OPPOのスマートフォン OPPO Reno Aリノ エー の128GB(楽天)版を入手しました。 Reno Aは低価格ながら防水・おサイフケータイに対応し、スペックも良いということで非常に人気が出ています。 今回は実際メインとして使えるかどうか1週間ほど運用した感想を書いていきます。
- コスパが良い
- メインとして耐えられる性能、機能
- 背面のデザインが綺麗
- コスパ以外で飛び抜けた長所はない
- クセのあるOS
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概要・スペック
OS | Android 9 (Color OS 6) |
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CPU | Snapdragon 710 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 64GB / 128GB(楽天モバイル限定) |
外部メモリ | microSDXC (最大256GBまで) |
ディスプレイ | 6.4インチ 有機ELディスプレイ 1080 x 2340 (FHD+) |
カメラ | 背面:16MP+2MP 前面:25MP |
バッテリー | 3600mAh |
サイズ | 約158.4 × 75.4 × 7.8 mm |
重量 | 約169.5g |
通信方式 | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19 LTE FDD: Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28 LTE TDD: Bands 38/39/40/41 |
OPPO Reno Aの外観
厚さは7.8mmと比較的薄め。重量も170gを下回っているので男性なら重さを感じることはあまりないでしょう。200g超えのスマートフォンも珍しくなくなってきた現在、6.4インチでこの軽さは優秀です。
OPPO Reno Aの機能
OPPO Reno Aの特徴的な機能をいくつか紹介します。
画面内指紋認証
Reno Aは流行りの画面内指紋認証を搭載しています。 値段が値段なので認証スピードには期待していなかったのですが十分な認証スピードです。ハイエンドスマートフォンのOnePlus 7 Proの画面内指紋認証と比較しても速度は全く劣りません。
顔認証
水滴ノッチ部分にあるインカメラでロック解除(顔認証)できます。センサーで判断しているわけではないのでセキュリティは劣りますが速度は申し分なく快適そのものです。 画面内指紋認証と併用するとあらゆる状況下でも対応できると思いました。
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
OPPO Reno AはDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。なので片方を通話用のSIM、もう片方をデータ通信専用の大容量SIMというような運用もできます。 ただし、SIM 2はMicro SDと排他仕様となっているので2枚のSIMを使う場合はMicro SDカードが使えないのは注意が必要です。
ベンチマークと性能レビュー
各種アプリを使ってOPPO Reno Aの便利マークを測定しました。 Antutu ベンチマーク(ver8)では187860点をマーク。 Geekbench5ではシングルコア性能が316点、マルチコア性能が1498点です。 3DMarkではOpenGLのスコアが1849点、Vulkanのスコアが1759点でした。 OPPO Reno AはSnapdragon 710を搭載しており、当然ですがSnapdragon 670を搭載したPixel 3aよりスコアは高く、ここでもコスパで驚かされました。 ブラウジングやSNSは不満なく可能。画像が多めのサイトでもカクつきません。 ただしキーボードの入力は若干のラグがあります。デフォルトのキーボードはSimeji for OPPOですが、これを『Google日本語入力』を導入してスライド入力の感度を上げると多少良くなります。不満を感じた場合はお試しください。
ゲームアプリの動作
続いてゲームアプリで動作を試してみます。 タイトルは『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』をプレイして性能を試してみました。 UI操作やアニメーションではフレームレートが落ちることはありませんでした。2D標準モードでプレイしてみても快適で遅延もほぼありません。3Dリッチモードだと流石に厳しく最高画質を求めるのはやめたほうが良いです。レームレートは落ちるしタップ反応は遅れまともに遊べません。ただ画質を若干落とした3D標準モードにすれば全然問題ないので、最高環境を望まなければ快適と思ってください。
カメラ性能
インカメラは2500万画素という高解像度ですので自撮りする方にも良いかもしれません。
バッテリー持ち
3600mAhと重量にしてはやや多めのバッテリー容量で不満はありません。
ゲームをしていてもモリモリ減っていくということはなくSnapdragon710の省電力さを実感しました。
また、省電力機能が充実しておりバックグラウンドでの動作をアプリ単位で制限したり起動マネージャーで端末起動時のアプリ自動起動を防いだりすることも可能です。
ソフトウェア・機能・設定
ホームアプリは独自の物が搭載されています。 iOSのようにインストールしたアプリがホームに並べられる標準モードと、通常のAndroidと同じドロワーモードが選択可能です。 またスマートアシスタントという機能があり、ホーム左に天気やカレンダーを標準したりアプリのショートカットを配置できます。 設定→スマートサービス→スマートアシスタントからオフにすることもできます。
設定画面をはじめ、通知領域やナビゲーションキーなど見た目や機能が大幅にカスタマイズされています。
アプリクローン機能
Xiaomiなどのスマートフォンでもできる、アプリを複製する機能です。 OPPO Reno AはDSDVの端末なので、電話番号ごとにLINEのアカウントを使い分けたい人におすすめです。 同時に起動させることも可能で非常に重宝しています。
ゲームスペース
ゲームスペースからパフォーマンスを向上させるモードや画質を下げる低消費電力モードが選べます。また、登録したアプリの通知をブロックする機能があるので通知でゲームが中断されることはありません。
セキュリティ
Color OSはセキュリティ機能も豊富で、PayPalやGoogle Payなどの決済アプリ使用時に端末がRoot化されていないか、USB転送が有効になっていないかなどをスキャンしてくれます。 他に写真やテキストファイルを隠す機能や、アプリにパスコードをかける機能もあります。
ナビゲーションバー
ナビゲーションキーは標準では従来の(Android8以前のもの)です。戻るボタンと最近ボタンの左右を入れ替えることもできます。また、ジェスチャーモードもありAndroid10に近いジェスチャーとOPPO独自のスワイプアップジェスチャーが選択可能です。独自のジェスチャーはさらに細かく設定可能で、ここまで選択肢が豊富なのは珍しいですね。 Color OSはクセがあると聞いていましたが、多機能で設定項目も多いためだと思います。
総評
とにかくスペックに対しての価格が安く、コストパフォーマンスが非常に高いです。4万円以下でSnapdragon 710と6GB RAMの組み合わせは他にはありません。 さらに、SIMフリーでは珍しく防水とおサイフケータイにも対応しています。イヤホンジャックも付いておりメイン機として使用するのに不足はありません。 Color OSはクセがありますが多機能で使い慣れれば便利さを実感できます。 カメラ性能がHUAWEIのスマートフォンのように抜群に綺麗だったりROG Phoneのようにゲーム性能が特段に高いわけではありませんが、欠点らしい欠点がなく全体的に優秀です。使用していて、人気が出るだけあるなぁと思った端末でした。