ノイキャン・外音取り込み・充電スタンドありで約1.6万円のBluetoothヘッドホン「Mu6」 レビュー

クラウドファンディングで人気を集め、現在はAmazonで一般販売が開始されているBluetoothヘッドホン「Mu6」をレビュー用に提供していただきました。さっそくレビューしていきましょう。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

Mu6は、どんなヘッドホン

  • 充電台付きのBluetoothヘッドホン
  • ジェスチャー機能
  • ノイズキャンセリング・外音取り込みモードが良い
  • イコライザや音質調整機能も
  • 音質は価格相応

「Mu6」は、ノイズキャンセルや最近流行りの外音取り込み機能を搭載し、マグネット接続のおしゃれな充電台やスマホアプリからのイコライザー機能、音質調整機能など、ソニーやBOSEなどの高級ヘッドホンに負けない位の魅力を備えていながらも、16,800円で入手できるお値打ちなヘッドホンです。

開封

製品の箱はかなり大きめ。比較対象として6.4インチのGalaxy Note9を置いていますが、かなり大きいことがわかると思います。

開封すると蓋側に説明書などが、台座側にはヘッドホンなどが入っています。

内容物は、ヘッドホン本体、充電スタンド、MicroUSBケーブル、USB Type-Cケーブル、ポーチ、説明書。

外観と装着感

外観

外観は艶消しの部分と艶ありの部分が組み合わさっているかっこいいデザイン。今回レビューするのはグラファイト・グレーですが、メダリオン・ブラウンというカラーも用意されています。ファッション性が高いわけではありませんが、比較的日常的に使いやすいデザインになっていると思います。

写真向かって左側には再生停止ボタンと音量調節ボタン、右側には電源ボタンとノイズキャンセルのボタン、USB Type-Cポートが存在します。
ノイズキャンセルのボタンを押すと、ノイズキャンセリングON/OFF、外音取り込みモードが順番に切り替わっていきます。

イヤーパッドはしっかりと厚みと柔らかさがあります。大きさに関してもアラウンドイヤー型として問題はなく、身長178cm程度の筆者でも窮屈に感じることはありませんでした。左耳のイヤーカップの中にはセンサーがあり、着脱で再生停止される仕様(アプリからOFFにすることもできます)。

ヘッドバンド部分にはクッションがあり、ここも十分なクッション性があります。

装着してみる

横から見た写真。

後ろからみた写真

首にかけた状態。首にかけても比較的余裕があり圧迫感はなく、頭を上下左右に振り向けることが可能。ちなみに頭から外すと左のイヤーパッド内にあるセンサーが着脱を認識し、自動的に再生停止されるので、音楽が鳴りっぱなしということはなく便利。

充電器が面白い

他のヘッドホンと比較して、一番魅力のあるポイントが充電台の存在。充電台の上に置くのではなく、ヘッドホン本体を下から近づけるとヘッドバンド部分にあるマグネットの接点と充電台がくっつき、充電が開始します。

問題点を挙げるとすれば、構造上の問題からマグネットの向きを合わせないと充電されない点には注意が必要です。接点部分を手前に向けて繋げることさえ覚えて置けば、実使用において大きな負担は無いですね。

ちなみにヘッドホン本体はUSB Type-Cですが、充電台はMicroUSBな点には注意が必要です。家で据え置きするならほとんど抜き挿しすることは無いので、充電台はMicroUSBで良いと思いますし、逆にヘッドホンは、スマホなどとの充電器・ケーブルの共有を考えるとUSB Type-Cになっているのは理にかなっています

充電中は上部が青く点滅。充電が終わると青い状態のまま維持されます。

音質・ノイズキャンセリング・外音取り込みモード

リスニングテスト

Mu6 Connectアプリにはリスニングテスト機能が備わっており、テストの結果をイコライザに自動的に反映します。好みというよりは聴覚能力の傾向に合わせている印象ですね。

音質

純粋な音質に関しては、価格相応のヘッドホンという印象。高級ヘッドホンと比べると、解像感に関しては少し悪くこもったように聞こえてしまう部分はありますが、低音が強すぎず、バランスが取れており音量を上げても女性ボーカルの音が刺さる印象はありません。

ヘッドホンというのもあり、音の広がりや空間的な表現・迫力は上質で、音の残響感もうまく表現できているように感じます。このあたりはイヤホンよりも利点がありますね。オーディオマニアが聞くと不満を感じるかもしれませんが、普段AirPodsなどを使っている人だと十分すぎるレベルだと思います。

ノイズキャンセリングと外音取り込みモード

ノイズキャンセリングONとOFF、外音取り込みモードは、それぞれ確実に差があり、いわゆる安っぽいヘッドホンにありがちな中途半端なものではなく、質の高いノイズキャンセルになっています。

車などの通行がある大通りや街中で使用してみました。外音取り込みモードを使用すると少し風切り音が入るものの、周りの音がある程度はっきりと聴こえるように。

ノイズキャンセルをONにしても、「サーッ」というホワイトノイズはほとんどありません。ノイズキャンセリングONにして音楽再生すると、車が真横を走行するまでエンジン音などは聞こえず、しっかり効いているのが実感できます。OFFの状態だと離れたところを走っている車の音も聴こえるので、確実に違いはありますね。

ジェスチャーで外音取り込みモードに

左耳のハウジングに手をかぶせると音楽再生の音量を小さくし外音取り込みモードに切り替えるジェスチャー機能も。切り替えも即時に行われるので、電車内でのアナウンスを聞いたりするのに最適。

おすすめ:他社製品と比較対象になる

こういったクラウドファンディング製品だと、一通り機能は揃っているけどどれも中途半端というのがよくありますが、「Mu6」は充電台やノイズキャンセルをはじめ、ジェスチャー機能や、スマホアプリも含め非常に安定性や完成度が高く値段以上の価値はありますね。

音質は価格なりといった欠点はあるものの、イコライザ機能やリスニングテスト機能である程度はカバーすることができます。家での使用から移動、外出先での使用までを幅広く考えるのであれば、トータルの機能もかなり豊富で値段も比較的お手頃なので、他社の値段の高いワイヤレスへッドホンやその廉価モデルと比較対象になりうる製品です。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします