Pixel 3aをAndroid 10にOSアップデートして気がついた変更点やイースターエッグ

9月4日よりAndroid 10が正式にリリースされました。日本国内の端末でもPixel 3 /3aシリーズとEssential Phoneにアップデートが配信されています。アプリによっては対応ができていないものもあるようなので、手元の端末のうちPixel 3aだけをAndroid 10にOSアップデートしてみました。

アップデートによる変更点や新機能など、気がついたことを書いていきます。

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Android 10

Android 10には多くの改善点や新機能があります。その中でもGoogleが「Android 10 でできる 10 のこと」として10個のポイントを紹介しています。

1.スマートリプライ

スマートリプライの機能が強化され、通知から次のアクションへの移行がスムーズにできるようになります。
として、たとえばある場所の住所やYouTube動画をメッセージで受け取ると、コピーペーストすることなく、その住所をGoogleマップで開いたり、YouTube動画を開くことができます。

2.ダークテーマ

スマートフォンの設定や対応アプリで画面背景が黒主体のダークテーマに設定できます。ダークテーマは目に優しく、バッテリー消費を抑えます。

Googleフォトの通常(左)とダークテーマ(右)

これは設定からも切り替えできますし、クイック設定パネルにダークテーマのオンオフスイッチを設定することもできます。

3.ジェスチャーナビゲーション

ナビゲーションバーが細い横棒のみになり、それを上にスワイプしてホームに戻ったり、アプリ切り替え、画面端からスワイプして「戻る」だったりといったジェスチャー操作が使えます。これまでの3ボタン、2ボタンもあります。

4.自動字幕起こし(Live Caption)

動画、ポッドキャスト、音声メッセージ等の音声の字幕が自動的に表示されるようになります。まず英語のみの対応となり、Google Pixel 端末にて秋頃からの予定です。

5.位置情報

設定により、アプリを使用している間のみ位置データを共有することができるようになります。また、使用していないアプリが位置情報にアクセスしている場合には通知が表示され、位置情報の共有を継続するかどうかを判断しやすくなります。

などなど。

Android 9からの微妙な表示の違い

Android 10におけるUIの違いは大きなものはありませんが、細かいところを見てみるといろいろ変わってます。

ステータスバーのフォントとアイコン

上:Android 9 下:Android 10

ステータスバーの時計などのフォントがGoogle Sansに変わってます。最近のGoogle系アプリでも使われているものです。細かいところまで統一された、という感じですね。

アイコンもこれまでの濃淡2色で表現していたものから縁取りのあるタイプに変わっています。これはここだけでなく設定のバッテリーの項目などでも使われています。

通知領域

左:Android 9 右:Android 10

通知領域を一段おろしたところに電池切れ推定時間が表示されています。そのほか全体的に縮んで省スペースになってます。

ジェスチャーナビゲーションの有効化

とりあえずPixel 3aの場合ですが、Android 10にOSアップデートした状態ではジェスチャーナビゲーションは有効化されておらず、それまでの2ボタン型のナビゲーションバーのままです。

設定のシステム操作システムナビゲーションからナビゲーションバーを選択できます。Android 8.1までの3ボタン式にも変えられるので、自分にあったものを選べます。

なお、ジェスチャーナビゲーションはホームアプリをPixel Launcherにした状態でしか利用できません。Nova Launcherなどほかのホームアプリをデフォルトのホームアプリにしてる場合は使えません。

イースターエッグ

Android恒例のイースターエッグですが、今回もあります。起動のやり方は今までと同じです。設定のデバイス情報AndroidバージョンからAndroidバージョンを連打すると第1段階が起動します。

android 10というロゴが表示されます。これ、「android」「1」「0」がそれぞれ指で動かすことができます。

どれかの上でダブルタップし、その2回目を指を離さずに長押しにすると、回転します。それをつかって「1」と「0」を組み合わせてQを作ります。お菓子のコードネームはなくなってしまいましたが、Android Qはこんなところに生き残っていました。

実はこの「10」ってMontserratというフォントの「1」と「O」を使ってるっぽいんですよね。0(ゼロ)ではなくO(大文字のオー)です。

うまくQができると背景のボーダー模様が動きます。この状態でandroid部分を6回タップすると…

真のイースターエッグ(?)ピクロスの登場です。出てくる図柄のパターンはかなりあるようで、それぞれAndroidでも使われてる各種アイコンの形をしています。

ピクロスだけ簡単に起動する方法

Nova Launcherなど、「アクティビティ」の「ショートカット」をホーム画面に設置できるアプリを使うと、イースターエッグのピクロスへのショートカットをホーム画面に設置できます。

アクティビティのなかに「Android Q Easter Egg」というものがあり、その中に「Icon Quiz」というものがあります。これが今回のピクロスです。ホーム画面に設置したら、あとはそれをタップすればいつでもピクロスで遊べます。

過去のイースターエッグも

同じ「Android Q Easter Egg」の中にある「PAINT.APK」はAndroid 9のイースターエッグだったお絵かきツールです。また、アクティビティの「システムUI」の中には「Marshmallow Land」というものがあり、これはAndroid 6の頃のイースターエッグです。あの激ムズのゲームです。

これらが全部のAndroid 10端末に入ってるというわけではないと思いますが、Pixel 3aの場合は3つのイースターエッグが残ってました。

まとめ

Android 10、アップデートはなんだかめでたく感じて嬉しいのですが、一般的なユーザー目線だとクリティカルに変わったのはダークテーマとジェスチャーナビゲーションくらいでしょうか。ジェスチャーナビゲーションはサードパーティーのホームアプリではまだ使えないようですので、私が使うのはまだ先になりそうです。
頻繁にメッセージのやり取りをする人はスマートリプライも役立つかもしれませんね。

まぁこれくらいですので、それよりもいくつかアプリ側で対応してないとか通信周りでの不具合だったり設定が一部リセットされるといった話も聞きます。あまり焦ってアップデートしなくてもいいんじゃないでしょうか。国内でアップデート端末が出てきたり、プリインストールされたスマホが出てからくらいでも遅くないと思いますよ。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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