Googleは3月14日、Androidの次のメジャーバージョンとなる「Android Q」の開発者向けベータ版(Android Q Beta 1)を公開しました。適用できる対象端末はPixelシリーズのみとなります。
「Pixel用Androidベータプログラム」に登録することで、Pixel端末にアップデートの形で適用できます。あくまで開発者向けですが、いち早く試してみたい方は登録してみるのもいいでしょう。
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Android Qの新機能
Android Qでも様々な新機能があります。プライバシーやセキュリティ関係も強化されており、例えばアプリが現在地情報を利用する際のユーザー側でのコントロールがより細かくなります。
最近いくつか発表されたような、折りたたみ型の端末もOSでサポートされるようになります。
アプリ内から直接システムの設定変更パネルを呼び出すことができるようになります。これでアプリから比較的簡単にWi-Fiのオンオフや機内モードの切り替えができるようになりそうです。
また、ここまでのスクリーンショットもそうですが、すでにBeta1にした人からの情報によると、スクリーンショットの角が丸く切り取られているようです。
Android Q Beta
Android Q Betaは、「Pixel用Androidベータプログラム」に登録することで利用可能となります。対象端末は以下の6機種です。
- Pixel
- Pixel XL
- Pixel 2
- Pixel 2 XL
- Pixel 3
- Pixel 3 XL
これらの機種を利用していれば、Pixel用Androidベータプログラムのページに利用可能な端末として表示されます。
以前にAndroid P ベータプログラムに登録していた場合でも、Android Q Betaを受け取るには再登録が必要となります。また、このプログラムはいつでも登録の解除が可能で、必要に応じて動作が安定している正式版のAndroidに戻すことができます。(ただしその際はデータが初期化されます。)
Android Q Betaは3月13日(現地時間)にBeta1が公開され、今後3~6回のアップデートが配信される予定です。
- Beta 1 (initial release, beta)
- Beta 2 (incremental update, beta)
- Beta 3 (incremental update, beta)
- Beta 4 (final APIs and official SDK, Play publishing, beta)
- Beta 5 (release candidate for testing)
- Beta 6 (release candidate for final testing)
- Final release to AOSP and ecosystem