Nubiaの「Red Magic 3S」は2019年9月に発表され、10月より販売されたハイスペックなゲーミングスマートフォンです。
ここ数年、eスポーツへの関心も集まっており、日本でもROG Phone IIやBlack Shark 2などが、ゲーマーのみならず一般ユーザーからも注目されています。NubiaのRed Magicもそんなゲーミングスマホの1つで、注目すべき端末であることは間違いありません。今回は最新のRed Magic 3Sについて、紹介していきましょう。
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Red Magic 3Sの概要
Red Magic 3SはSoCにSnapdragon 855+を搭載し、RAMは8GB or 12GBでストレージは128GB or 256GB、ディスプレイは高リフレッシュレート90Hz対応の6.65インチ有機ELディスプレイです。キーとなるポイントは以下の通り。
- Qualcomm Snapdragon 855+
- UFS 3.0 ストレージ
- 液冷と空冷を組み合わせた冷却システム
- 18W急速充電可能な5,000mAhバッテリー
- リフレッシュレート90Hz / 6.65インチ AMOLEDディスプレイ
- 最大12GBのRAM / 256GBストレージ
- ゲーミングトリガー + Game Space 2.1
カラーバリエーションはCyber Shade, Mecha Silver, Eclipse Blackの3色です。ゲーミングスマホらしく、メカメカしいデザインをしています。
ゲームのためのハイパフォーマンス
Red Magic 3SはSoCに2019年次点では最高峰となるSnapdragon 855+を搭載しています。ストレージもUFS 3.0という高速な規格のものを搭載しており、RAMも12GBと充分以上にあります。これらはもちろんゲームのために、です。
ゲームのためには熱対策も重要です。そのためRed Magic 3Sは液冷と空冷、そして多層グラファイトで熱を逃がす革新的なアクティブ冷却システムが用いられています。これにより最大-16℃も変わるようです。
ディスプレイは6.65インチでFHD+のAMOLED(有機ELディスプレイ)です。リフレッシュレート90Hzに対応し、タッチサンプリングレート240Hzでタッチレスポンスは40.02msです。これらによりバターのように滑らかなアクション、レスポンシブ、コントロールが得られます。
バッテリーは5,000mAhの大容量。ゲームの途中でバッテリー残量を気にする必要はありません。また、充電するときも18Wの急速充電に対応しているので素早く完了できます。
端末の側面にはFPSやレースゲームに最適なトリガーボタンを搭載。このボタンはカスタマイズできるのでゲームによって最適な物を自分で考え作り出すことができます。
ゲーミングスマホとしてのデザイン
先に書いたように、Red Magic 3Sには3つのカラーバリエーションがあります。
どれも雰囲気は微妙に違いますがゲーミングスマホらしさあり、カッコいいですね。
背面のライン部分は光るエフェクト付きです。様々な効果と1680万色のオプションで自在にカスタマイズできます。ゲーミングデバイスって、なんで光るのが好きなんですかね?
背面は全体的に湾曲しており、端に行くほど薄くなっています。これにより大きな端末でも持ちやすく、長時間のプレイでも疲れにくくなっています。
かんたんに脱着できるマジックアダプターを使えば、有線の3.5mmイヤホンジャックでヘッドホンを接続し、インターネット接続やType-Cでの急速充電もできます。本体にも3.5mmジャックやType-Cポートはありますが、このアダプターを使ったほうがいいときもあるでしょう。
日常でもしっかりと使えるゲーミングスマホ
ゲーム以外でもRed Magic 3Sは優秀です。背面カメラはシングルではありますがSony IMX586センサーを搭載し、4800万画素、f/1.7、そして内蔵のソフトウェアで明るく鮮明な写真を残せます。
フロントカメラは1600万画素で、セルフィーやストリーミングなどにも使えます。
ゲーム専用に設計されたデュアルステレオスピーカーとDTS:X / DTS 7.1技術により、ヘッドフォンの有無にかかわらず、印象的なサウンドを生み出します。Red Magic 3Sなら映画はより没入感があり、ゲームはより映画的に楽しめることでしょう。
Red Magic 3S フルスペック
Red Magic 3Sはここまで書いたように素晴らしいスペックを持っています。そしてOSはAndroid 9で、余計なプリインストールアプリやテーマ等は入ってません。外見こそゲーミングスマホらしさがありますが、中身はクリーンなようです。
Red Magic 3Sのフルスペックは以下の通り。
サイズ | 171.7 × 78.5 × 9.65mm(6.6mm) |
---|---|
重量 | 215g |
カラー | Eclipse Black / Mecha Silver / Cyber Shade |
OS | Android 9 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 855+ |
GPU | Adreno 640 |
RAM | 8/12 GB LPDDR4X |
ストレージ | 128/256 GB UFS 3.0-LANE |
センサー類 | 指紋センサー, G-sensor, 電子コンパス, ジャイロスコープ, 近接センサー, 周囲光センサー, センサーハブ |
ポート類 | USB 3.0, Type-C, デュアルnano-SIM slot, 3.5mmオーディオジャック |
バッテリー | 5,000 mAh |
ボタン類 | オンスクリーンナビゲーションボタン, 電源ボタン, 音量ボタン, ゲームブーストスイッチ |
ディスプレイ | 6.65インチ, 2340×1080 FHD+ (19.5:9), 387.5ppi 2.5D Corning Gorilla Glass |
カメラ | 背面:48MP, Sony IMX586,f/1.7 前面:16MP, 2.0μm, f/2.0 |
オーディオ | Playback: MP3, AAC, AAC+, WMA, AMR-NB, AMR-WB, WAV, FLAC, APE, OGG, MIDI Recording: WAV, AAC, AMR |
ビデオ | Playback: 3GP, ASF, AVI, DAT, FLV, M2TS, MKV, MOV, MP4, MPG, MTS, RM, RMVB, TS, VOB, WEBM, WMV Recording: MP4 |
画像 | Playback: JPEG, PNG, BMP, GIF, DNG Output: JPEG |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
GPS | GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo |
通信バンド | EU Version FDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26 TDD-LTE: Bands 34/38/39/40/41 TD-SCDMA: Bands 34/39 WCDMA(WCDMA): Bands 1/2/4/5/8/9/19 CDMA: BC0/BC1 GSM: 850/900/1800/1900 MHz NA Version |
Red Magic 3Sの購入
Red Magic 3Sは公式のストアの他、海外ストアではGeekbuyingなどで取り扱っています。(12月末次点でGearBestやBanggoodは完売状態でした。)
価格は8GB/128GB版が500ドル程度です。ゲーミングスマホとしては比較的手が出しやすい価格ではないでしょうか。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。