置いても割と馴染みます。この手の機器は黒が多く、どうにもメカメカしいものが多いのですが、インテリアの傾向によっては合わないことも多いでしょう。その点Nest Wifiは白くてこじんまりとしたシンプルなデザインなので気に入っています。
セットアップはGoogle Homeで
Nest Wifiのセットアップは『Google Home』アプリで行います。
アプリから、スマートスピーカーなどと同じように「デバイスのセットアップ」で始めます。スマートホーム機器を使ってるとこのあたりわかりやすくていいです。
アプリで底面のQRコードを読み取るだけで簡単に接続できます。
あとは自分でネットワーク名(SSID)とパスワードを決めれば設定完了です。普通のルーターだと「aterm-xxxx」などデフォルトで決められておりパスワードもルーター本体にシールで貼られてることが多いですが、Nest Wifiはどちらも自分で決めます。わりと悩みました。(上の画像のorefolder-kingdomはあくまでサンプルですよ。)
Nest Wifiでできること
ほかのルーターをたくさん使った事があるわけではないので、これが普通なのか特別なのかわからないのですが、Nest Wifiの便利な機能をいくつか紹介します。
接続デバイス数の表示や優先設定
Google Homeアプリで、現在ネットワークに接続しているデバイスの数や名前を簡単に確認できます。
Nest Wifiの接続台数は最大100です。私が以前使っていたものはこれが15でした。そんなにスマホを同時に電源オンにしてるわけではないのでまぁなんとかなるだろう、と思っていたのですが、スマートホーム関連の機器が増えた今では実は足りてなかったようです。とりあえずWifiの設定を更新し終えた段階で30以上が繋がってました。
また、優先デバイスを設定できます。あくまで1時間から4時間の限定的なもののようですが、家族で4K動画を見てるときなど、優先させておくといいかもしれません。
速度測定ができる
Google Homeアプリで速度測定ができます。過去の記録は保存されない簡易的なものですが、気になったときにすぐに確認できます。
ファミリー(こども)向けの制限
デバイスを指定して、有害コンテンツのブロックや接続のスケジュールを設定できます。独り暮らしだとあまり関係ないですけどね。
ゲスト用ネットワークを簡単作成
友人が来たときなどに、一時的に使えるネットワーク(SSIDとパスワード)を簡単に作成できます。スイッチをアプリ上でオンオフするだけで有効無効できるので、友人がよく訪れる家には便利です。我が家にはゲストが来たことはありませんけど。
大きく薦めるわけじゃないけど満足
ルーターに求めるものは人それぞれでしょう。私も基本的には普通に「固定回線で無線LANが使えるようにする」くらいしか考えていませんでした。でも実際に使ってみると十分満足しています。
やはりリビングに馴染むデザインというのが大きいですが、Google Homeアプリで管理できること、接続機器など見える化できたことが嬉しいです。(以前のものも実は見える化できたようですが。)接続できる台数も増えましたし、こころなしかスピードも速くなったような。
ただ、他の人に手放しで薦めるかといえばそうでもありません。先に書いたようにLANポートが1つしかないというのもありますし、IPv6(IPoE)にうまく対応してないという話もあるので。(参考1・参考2)
あと、拡張ポイントはGoogleアシスタント対応なのに本体は対応してないというのも残念ポイントです。どうせならリビングのGoogle Homeを置き換えたかったのですが。次の世代が出たときにこのあたり対応してくれると嬉しいですね。