いつ何が起きるかわからない現代。ある日突然自分が動けなくなって、助けを呼べる状態でもなかったとしたら…。そんなもしものときのためのアプリが『Please Rescue Me! – SOSタイマー』です。
このアプリは簡単に言えば、指定した時間スマホのロック解除がされなかったときに指定したアドレスにメールを送信するアプリです。スマホのロックを解除しない=スマホを触ることができない状態ということで、あらかじめ指定したところへ助けを求めるメールを出せるということです。
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簡単な使い方と流れ
とりあえず、簡単な設定のやり方と流れを紹介します。これでどんなものかつかめると思います。
タイマーの設定
アプリを起動して設定画面に入ります。まずはあなたの名前とメールアドレスを登録しておきます。
あとは送られるメールの設定です。設定(タイマー)は3つまで登録できます。それぞれ以下の項目を設定可能です。
- 何時間スマホのロックが解除されなかったらメールを送るか
- 送信先メールアドレス
- 件名
- 本文
時間は1時間以上から設定できます。0.5時間や1.8時間など小数点はダメです。とりあえずは1つ送信先を自分のアドレスに設定して最小時間の1時間で試してみるのをオススメします。
送られてくるメール
実際に送られてくるのは以下のようなメールです。
設定で「あなたのメールアドレス」として登録したものはメール本文中に差出人として書かれます。実際のメールの送信元はまた別のアドレスになっているので注意は必要です。
このメールは設定通り、指定した時間以上にスマホのロックが解除されない場合に送られます。普通にスマホ使っていればタイマーは延長されるので普段は存在を意識することはあまりないでしょう。
ただ、設定した時間があまり短いとひょんなことから送られてしまうこともあるので、その時間設定をどうするかが悩みどころです。タイマーは3つまで設定できるので、アプリの説明では以下のような設定が例として出されています。
[タイマー1] 12時間スマホを使っていなかったら自分宛てに確認メールを送信
[タイマー2] 18時間スマホを使っていなかったら家族あてに『メール送って!』
[タイマー3] 24時間スマホを使っていなかったら家族と上司あてに『電話で確認し、つながらなければ部屋を確認してください』
Please Rescue Me! – SOSタイマー – Google Play のアプリ
まぁ大抵の人は12時間に1回くらいはスマホに触るでしょうし、それを過ぎてもまずは自分にメールを送ることで気づくチャンスがあります。その後、段階的に緊急度を上げていきます。普段メインで使ってるスマホなら、24時間触らないことは異常事態ですよね。
バッテリー切れ警告にも
また、時間ではなくバッテリー残量が5%になったときにメールを送るように設定することもできます。普通にバッテリー切れ警告として自分用に使ってもいいですし、何らかの異常事態で充電できないときに自動で助けを呼べる手段としても使えます。
なお、5%になったときに確認ダイアログが表示されるので、普通に使っていてバッテリーが5%になったときはすぐに送信をキャンセルできます。
スマホの操作がまったくできなくなるほどの事態、そんなものはなければいいのですが、絶対ないとも言い切れないのが現代社会です。独り暮らしの方など、なにかがあったときに自分を助けてくれる人、発見してくれる人がそばにいないのなら、こういう手段も持っておいたほうがいいかもしれませんよ。
なお、現状では除外指定などないので、うっかり12時間睡眠してしまった…などでロック解除が遅れてもメール送信されてしまいます。なので最初の設定時間はそこまで短くしない方がいいかもしれませんね。一応、今後のアップデート予定として「利用しないことがわかっている時間帯はタイマーを作動させない機能」も検討しているようです。
別の使い方
基本的には上で説明したように「もしものときのため」のアプリですが、別の使い方もできそうです。
例えば、複数のスマホを使ってる人がこのアプリをサブスマホに入れておけば、長い間放置していたときにメールで自分にお知らせできます。サブスマホとはいえ、電源を入れたまま使わないでいるのはかわいそうですしね。またバッテリー5%でもメールを送ってくれるので、知らぬ間のバッテリー切れ対策としても使えるかもしれません。
指定した時間ごとに繰り返しメールが送られるので、なんらかのリマインダー的な使い方もできるかもしれませんね。アイデア次第でいろいろできそうです。
Please Rescue Me! - SOSタイマー-
制作: Shuya AGoogle Playでダウンロード