メイン機の入れ替えに伴い、Xiaomi Mi 9 Transparentを購入しました。
この端末はXiaomi Mi 9の限定モデルであり、通常版に比べ高い処理性能と、内部が透けているように見える端末デザインが特徴です。
機能等の紹介は通常版の記事がほかにもたくさんあるので、今回は限定版ならではの端末デザインや処理性能に重点を置いた記事になります。
- 処理性能が通常版と比べて高い
- カメラ性能が良い
- 人と被る確率が極めて低い
- Xiaomi製品の象徴ともいえる「コスパ」がほぼ無い
- 人を選ぶデザイン
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Xiaomi Mi 9 Transparentの概要とスペック
Mi 9 Transparentは2019年3月に発売された端末で、中国大陸でのみ発売されている限定版です。価格が通常版の2倍近くするので、Xiaomi製品の魅力である「コスパ」要素は相対的に低いです。
通常版のMi 9と比較できるように、通常版のMi 9(中国大陸版)のスペックも記載しておきます。
Transparent | 通常版 | |
---|---|---|
OS | MIUI10(Android Pie) MIUI 11(Android 10)に更新可能 | |
SoC | Snapdragon 855 | |
RAM | 8GB/12GB | 6GB/8GB |
ストレージ | 256GB | 64GB/128GB |
ディスプレイ | Super AMOLED 6.39インチ 1920×2340(FHD+) | |
カメラ | 背面:48MP+12MP+16MP 8000 x 6000 px AI搭載トリプルカメラ 広角,マクロ,望遠撮影対応 前面:20MP |
|
外部メモリ | 非対応 | |
バッテリー | 3300mAh 27W急速充電(Quick Charge 4+) 20Wワイヤレス充電 | |
重量 | 173g | |
対応周波数 | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B34 / B38 / B39 / B40(4G) B1 / B2 / B4 / B5 / B8 / B34 / B39 / BC0(3G) |
12GBモデルと8GBモデルがありますが、今回紹介するのは8GBモデルとなっています。
透ける背面が突き刺さる端末デザイン
通常版のMi 9との一番の違いはやはり透ける背面です。内部基盤が見える仕様で、基盤やチップセットに惹かれる人にはかなり突き刺さるデザインでしょう。
…とはいうものの、実はこれは実際のMi 9の基盤が透けている訳ではなく、それらしきものがプリントされたものが透けて見えてる、ということらしいです。
前面は(壁紙の都合で見えにくいですが)水滴ノッチを採用しています。
左側面には赤いAIボタンが付いていて、このボタンからGoogleアシスタントを呼び出すことができます。
右側面には電源ボタンとボリューム調整ボタンが付いています。
下部にはUSB Type-C端子とスピーカーが二つ付いています。しれっとType-C端子も赤いデザインになっているのがまたいいですね。
上部にはマイクと赤外線センサーがあります。イヤホンジャックは搭載していません。
ベンチマーク結果
ハイエンドスマートフォンをせっかく購入したので、ベンチマークを回してみました。
以下『Antutut benchmark』『GeeKbench 5』『3dMark』の測定結果です。
結果はAntutu benchmark(V8.1.9)が427,352点、GeeK Bench5がシングルコアで734点、マルチコアで2,792点、3dMarkが5,584点でした。にた点数のほかのスマホと比べてみましょう。
Antutu | Geekbench | 3DMark | ||
---|---|---|---|---|
Single | Multi | |||
ROG Phone II | 491047 | 770 | 2848 | 6230 |
LG G8X ThinQ | 438302 | 745 | 2713 | 5462 |
Mi 9 Transparent | 427352 | 734 | 2792 | 5584 |
Xperia 1 | 412658 | 721 | 2756 | 5738 |
Pixel 4 | 408863 | 619 | 2424 | 5819 |
正直な感想を言うと「こんなもんか」でしたが、現行機種にも見劣りしない性能を兼ね備えているので、私にはこれで十分です。
個人的にこの端末の一番の魅力は「他にはないデザイン」だと思っているので、値段相応の価値はあります。
難易度は高いが満足できるスマートフォン
Xiaomi Mi 9 Transparentはデザインがカッコよく、性能的にも良いものですが、欠点もあります。簡単に言えば「難易度が高い」ということ。
この端末は中国大陸のみで取り扱っている限定モデルですので、海外通販サイトから個人輸入する必要があります。それだけならまだいいのですが、デフォルトでは中国版のOSが入っているため、そのままだとちょっと使いにくいということ。国際版のOSに入れ替えることもできるのですが、詳しい人以外にはちょっと難しいでしょう。
デザインに惹かれて購入を検討するのもいいですが、下調べをしっかり行うことを推奨します。
そういった難しいところもありますが、私にとっては総合的に満足できる端末でした。通常版との差でもある全体的なデザインが非常に私好みというのがポイントです。
スケルトンボディやアクセントの赤に惹かれた方にはオススメです。