OREFOLDER

電子マネーを使い始めて1年、案外すんなりと財布なし生活が馴染んでる

ちょうど1年前、電子マネーをもう少し使ってみようと思い始めて使い始めました。すっかり脱現金!というわけではありませんが、現金を使う機会も財布を持ち歩くことも少なくなりました。

この1年で私の生活がどう変わったのか、電子マネーの世界で何が起きたのか、振り返ってみます。思うままに書いたので、あまりまとまってません。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

出番が少なくなった財布、でも完全には手放せない

電子マネーを使い始めて、確実に現金の出番は減りました。個人個人の生活範囲にもよるとは思いますが、私が普段行くお店(主にコンビニとドラッグストア)は電子マネーに対応しているので、それらのお店に買い物に行くだけのときは財布を持ち歩かなくなりました。

いくら使ったかは常に把握する必要はない

私はわりとアバウトな性格なので、いくら使ったのか、自分の預金がいくら残っているのか等は、普段は気にしません。気になった時に調べてわかるならそれでいいと思っています。

電子マネーに反対派でよく聞く言葉の1つに「電子マネーだと、お金を使った気がしないし、どれだけ使ったのか残っているのか把握が難しくなる」というものがあります。

たしかにその辺りは意識しなくなっていきます。でも調べようと思えば調べられますし、普段の生活をしていればそれほど使いすぎることもないと思います。プリペイ方式のものを使えば、月初めに3万円チャージして、それ以上は使わない、というやり方もできます。

財布の中にお金があるとあるだけ使ってしまう、というタイプの人は、常に残り残高が目に見える現金のほうがいいでしょうね。使いすぎてしまいそうで怖い、と言ってる人はたぶんそういうタイプなんだろうと思います。

電子マネーが使えない場面もある

電子マネーが使えず、財布が必要な場面というのもまだあります。そもそもまったく電子マネーに対応していない場合もありますし、自分の使っている電子マネーに対応していない場合もあります。電子マネーの種類、やっぱり多いですよね。(◯◯Payというバーコード決済系を除いても。)

私はメインで楽天Edyを使っています。ポイント還元率などを考えれば、もっと最適な組み合わせもあるかもしれませんが、あまり細かいことは気にしません。クレジットカードで楽天カードを使っていたり、楽天モバイルも使っているので、その一環です。楽天経済圏ですね。

Edyは多くの場所で使えます。が、私のよく行くセルフのガソリンスタンドがEdyに対応しておらず、iDのみだったりしました。ただこれも2019年夏くらいにはEdy対応してくれるようなので、また1つ便利になります。

普段の生活圏内、すぐに家に帰れるような距離だと財布を持ち歩かなくてもなんとかなります。ただ少し遠いところへお出かけとなると、やはり何があるかわからないので財布を持ち歩くことになります。まぁ大抵は荷物の奥深くに仕舞ったままになりますけど。

財布は現金だけじゃない

現金は使わなくても、財布にはほかにもいろいろ入っていたりします。ポイントカードなどはGoogle Payに集約できたりもしますが、名刺や免許証を入れている人も多いのではないでしょうか。不意に職質されたり何らかで身分証明が必要な時にスマホだけで歩いてると詰むかもなー、とは時々思います。まぁ職質されたことないですけど。…ないですよ?

最近のスマホはロック画面に自分の情報を表示して、落とした時に拾った人向けのメッセージを出したり、緊急時の連絡先を表示するようなものがあったような気がします。(設定してませんけど。)これがあれば、街中で急に倒れたとしても、一応自分がどこの誰かわかってもらえるかな、と期待しています。また、身分証明についても、将来的にスマホ表示できるものが検討されているような話を聞いた覚えがあるので、それに期待したいところです。

これらが整備されれば、その頃には本当に財布を持ち歩かなくてもどうとでもなる社会になっているんじゃないでしょうか。

EdyとiD

先にも書いたとおり、私のメインの電子マネーはEdyです。使い始めたときにも書きましたが、コンビニで「Edyでお願いします」というとけっこうな確率でiDと間違われます。

ここ10年くらいでコンビニの店員さんも外国人の方が増えたのですが、どうも私の「Edy」という発音が「iD」に聞こえるようです。楽天Edyと言うと、楽天Payと間違われます。これはもう諦めました。

機種変更のときはちょっと面倒

この1年間で、メインのスマホを変更しました。この時に電子マネーも機種変更をするのですが、使っている電子マネーが多いとそれなりに面倒です。

基本的には1つ1つのアプリで一度サービス上にチャージ金を預ける新スマホでアプリ内からチャージ金を受け取るという作業が必要です。(プリペイ式の)電子マネーの残高はアカウント上にあるのではなく端末に宿ってるのでそういった操作が面倒といえば面倒です。

読み取り機の形は様々

普段ローソンで使っているのですが、これの読み取りはなかなか遅いですね。たまにファミリーマートで使うとその速さに感動します。

また、普段行くドラッグストアでも電子マネーに対応しているのですが、こちらは自分で種類を選ぶタイプです。これが、読み取り部分がどこにあるのかイマイチわかりにくく、カードの読み取りっぽいのは見えるのですが、おサイフケータイに対応しているのかパッと見ではわかりませんでした。店員さんに聞いてみると、ディスプレイ表示されている部分が読み取りになっているので、そこに置けばいい、と。聞くのは一時の恥、というやつですな。

ちなみに、電子マネーの話になると「読み取り機の方で自動的にどの電子マネーか判別してくれればいいのに」という声もよく聞きます。まぁカード型ならいいのですが、スマホだと1台の中に何種類もの電子マネーが存在できます。読み取り機もスマホもどちらも複数に対応、どれを使うかは利用者の頭の中、その状態で「自動的に判別」というのはちょっと無理があります。AIが発達して、今いる店を自動的に把握して普段使う電子マネーを自動的に選んでくれて…という未来はあるかもしれませんけどね。

Android PayからGoogle Payへ

1年前に使い始めたときはAndroid Payだったのですが、2月にGoogle Payへと改称され、アプリ画面もちょっと変わりました。

基本的な機能は変わっていないのですが、この1年間で使える電子マネーも少し増えました。現在ではSuica、nanaco、Edy、waon、QuicPayの5つに拡大しています。

Google Payから直接チャージできますし、SuicaはGoogle Pay経由であれば年会費の必要もない(一部機能はちゃんと年会費を払ってモバイルSuicaアプリでないと駄目です)ので、電子マネーを使っている場合は入れておいて損はないでしょう。

Google Payのキャンペーン

Google Payではいくつかのキャンペーンを行っていますが、2018年5月から始まった「ピッで当てよう」は話題となりました。これは1日5回までGoogle Payを使うたびに抽選権がもらえ、Google Playクレジットなどが当たるというものです。

これがまたよく当たると評判で、最初は11月23日までだったのが12月31日までに延長されました。

正確な金額はわからないのですが、12月1日時点では合計3750円でした。そして期間終了も差し迫った頃に最高額である5,000円分が当たりました!これは自慢です。結局、合計で1万円弱分くらいは当たったのだと思います。

Google Playクレジットなので使えるものも限られていますが、これで購入した「少女終末旅行」のサウンドトラックは作業用BGMとしてかなり活躍しています。

QRコード決済の乱立は静観

2018年はPayPay祭りを始めとして、各種◯◯Payが乱立しました。このあたりは確かにキャッシュレスなのですが、毎回毎回スマホでアプリを起動させてそれを読み込ませて…と現金に比べても面倒なので利用していません。まぁ使ったことがないのであまり多くは語りませんが。

使っている人の多くもポイント還元を狙ってのことだと思います。自分は細かいポイントは気にしないタイプなのでFeliCaでのおサイフケータイ機能以外の、こうした余計に手間がかかる決済は使うことはないと思います。

世界的に話題になっているからってわざわざ面倒だったり劣っているものに合わせていって、元からあるもっと便利なものが蔑ろにされる(もしくは話題的に無視される)って、なんか日本ではよくある気がします。具体例は思い浮かばないのでなんとなくですけど。

まとめ:電子マネーにして良かった

この1年間を振り返っても、電子マネー主体にしたのは後悔ありません。正解だったと思います。面倒だったりデメリットと感じたのはコンビニでEdyとiDを間違われるときくらいです。どちらも入れておけばこれも防げますけどね。

それよりも、財布の残金やお釣りの計算、小銭の枚数など気にしないでスマホをかざすだけでOKというのが楽です。工数的に楽というよりも、面倒なことを考えなくていい、というのが大きいです。現金で使っているときには感じなかった面倒さが実はあったんだ、と感じます。

ただ、だからといってすべての人が電子マネーを使うべきとも思いません。財布にあるだけ使ってしまう人など、やはり現金として目に見えるほうが残りを意識できる人もいるでしょう。

電子マネーは「怖い」と感じる人も多いでしょう。私もそうでした。「怖い」の中身は様々ですが、まぁ一度使ってみないとわからないことも多いです。まずは一度使ってみて、自分に合う合わないを確かめてみるのもいいんじゃないでしょうか。

モバイルバージョンを終了