ASUSは12月5日、ZenFone 6とROG PhoneにそれぞれFOTA(Firmware On-The-Air)アップデートを配信開始しました。ZenFone 6はAndroid 10に、ROG PhoneはAndroid 9になります。
どちらもアップデートはLTE/3G通信でも可能ですが、ファイル容量が大きいので、できればWi-Fi環境で行うようにしましょう。また、アップデートを行うと元のバージョンに戻すことはできません。
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ZenFone 6はAndroid 10にアップデート
今回のアップデートによりOSバージョンがAndroid 10となり、ジェスチャーナビゲーションによる操作、現在地情報の権限がより細かく設定できるようになるなど、パフォーマンスの改善、また多くの新機能が使えるようになります。
Android 10で利用可能となる主な機能
- 「ジェスチャーナビゲーション」をサポート※:
従来のナビゲーションバーとは異なり、ジェスチャーナビゲーションでの操作は、「ホームに移動」、「アプリの切り替え」、「戻る」の基本操作はすべてスワイプ操作になります。 - 「ダークモード」をサポート:
ダークモードを有効にすることで、画面の配色が白などのライト系からブラック、グレーなどのダーク系に変化し、非常に目に優しい配色に切り替わります。 - 「現在地情報の権限」に新しいオプションが追加:
従来の位置情報のアクセス権限は「許可する/しない」の2択で、現在地を取得するかどうかはアプリ次第でしたが、 Android 10からはユーザーが自由にアクセス権限の個別許可を行うことが可能になりました。
※システムアップデート後も、従来のナビゲーション表示がデフォルト設定になります。[設定] -> [ディスプレイ] -> [システムナビゲーション]から、新規追加された「ジェスチャーナビゲーション」へ変更することができます。
最新のビルド番号とファイル容量
ZenFone 6 (ZS630KL)
WW_17.1810.1910.73 ※約810MB
ROG PhoneはAndroid 9にアップデート
今回のアップデートによりOSバージョンがAndroid 9となり、新しいナビゲーションバーによる操作、通知がより細かく制御できるようになるなど、パフォーマンスの改善、また多くの新機能が使えるようになります。
Android 9で利用可能となる主な機能
- 「ナビゲーションバー」の画面表示が仕様変更※:
画面下のバーのうえで右や上にスワイプ、また長押しをすることで、アプリの履歴やGoogleアシスタントなど、表示するアプリを素早く切り替えられます。 - 「最近使用したアプリ」の画面表示が仕様変更:
画面右下の「マルチタスクボタン」をタップした時の表示仕様も変更になり、左から右へスワイプすると、起動中のアプリの履歴が表示されて、カードの下側にあるボタンで、「アプリ情報」の表示や「マルチウインドウ」にすぐ切り替えることができます。 - 「自動調整バッテリー」機能をサポート:
アプリの使用状況は時間の経過と共に、スマートフォンが学習します。使用頻度の低いアプリをスマートフォンが自動的に制限することで、電池を長持ちさせる機能です。 - 通知がより細かく制御できるように仕様変更:
「設定」から「アプリと通知」を開き、「最近開いたアプリ」の項目からアプリを選択後に「通知」を選択することで、アプリ使用時に表示される通知内容を細かく制御できるようになりました。 - 端末の音量ボタン押下時の画面表示が仕様変更:
音量ボタンを押下後、 音量ボタンのすぐ近くに設定画面が表示されるようになり、端末を持ちながらでも音量の各種設定変更がしやすくなり、音量に関する詳細設定にも素早くアクセスできるようになりました。
※システムアップデート後も、従来のナビゲーション表示がデフォルト設定になります。[設定] -> [ディスプレイ] -> [ナビゲーションバー] -> [ナビゲーションバーのタイプ]から、新規追加されたナビゲーションバーへ変更することができます。
Android 9へアップデート時の注意事項
- 「ページマーカー」、「ZeniMoji」、「ZenUI セーフガード (現在地の共有)」は、Android 9.0へのアップデート後に 削除されます。
- Android 9へアップデート後、「Game Center」は「Armoury Crate」へとアップグレードされます。
最新のビルド番号とファイル容量:
ROG Phone (ZS600KL)
JP_ZS600KL_16.0410.1910.91_0 ※約1.38GB