Twitterは9月20日、自分のツイートへの返信を選択して非表示にできる機能のテストを日本とアメリカでも開始しました。Twitter公式アプリやウェブ版で利用できます。あくまで非表示になるだけですが、いろいろな発見があるかもしれません。
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自分のツイートへの返信を非表示にする
Twitterで自分のツイートを開き、そのツイートへの返信があると、返信ツイートの右上に ∨ のボタンがあります。これをタップするとメニューが表示され、その中に「返信を非表示にする」が出てきます。
初回は返信を非表示することの説明が出てきます。これで返信ツイートは非表示になり、元の個別ツイートの画面には出てこなくなります。ただし、その返信ツイートが削除されたわけではありません。
返信を非表示にしたツイートの画面に入ると、その旨が大きく表示され、ツイートの右下にアイコンが表示されます。
アイコンをタップすると非表示になったツイートが一覧表示されます。自分が非表示にした場合であれば、この一覧から非表示を解除もできます。
気がついたこの機能の特徴と注意点をまとめてみます。
- 自分のツイートについた返信を非表示できる
- 非表示というか隔離されるだけで、そのツイートを削除するわけではない
- 非表示したことは相手には特に通知などない
- そのツイートに非表示された返信があるのかは誰にでもわかる
- 公式アプリとウェブ版の機能なので、ほかのアプリではとくに変化はない
自分で返信ツイートを選択して非表示にするので、どうしても1回はそのツイートを見る必要があります。でも、見て嫌なツイートをいつまでも残しておくのは嫌なので、隔離するだけでも気分が楽になるかもしれません。
また、自分のツイートの趣旨に反することを返信されたときにそれを隔離して、後に来た人に見せない、という使い方もできます。バズったツイートに勝手に宣伝をぶら下げられたときの対策になりますね。
ただ、非表示にした返信の一覧も見られるので、どんなツイートが発言主にとって都合が悪かったのか、ということを知る手助けにもなってしまうかもしれません。
この機能はテスト目的
この機能はテストであり、自分のツイートへの返信を選択して非表示にできるようにすることで、Twitterでの会話にどのような変化が生じるのかを把握することを目的としています。
これまで、Twitterでは研究や調査とカナダでの最初のテストを通じて、下記のようなポジティブなフィードバックが多く確認されているといいます。
- 利用者は大抵の場合、無関係、攻撃的もしくは意味のわからない返信を非表示にしている。この機能を試した方は、キーワードのミュート機能と同じように、会話の管理に役立つと考えている。
- 自身のツイートを非表示にされた経験がある人は、やり取りについて再考する傾向がある。ツイートを非表示にされたうちの約27%の人は、相手とどのようにやり取りすべきか考え直すと回答。
- 返信を非表示にすることで相手に誤解を与えたり、困惑や不満を生むことを懸念する人もいた。そこで、ツイートを非表示にしようとする時に、そのアカウントをブロックするかどうかという確認を同時に行うようにした。(そのため、現在はタップしてツイートを非表示にする際には、そのアカウントをブロックするかどうか、確認メッセージを表示)
Twitterには国民性のようなものもあるので、今回の日本とアメリカでのテストでどのような影響があるのか、どんな使い方がされるのか、興味深いですね。
Twitterではこの数年、表示される情報を管理するさまざまな機能を提供してきました。数ヶ月前からカナダで新機能のテストを行っておりましたが、本日からこのテストを日本およびアメリカで開始いたします。詳細はブログをご参照ください。https://t.co/ZVYqXtxan6 pic.twitter.com/E3f07xL9yz
— Twitter Japan (@TwitterJP) September 19, 2019