Pixel 4がeSIMに対応していることから、IIJmioのeSIMサービスにも最近注目が集まっています。動作確認端末の一覧にはPixel 4はまだ書かれていないのですが、IIJのエンジニアによる公式ブログ「てくろぐ」にてその挙動についての記事が公開されました。
基本的には利用可能ですが、組み合わせる物理SIMによって挙動が変わることがあるようです。
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組み合わせるSIMによる挙動の違い
IIJではSIMフリーのPixel 4を使って、IIJmioのeSIMと、IIJmioのタイプD/タイプA、ドコモSIM、auSIMの組み合わせで動作確認を行っています。結果を引用します。
SIMカード | 状況 |
---|---|
IIJmio タイプD | 利用に支障なし |
IIJmio タイプA | 利用に支障なし (APN手動設定必要) |
IIJmio eSIM | 利用に支障なし ※データ通信のみ |
IIJmio タイプD + IIJmio eSIM | タイプD SIMで通話・eSIMでデータ通信利用可能。設定によってはアンテナピクトに×印が表示される。 |
IIJmio タイプA + IIJmio eSIM | タイプA SIMで通話・eSIMでデータ通信利用可能。設定によってはアンテナピクトに×印が表示される。 |
docomo SIM + IIJmio eSIM | docomo SIMで通話・eSIMでデータ通信利用可能。設定によってはアンテナピクトに×印が表示される。通話時はデータ通信不可能。 |
au SIM (VoLTE) + IIJmio eSIM | au SIMで通話・eSIMでデータ通信利用可能。設定によってはアンテナピクトに×印が表示される。通話時はデータ通信不可能。 |
引用:てくろぐ: Google Pixel4とIIJmio eSIM
ステータスバーのアンテナピクト
物理SIMとeSIMを使うと、ステータスバーにアンテナピクトが2つ表示されますが、物理SIMのほうのアンテナは×が付きます。
物理SIMがIIJmioのタイプD/タイプA、もしくはドコモSIMの場合、そのSIMの設定の中の通話時のみデータという項目をオンにすると×が消えるそうです。
auSIMの場合はこの設定をしても×は消えません。また、手元のワイモバイルのSIMで試したところ、auSIMと同じように×は消えませんでした。
ただし、auSIMやワイモバイルSIMでも、通話中は×が消えます。
このほかにも、eSIMに関する話がいろいろ書かれていますので、Pixel 4でIIJmioのeSIMを契約した方、検討中の方は一度目を通しておくといいでしょう。
個人的には、アンテナピクトに×が付いてしまうのがとても不満だったのですが、ドコモSIMなら設定で消せるのにワイモバイルが消せないと知って残念な気持ちです。(まだワイモバイルに変えたばかりということもあって…。)
11月2日12時現在では、まだ動作確認端末にPixel 4は書かれていませんが、近日中に追加されると思われます。