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少し詳しくなった気になれるスマートフォンのスペックの見かた

みなさん新しいスマートフォンに買い換えようという時、もちろんデザインなども見ると思いますが、基本的にはそのスマホのスペック(性能)が気になると思います。

しかし、スペック一覧を見ても難しい言葉やよくわからない数字ばかりで結局何が違うのかわからない人もいると思います。
今回はスペックシートの見方を解説していこうと思います。

今回は参考としてXperia XZ2 SO-03Kのスペックを見ていこうと思います。

OS Android 8.0
CPU Qualcomm SDM845
RAM 4GB
ストレージ 64GB
外部メモリ microSDXC (最大400GBまで)
ディスプレイ トリルミナスディスプレイ® for mobile 5.7インチ 1080×2160 (Full HD+)
カメラ 背面:1920万画素 F2.0 前面:500万画素 F2.0
バッテリー 3060mAh
サイズ 約153 × 72 × 11 mm
重量 約198g
対応バンド 1/3/19/21/28/42
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ディスプレイ

「トリルミナスディスプレイ® for mobile 5.7インチ 1080×2160 (Full HD+)」
と記載があります。最初の「トリルミナスディスプレイ® for mobile」とあります。各社が独自に綺麗に見られるようにと独自技術を使っており、これはソニーの技術の名前です。要は液晶ということです。

ディスプレイの項目で重要なのは最後の「1080×2160 (Full HD+)」という項目です。

これは解像度と言い、この値が大きいほど画面の繊細さが高くなります。また、主要な値ごとに通称名が付けられており、スマートフォン関連では以下のようなものがあります。

通称 解像度 アスペクト比 備考
HVGA 480×320 3:2 iPhone 3GS、HT-03Aなど
HD 1280×720 16:9 Xperia GX、Xperia XZ1 Compactなど
FHD(フルHD) 1920×1080 16:9 Xperia Z、Xperia XZ1など
WQHD (Wide Quad-HD) 2560×1440 16:9 AQUOS R、HTC U11など

最近主流なのはHDやフルHDですが、端末によってはWQHD(フルHDの1.8倍)などの機種が出ています。フルHDが18:9の縦長になったFHD+(2160×1080)というものもあります。

この解像度ですが、先程話した通り値が大きいほど画面の繊細さが高くなるのであれば、値が大きい方が良いと思うかと思いますが、必ずしもそうではありません。

解像度が高くなると繊細さと共にバッテリーの消費量も大きくなります。HDよりもフルHD、フルHDよりもWQHDの方が電池消費量が大きくなります。

また、フルHDを越える解像度の場合には見た目で大きく繊細さがわかりづらいという点もあります。
人間の目で識別できる繊細さをスマホサイズではフルHDの時点で既に越えてしまっているためです。

HDとフルHDでははっきりと画質の差がわかると思いますがフルHDとWQHDでははっきりとわからないかもしれません。

CPU

CPUというのはスマートフォンの頭脳のようなものです。
性能が高いほど、重たいゲームなどでも快適に使うことができますが、その分電池も消費します。

ひと昔前は、ミドルレンジのCPUでは動作の遅さが結構気になりましたが、今では全然気にならなくなっています(あくまで個人的な印象です。)

実際以前のフラッグシップCPUが今ではミドルレンジと同等のスペックになっていたりします。

現行で多くの製品に使用されているSnapgragonのCPUでは、4xxがエントリー、6xxがミドルレンジ、8xxがハイエンドとなっています。

Snapgragon 4xx エントリー ZenFone Max (M1)(Snapdragon430)など
Snapgragon 6xx ミドルレンジ ZenFone 5(Snapdragon636)など
Snapgragon 8xx ハイエンド ZenFone 5Z(Snapdragon845)など

3D描写などが多いゲームを多用するという場合であればハイエンドの方がいいと思いますが、ウェブやネット通販、SNSなどの使用ではミドルレンジでも不自由することはないと思います。

なお、ここの項目はより正確にはCPUではなくSoC(System-on-a-chip)といいます。SoCはCPUだけでなくグラフィック関係のGPUなども含めたチップセットです。ただスマホ関係のスペック表ではCPUともSoCとも表記されることがあり、どちらもほぼ同じ意味で使われています。通ぶりたいときはSoCと呼びましょう。

RAM(メモリ)

RAMというのは簡単に言えば作業スペースです。
RAMが多ければ、広いスペースを使って作業できます。余裕ができるということですね。
そのため、多くのアプリを同時に立ち上げても裏で勝手に終了していたなどのことが少なくなります。

RAMに関しては基本的には多ければ多いほど良いと思っていて大丈夫です。2018年秋現在では、3GBでもいいけどできれば4GB欲しい、6GBなら心配なしといったところです。2GB以下のスマートフォンは動作に引っかかりが出るかもしれません。

ストレージ(ROM)

撮影した写真や動画、音楽などを保存できる容量のことです。最近のスマホであれば32GB、64GB、128GBなどあります。
このサイズが大きければ大きいほど多くのデータの保管が可能です。

また、最近は外部ストレージ(MicroSD)が使用できないスマートフォンもあるため、普段から写真や動画を多く撮る人は、出来るだけ大きいサイズの物を選ぶことをおすすめします。

ここもROMと表記されている場合もありますが、基本的には同じ物と考えて大丈夫です。ただうるさい人もいるのでストレージ、内部ストレージなどを呼ぶほうがいいかもしれません。

対応バンド(周波数)

キャリアから発売されている端末を購入する場合はあまり気にすることは無くても良いと思いますが、SIMフリー端末を購入する場合は注意が必要です。

キャリアの端末は基本的にはそのキャリアで使用することを前提に考えられているため、対応バンドもキャリアに合わせて設定されています。
しかし、SIMフリー端末ではキャリアが特定されていないため、買ったのに全然通信できないという場合や、以前より電波のつながりが悪くなったなどの問題が発生する場合があります。

最近では格安SIM会社が主要なSIMフリー端末の対応表などを出している場合が多いので、確認をすることをおススメします。

カメラ

カメラのスペックを見ると、画素数やF2.xなどの記載があります。

画素数というのは、その画像をいくつの画素(ピクセル)で構成しているのかということです。横1920ピクセル×縦1080ピクセルの写真は1920×1080=2073600なので200万画素ということになります。

また、実際に撮影するときには何万画素で記録するのか設定で選べます。(右図)

画素数が高い=画質が良いと思いがちですが、今ではあまり画素数だけではカメラの綺麗さを判断するのは難しくなっています。
画素数が低い機種のほうが、画像処理の違いによって写真自体は綺麗ということもあります。

次にF2.xという値です。これはF値といい、値が小さいほどより多くの光を取り込むことが出来ます。つまり明るい写真が撮れます。

カメラに関しては、正直スペックの文字だけではどれが良いのかがハッキリわからない所です。
気になる場合は、作例などを載せているサイトで確認してみるのも良いと思います。

まとめ

今までなんとなく前も使っていたメーカーを選んでいた、店員に勧められるままの機種を買っていたという人も少なくないと思いますが、スペックの記載内容がわかると、本当に自分に必要なスマートフォンを選ぶことが出来るかもしれません。

正直他にも色々と記載がありますが、その中でも重要になるところを記載してみました。
次のスマホを選ぶ際に、書いてある内容を気にしながら見てみるのも良いと思います。

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