スペックも値段もよくて人気があるOPPO Reno Aですが、キャッシュやデータが勝手に消去されてしまうという報告がけっこう出ています。特にゲームでは致命的で、必要なデータをキャッシュに溜め込むタイプのゲームでは、起動するたびにデータの再ダウンロードが発生して大幅にギガ(データ通信量)を消費してしまうことがあります。
この機種はコスパが非常に良いだけあってこの点が非常に惜しく、購入をためらっている人や、困っている人も多くいると思います。とはいえ対処法はあるので、今回はキャッシュが自動的に消去されないようにする設定方法を伝授したいと思います。
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犯人はフォンマネージャー
Reno Aには『フォンマネージャー』というシステムアプリがプリインストールされています。このフォンマネージャーはアプリのキャッシュやデータを消去したりアプリ権限の確認、ウイルススキャンなどを行ったりと端末を総合的にケアするマネージャーアプリです。
総合的にケアしてくれるのは良いのですが、キャッシュやデータも勝手に消去してしまうのが今回の問題です。実はこれはフォンマネージャーの「自己診断の頻度」が「毎日」もしくは「3日おき」になっていると起きます。自己診断の頻度が毎日になっていると、毎日自動的にキャッシュやデータを消去したりウイルススキャンを行い、その結果ゲーム等で再ダウンロードということになるのです。
DQウォークで実験
Twitterで検索してみると特に『ドラゴンクエストウォーク』でキャッシュが消えたという報告が多かったので、実際に自己診断の頻度を毎日に設定してドラゴンクエストウォークの容量を監視してみました。
こちらが測定前の使用容量のスクリーンショットです。
アプリをインストールして初回ダウンロードを済ましある程度遊んだ状態です。
そしてこちらが自己診断の頻度を毎日に設定して24時間放置したあとのスクリーンショットです。
手動でキャッシュやデータを消去していないにもかかわらず半分以上キャッシュやデータが減っています。
さらにアプリを起動するとデータダウンロードの画面が表示されました。41.9MBとダウンロード容量も大きいので、毎回こうだと通信量も消費するし辛いですね。
キャッシュを消去されないようにする方法
キャッシュやデータを消去されてしまうのを防ぐには、自己診断の頻度をオフにします。
まず、フォンマネージャーを開いて右上にある設定アイコンをタップ、そして自己診断の頻度と進みます。
自己診断の頻度を選択できるのでオフを選択します。
これで勝手にキャッシュやデータは削除されなくなります。ゲームでの再ダウンロードもこれで発生しなくなると思います。
必要なアプリのみキャッシュ削除されないようにする
先ほどの方法だと、すべてのアプリのキャッシュやデータが消去されなくなります。しかしゲームなど以外ではキャッシュをお掃除してほしい場合や、ウイルススキャンは定期的にしてほしいという場合もあるでしょう。そんなときは以下のようにします。
フォンマネージャーのトップからゴミ箱アイコンのストレージのクリーンアップを選択。
すべてのアプリキャッシュデータをタップ。
キャッシュやデータを消去してほしくないアプリのチェックを外す。
これで選択されているアプリのキャッシュやデータのみが消去されるようになり、自己診断の頻度が毎日や3日おきになっていても選択されていないアプリのキャッシュやデータは消去されません。キャッシュが消されて困るアプリが1つや2つならこの方法が良いでしょう。
まとめ
OPPO Reno AにはColor OSというカスタマイズされたAndroid OSがインストールされています。そのため一般的なAndroidと比べるとクセがありますので設定をよく確認してから使うようにしましょう。
今回説明したフォンマネージャーも上手く活用できれば自動で不要なデータを削減でき、スマホの容量節約に貢献してくれます。こういった機能のおかげで、何も設定しなくてもある程度快適に使い続けられるようになっています。便利といえば便利なのですが、その便利が自分の使い方に本当に合っているのかは別です。一度は設定を見直してみるのが良いと思いますよ。