OREFOLDER

SHARPの5G対応フラッグシップスマホ AQUOS R5G レビュー

先日、docomoで5Gサービスが開始されました。先日も少し書いたように、サービス開始日に5G契約をしてAQUOS R5Gを同時購入しました。

Galaxy S20 5Gと悩みましたがAQUOSの機能と液晶ディスプレイが好きなのでAQUOS R5Gを購入しました。ここまで使ってみてのレビューをお届けします。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

AQUOS R5Gのスペック

OS Android 10
CPU Qualcom Snapdragon 865
RAM 12GB
ストレージ 256GB
外部メモリ microSDXC (最大1TBまで)
ディスプレイ 6.5インチ 3200×1800 (Quad HD+) Pro IGZO TFT
カメラ 背面:1220万画素+4800万画素+1220万画素(TOFカメラ)
前面:1640万画素
バッテリー 3730mAh
サイズ 約162 × 75 × 8.9 mm
重量 約189g
防水/防塵 IPX5/8 IP6X
NFC/Felica(おサイフケータイ) 対応
指紋認証/顔認証 対応

AQUOS R5Gの外箱・付属品

外箱は全体的に黒く、真ん中に『AQUOS』と強調されています。左上にはdocomo 5Gロゴがあり、左下には小さくAQUOS R5Gと記載されています。

AQUOS R5GにはBlack Ray(黒基調)とAurora White(白基調) の二色が存在しますが、色を比較した際にAurora Whiteの方が全体的に好みのデザインでしたので、今回はAurora Whiteの方を購入しました。

付属品はワンセグチューナーと説明書のみでした。docomoで販売されている最近のスマホは備品類を別途購入しなければいけないらしいです。コスト削減のためでしょうが、せめてTypeCケーブルくらいは同梱してほしいところですね。

AQUOS R5Gのデザイン

全体的なデザインは最近よくみる縦にカメラを配置するデザインとなっていて、おなじみのdocomoロゴが中央に配置されています。このロゴ、否定的な意見が多いようですが私は結構好みです。カメラの横にある小さな穴はマイクです。

また、グラデーション加工が施されていますが素材はプラスチックのようです。正直なことを言うとここは別の素材にして欲しかったですね。

ディスプレイは水滴ノッチを採用しています。個人的にパンチホールディスプレイよりも水滴ノッチの方が好みなのでこれはありがたいです。
これは好き嫌いが別れるポイントかと思いますが、最近のハイエンドスマホにしては珍しく液晶パネルを採用しています。

そのほかディスプレイ下部には指紋認証センサーが搭載されています。ディスプレイ内部に埋め込んでくれなかったのはちょっと残念です。

左側面にはSIMとSDカードのスロット。

右側面には電源ボタン、ボリュームアップダウンといった基本的なボタンがついています。

本体下部には通知ランプ、マイク、USB Type Cポート、スピーカーが搭載されています。

本体上部には左側にイヤホンジャックがあり、右端にまたもマイク穴があります。
契約する際に、本体に傷がないか確認させられるのですが、背面・本体下部・上部と3つもマイクが搭載されているのに気がつき、思わず「これ、マイクですか?」と質問を投げかけてしまいました。

本体上部にあるマイクは動画撮影時のマイクの他、「くっきりトーク」利用時に、騒音を抑えるために使用されたり、ハンズフリー通話中は送話口になります。背面のマイクも動画撮影時用、下部のマイクは送話口のほか、動画撮影時やエモパーに話すときのマイクとなります。

UIや各種機能

UI

初回セットアップ後、docomoスマホではおなじみのdocomo LIVE UXが現れます。個人的にこのランチャーはとても使い勝手が悪いので別の物を搭載してほしいところ。

というか、最近のキャリアスマホって初期からTikTokやAmazonなんかが入ってるんですね。若年層をしっかり意識している点には好感が持てます。

全体的なUIはAndroid 10をベースにしていて、あまりカスタマイズされてない仕様となっています。

Xiaomiのスマホを趣味でよくいじるのですが、やはりAQUOSのようにカスタマイズされてないOSの方が使い勝手はいいですね。

120hz駆動の設定

AQUOS R5Gには120hz駆動の液晶が搭載されています。

120hz液晶の設定を確認してみたく、設定→ディスプレイ→なめらかスクリーン から設定を確認してみました。

ほとんどのアプリは自動的に120hz駆動が有効化される仕様です。
もちろん、個々のアプリ対して手動で有効/無効を切り替えることも可能です。

人工知能エモパー

AQUOSシリーズには伝統的にこの「人工知能エモパー」が搭載されています。以前からこの機能が気になっていたので、これを機に使ってみました。

「ハロー エモパー」とロック画面で話しかけると答えてくれます。

エモパーの名前を決めることができたり、声や性別を変更したりすることも可能です。

ちょっと驚いたのが「出会って〇日」と表示されるところ。ちょっと重い気もしますが、これはこれで温かみを感じますね。

画面オフの状態でもちょくちょくエモパー側からニュースを教えてくれるときがあり、タップすると詳細を読み上げてくれます。

GoogleアシスタントやSiriといった各種ボイスアシスタントとはまた違い、感情的な要素が多いので使っていてとても楽しいです。

生体認証

AQUOS R5Gには指紋認証/顔認証の2つの生体認証が搭載されています。

指紋認証は結構早く、顔認証にいたっては「かなり早い」という印象を持ちました。顔認証はiOSのFaceID以外は質がよろしくないものと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られました。

更に驚いたのが薄暗い部屋でも難なくロック解除できるところです。元々顔認証をiOS以外で使うことを避けていたのであっけにとられました。

唯一欠点を上げるとすれば、ディスプレイ内部に指紋センサーが内蔵されていないのがちょっと残念なポイントですが、それでも日常生活で不便することはありません。

カメラ性能

トリプルカメラが搭載されましたし、せっかくなので同じくトリプルカメラ搭載のXiaomi Mi 9と比較しつつカメラ性能をチェックしていきます。(上がAQUOS R5G 下がXiaomi Mi 9で撮影した写真になります)

まずは撮影する人も多いであろう食べ物の写真です。
流石に暖色系が得意なMi 9の圧勝ですね。

そしてお店の外観を撮った写真です。これは甲乙つけがたいです。

続いて風景写真です。こちらはAQUOSの方が優れているように私は感じました。

更に接写です。AQUOS R5Gは照明の反射が目立ちますが、Mi 9のほうはうまく光を抑えてくれています。

最後に夜景です。AQUOSは全体的に暗くなりがちで、かなり明るいMi 9と比較するとどうしても見劣りしていしまいます。
AQUOS R5Gのカメラ自体が暗所に弱いという印象です。

試しにサードパーティー製カメラアプリのGcam(Google Camera Var7.x Android 9+)を使って比較してみました。

左:AQUOS R5Gデフォルトのカメラ 右:Gcam

かなり明るくなりました。これは今後のアップデートに期待したいポイントです。


これらの写真(AQUOS R5Gのもの)は以下のGoogleフォトのアルバムにまとめています。大きな画像が見たい方は以下のリンクからどうぞ。

ベンチマーク

各種ベンチマークアプリを使ってベンチマークの測定を行いました。
結果はAntutuが56万点 GeeKbenchのシングルが915点 マルチが3339点 3DMarkがOpen GLが7250点 Vulkanが6543点と、非常に高いスコアを出してくれました。

ここまでくると一般用途では申し分ないどころかオーバースペックですね。

ほかのスマホと比べると以下の通り。

Antutu Geekbench 3DMark
Single Multi
AQUOS R5G 569646 915 3339 7250
ROG Phone II 491047 770 2848 6230
LG G8X ThinQ 438302 745 2713 5462
Mi 9 Transparent (8GB/256GB) 427352 734 2792 5584
Xperia 1 412658 721 2756 5738

このほかのスマホのベンチマークも集めて以下のページにまとめてあります。他の機種と比較できるので、こちらも参考にしてください。
ベンチマーク結果まとめ

最後に

AQUOSシリーズはスマホオタクな方々からはあまり良い評価を受けてない(というよりも目立ってない?)印象ですが、私はAQUOSが作る世界観は非常に好みです。

他社のスマホがスペックに全体的な力を注ぐ中、このユーザーに寄り添ったスマホを作ってくれる点が素晴らしいと思います。全体的にクセが無く、各種機能も充実しているので「一般ユーザー」であればこれで申し分ないですね。

総じて、人に勧められるスマートフォンです。

参考情報

モバイルバージョンを終了